カテゴリー「映画」の274件の記事

2008/11/30

SAW5

核心に迫ったかと思いきや謎は深まるばかり。今回も深層が次々と現れては・・・。

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毎年冬の恒例になりつつあるSAWシリーズ最新作をみてきました。1の時の衝撃をいまだに忘れられず、本当の終わりを知りたくて足を運んでしまいます。

シリーズ作として5作目。そしてこの作品の特徴も言える前作までの事件を違う視点から描き、世界を掘り下げていく展開もこれまで通り。なので、絶対に前作までのシリーズを見ていないと楽しめません。特に今回新しい事件というよりも、前作までの掘り下げと前作以前の過去(?)を描いています。

しょっぱなの被害者は両手足を鎖で縛られて、首もろくに動かせない状態から、ゲームの始まりを告げられる。ジグソウ曰く、「助かりたければ、自らの両手をつぶす」。出来なければ60秒後にはギロチンにより体は真っ二つ。

被害者は助かりたいがために、自ら両手をつぶすが、、、ギロチンは止まらず・・・。ジグソウのゲームのルールは絶対であるはずなのに・・・!?この事件もまた大きな仕組みの一つとして組み込まれていくのですが、それは見て確かめてください。

今回の作品は4までの話を多角的に描いて、時間軸もかなり錯綜していて、今はどういう状況なのか把握するのに必死でした。それでも絶対に目が離せない。ジグソウはどこにいるのか。ゲームの中に組み込まれているかの如く必死になってしまいます。


そして終わりは絶対に次回作につながるであろう終わり方をしているので、また楽しみが続きます

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2008/08/24

ハンコック

出だしはどうなることかと不安を覚える出来なのですが、ラストがすごくいい。とてもいい。

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(物語の核心に触れる部分あり。映画未見の方は以下はご遠慮ください。)
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主演はウィル・スミス。おそらく本物のスーパースター。そのスーパースターがスーパーヒーローを演じる。

冒頭から派手なアクションが展開。ハイウェイでのカーチェイス。犯人は傍若無人に銃を撃ちまくる。緊迫のシーンの連続。

そこに主人公のハンコックは正義感に駆られて立ち向かう・・・のではなく、飲んだくれてベンチでダウン。見知らぬ子供に急かされて、半分いやいやながらも犯人逮捕に乗り出すのだが、そのスーパーパワーの制御の方法を知らぬのか、アルコールに浸りきっているためか、街中を破壊しながら悪人と立ち向かうのだ。

いつの世もスーパーヒーローの活躍と共に街は破壊されてきていますが、本作ではそこら辺の現実的にシビアに描かれている。壊されたほうはたまったものじゃありません。スーパーヒーローの活躍を差し置いても迷惑だという気持ちが抑えられない市民。かつ主人公ハンコックの性格が災いして、せっかくの活躍も市民から賛同は得られず。あまつさえ、クズと罵られる始末。

そうスーパーヒーローは決して街の人からは歓迎されていないのです。

そこで出会うのがPRの仕事をしている一人の男性。命を救われたお礼にと自己PRの方法を伝授して、彼を街の嫌われ者からスーパーヒーローにしようと画策をする。家族との幸せなひと時を一緒に凄く男性と主人公。そこにいる一人の女性がこの映画のキーとなるのですが、まさかという展開に衝撃を受けました。

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前半はハンコックのダメダメぶりをとにかく見せ付ける。自己反省から街のヒーローになってチャンチャンとかと思っていたのですが、ヒロインの登場で思わぬ方向への展開に驚かされました。

ラストの死に掛けているハンコックに事実を伝えるヒロインの真摯な姿に胸打たれました。正直前半はどうでも良いのですが(^^;、このシーンは見所です。

死に瀕している主人公とヒロイン。なぜか復活した主人公(^^;が、必死で離れていく姿にもまた胸打たれる。本当にこのエピソードだけで十分なんじゃないかと思うくらいにいいシーンです。

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2008/08/16

ハムナプトラ3

非常にテンポの良さにあっという間に2時間が過ぎた。ぽんぽんと進んで後に残ったのは楽しい気持ちだけ。

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前作の公開は2001年なので、7年前も前になるんですね。ついこないだ見たばかりのような印象だったので、ちょっと驚きでした。確かに前作のストーリーとかどんなものだったか思い出せないのですが(^^;。

今回の主人公もブレイダン・フレイザー。顔の大きさがとても印象的。笑顔がハンサムじゃない素敵さがあって好印象。

その主人公の奥様役にはマリア・ベロ。ハードなアクションをこなす体力とセクシー路線もかねそろえていて、こういう映画にはぴったりなのです。

そして今回の目玉としても売り出せるんじゃないかというくらい印象的だったのが息子役として登場したルーク・フォード。役柄のためでしょうが、髪型が非常に古臭いものでしたが、それがとても似合っていました。家族との見せ場も恋人との見せ場など、映画の盛り上げどころでいい演技してました。

そして今回の主人公の敵役として登場するのがジェット・リー。貫禄もアクションシーンの出来栄えもやっぱりピカイチ。素敵です。

映画の冒頭は古代中国を舞台にした、皇帝の話から。一気に中国制覇をもくろむ皇帝。時間の足りなさを嘆くところから不老不死を目指すも、図らず呪いを掛けられてしまうところから物語が始まる。

一方主人公たちは現役を引退して、満足のいく生活水準を得られながらもどこか退屈をしている雰囲気。冒険に出たくて出たくてうずうずしている模様。そこに持ちかけられるのは香港への宝運びの依頼。待ってましたとばかりに出向く。

主人公たちの息子も安穏とした大学生活を送るのではなく、発掘作業に明け暮れ、そして皇帝の墓へたどり着く。ここから皇帝復活の陰謀が大きく動き出すのです。

中国・香港を舞台に繰り広げられるアクションは見所満載。市中で行われるのは派手さ満載のカーアクション。爆竹など派手に使った火力の見せ方が上手い。たいしたアクションではないのですが(^^;、いい感じでみせられました。

また特殊効果もこの映画の一番の見せ所なので忘れてはいけません。皇帝vs反皇帝群との軍団シーンはきっとすごい時間と労力がかかっているんだろうなと観客をうならせるスケールです。

個人的には雪の山中で登場したイエティがとても印象的。凄いスケールよりもなにか充実感のある出来栄えにワクワクしてしまいました。

夏休み映画として家族と是非楽しんでもらいたい一作です。

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2008/06/09

ザ・マジックアワー

ダントツに面白い。2時間という時間、まさに夢を見ているようなワクワク感に包まれました。

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監督は三谷幸喜。出演人は豪華絢爛。佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、西田敏行、綾瀬はるか、そのほか脇役にも目を見張るばかり。

映画のような街中で、繰り広げられる映画のような物語。街を支配するボスに西田敏行。その愛人に深津絵里。その愛人と恋仲になり、ボスから命を狙われる羽目になるのが妻夫木聡。命を田受けてもらうために、伝説の殺し屋を探すことになるのだが、そう簡単に伝説の殺し屋は見つからない。なので、役者に殺し屋を演じて難を逃れることに。その白羽の矢が立ったのが三流役者の佐藤浩市。ギャング映画に憧れて、夢の世界へ飛び込んだもののなかなかチャンスに恵まれずうだうだとしていた時に手にしたギャング役。この意気込みが、この映画の味噌となるのです。

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以下はネタバレではありませんが、映画を見てからのお楽しとしてください。

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笑いどころは満載なのですが、まずはやっぱり佐藤浩市のギャング役についてでしょう。憧れの役どころということもあり、力の入れようがまた面白い。完全に映画の世界の住人として生活を送っているので、日常生活でもそのスター生活の様もまた面白い。

役者本人には撮影だと偽っているが、でもそううまくはいかない。時々ぼろが出そうになるが、どうにかこうにか乗り切っていくところなんて、見ているこちらがどきどきしっぱなし。どうなるんだろうと見せてくれます。

殺し屋としてヤクザ事務所に出向くところなどはまさに秀逸。撮影だと思っている佐藤浩市。撮影ならば不思議は無いのかもしれませんが、普通に見たらかなり普通ではない様子。殺し屋だと名乗る場面など思い出しても笑えてきます。


人の出入りも結構いいし、映画館の人の笑いも結構あり、DVDでみるのも良いかもしれませんが、ぜひ先に映画館に足を運んでみてもらいたい作品なのです。

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2008/04/27

紀元前1万年

紀元前1万年をじっくりと堪能する。その世界を楽しむ映画だ。

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漠然と1万年前っていわれてもどういう時代だったのか。まったく歴史観のない自分にとっては想像すらできないのですが、この映画を見ていると随分と発達しているように感じられました。

行動様式はその文明にもよるのでしょうが、とにかく社会がすでに成り立っているのが不思議でなりませんでした。個人行動よりも集団行動を主とするように描かれている。

主人公たちがいたところは北のほうなのだろうか。時に雪の世界に閉ざされる。村には一人の巫女がいるのですが、結構表情が怖い(^^;。ストーリーの途中にその能力の凄さが見せられるのですが、出てくるたびにびくってなっていたのは私だけ(^^;。

村人は狩人として生活の糧を得ているよう。一番のイベントはやはりマンモス狩りだろうか。マンモス群の中から狙いを定め、集団的に行動をする村人たち。見事に射止めた一人の男性には白い槍が贈られて、村を導く者と定められるのだが・・・。

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村に伝わる伝説。四本脚の悪魔が訪れる時が村の最後の時。その悪魔が訪れた時村は一夜にして全滅に近い被害を受ける。大多数の村人たちが生け捕りにされ、連れ去られてしまったのだ。

生き残った村人たちは数人の勇者を選んで、救出に向かう。ここからが長い長い旅の始まりとなる。

捕らわれた村人たちの後を追って山を越えてみればそこは荒野であったり、砂漠地帯であったり、熱帯雨林だったりする。その変わり様が唐突過ぎていったい主人公たちの旅路はどこにいるんだろうかと行方知れずになってましたが(^^;、今と比べての常識は通じないものだと思いましょうか。

旅の途中で出会う部族たち。主人公を救世主とみなし、次々と仲間に加わっていく。このあたりも集団生活が完全に身についているものばかりだったのが印象的。

クライマックスには、敵の陣営にたどり着く主人公たち。そこで見たものは巨大建造物であるピラミッドの建造現場。そこに捕らえられている多数の奴隷たち。少ない仲間たちにとって勝機は奴隷たちが奮起するかどうか。

クライマックスの決戦は見所です。

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NEXT

2分先の未来がわかる。それは見た時点での未来。

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主演はニコラス・ケイジ、ジュリアン・ムーア、ジェシカ・ビールなどなど。

ニコラス・ケイジはマジシャンっぽく(?)長髪にしていたのが印象的。ジェシカ・ビールは2分先の未来しかわからない主人公にとっても運命として出会うヒロインを演じる。この方の映画は何作かは見ているはずなのですが、この作品は随分とかわいく印象に強く残りました。

主人公の能力について。それは2分先の未来が見えること。羨ましい限りだが、そういう特殊能力を持って生まれての苦労からか、主人公はその能力を上手に隠しながら生きている。

二流のマジシャンを演じながら、時にカジノで小額の勝ちを得る。そのカジノでの活躍が元でカジノ側とFBIに目をつけられることになる。

特殊能力を使いたがらない主人公にFBIは事件の解決を強要する。それは核爆弾を発見し、爆発を阻止すること。

また同時に主人公は8時9分に食堂で出会う運命にある女性をずっと待ち続けていた。その喜びの出会いの矢先に巻き込まれた事件との絡みが上手に展開されていく。

主人公の2分先が見通せる能力の映像化がとても上手でした。デジャブのように見せる時もあれば、夢落ちのように今の待ったと唐突に時間軸が巻き戻ることも。未来を見通せるとどういうことなのか。想像しかできないから、色々なパターンで描かれていて、それが観客の想像力の手助けをしているかのようでした。

核爆弾を盗んだというテロリスト集団は、なんだかそこら辺のゴロツキにしか描かれていなかったのが少々残念。ボスが誰なのかも良くわからないし、みんな雑魚キャラっぽく凄く中途半端でした。


後半シーンで描かれていた主人公がいくつ物選択肢を選んでいる様が描かれていたのですが、この映画ではどれかひとつは必ず正解があるように描かれていましたね。どれもこれも選びたいとは思えない選択肢しか残されていない時、どうすればよいんでしょうか。こういう能力を持ったつもりになって悩むのもまた一興かもしれません。

2分先の未来も、その時見た2分後の世界でしかないのですから。

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2008/03/23

マイ・ブルーベリー・ナイツ

食べ物と恋愛って相性がいいものなのでしょうか。

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主演はとてもゴージャス。主演はノラ・ジョーンズにジュード・ロウ。こんな美男・美女だったらどんな恋愛模様が描かれるのかと期待が高まる。

物語の起こりはノラ・ジョーンズ演じるエリザベスの失恋から始まる。カフェのオーナーであるジュート・ロウは毎日を忙しく過ごす。そこにノラ・ジョーンズが訪れるのだ。

失恋によって自暴自棄に振舞う彼女に優しく接するジュード・ロウ。そこに差し出されたのはいつも売れ残るというブルーベリー・パイ。アイスをのせて食べる姿は思わず食指を動かされる。

そのまま恋愛物語へと展開しても十分に楽しめそうなのだが、主人公エリザベスは元彼氏の家を見上げて失恋から立ち直るたびへと旅立つ。このあとジュード・ロウの出番は最後までないのが、残念。

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物語としてはあまり盛り上がる展開もなく、結構淡々と進んでいく。しかし監督ウォン・カーウァイらしい時々スローモーションにとしてシーンが、全体的に格好よさを

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カフェで寝込んでしまうノラ・ジョーンズの唇についたアイスクリームをキスで拭うジュード・ロウ。すんごいカッコいいのだが、唇についたのがアイスだったんですけれど、これがブルーベリーだとやっぱりエロ過ぎだったのか。個人的に凄く気になってしまいました(^^;。

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2008/03/16

ノーカントリー

いやはや。2時間ずっと刹那の連続。緊張感をここまで強いられるとは。休まる時はありません。

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強く印象に残るのは圧縮空気での殺人と、主人公の髪型(^^;。圧倒的な存在感を示してますね>髪型。

冒頭から殺し屋アントン・シガー(ハビエル・バンデム)の殺戮シーンに戦慄させられる。無言で予告なしで頭に妙なものを突きつける。その次の瞬間、ターゲットの頭には穴があいちゃってるんです。しゅこっといった妙な音とともにです。

いや、この圧縮空気の武器には最初から最後までびくつかさせられましたよ。銃撃シーンみたいに発砲音がすれば、攻撃しているという認識にいたりますが、この武器に関してはそれがないので、何が起こったかわからない。けれども殺傷能力は強いのが特徴。部屋への進入シーンでも、活躍をしていますが、静かな夜なのに回りへの配慮もなしにばしばし使うシーンは、無言の圧力を感じずに入られません。

物語はテキサスの砂漠にて偶然死体の山を発見した主人公とそれを追う保安官と殺し屋を中心に描いていく。

保安官のシーンはどちらかというと語りの部分が多く、映画の中ですこし安らぎを覚えるようなものが多いようでした。

しかし逃げる主人公と殺し屋のシーンはとことんスリリングな展開ばかり。金を隠しながら、逃げ惑う主人公。冷酷に執拗におう殺し屋。探すためのシーンが極端に少なく、主人公の逃げる先にしっかりとついてくる殺し屋という展開が広がる。それがいい意味で間を詰められている。

映画では麻薬の持ち主や200万ドルといった金額に対しての説明は一切ない。そういった説明部分はほとんどを省いて、とにかく追うものと追われるものの立場を中心に描かれている。

それがとにかく緊張を強いられ、面白さへと繋がっている。

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2008/02/03

アメリカン・ギャングスター

真正面からハードボイルドなのです。

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主演はデンゼル・ワシントンにラッセル・クロウ。二人とも成熟しきった役者さん。この二人の共演というだけで見ないわけには行きません。何が何でも観るべきなのです。

物語は実在したギャングと麻薬捜査官の対決を描く。

ニューヨークを牛耳っていたマフィアのボス。時代の変化を憎みながら、最後の時を迎える。そのマフィアに長年使えてきたのがデンゼル・ワシントン演じるフランク・ルーカス。

今までにない麻薬取引のルートを個人で開拓。新しい時代を切り開く。

もう一方のラッセル・クロウ演じるのは絶対に賄賂を受け取らない警察官リッチー・ロバーツ。警察組織の腐敗という側面を上手に描きながら、その中に決然と活躍する捜査官が描かれている。

暗黒外の側面として、麻薬によって成功を手に入れた主人公。そしてその恩恵に預かるファミリー。街への信頼も勝ち取っていく。

警察組織の側面として、安心を得るために賄賂を要求する捜査官。時には悪人よりも悪人に見える。

この二つの世界を交互に描きながら、物語は進んでいく。どちらか一方を取り上げただけでも十二分に面白い。そして二つを交互に描くがゆえに物語が切立っていく面白さがある。

麻薬王と麻薬捜査官。そうなるとどうしても追って追われるという流れを想像してしまいがちだが、二人が対面することはない。立場の違う二人。裏と表。その二人が交じり合うのはラスト。

対面の瞬間は忘れがたいシーンになりそうです。

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2008/01/27

スウィーニー・トッド

危険。デンジャラス。エンターテイメント指向ながら、生々しい殺戮。でも殺伐とはしていない。不思議な世界観。

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主人公のスウィーニー・トッド演じるのはジョニー・ディップ。個性派俳優が超個性キャラクターを演じる。

監督はティム・バートン。またしても独特の世界を提供する手腕には脱帽です。

物語は19世紀のイギリスはロンドン。幸せな家庭を今まさに築かんとしている主人公夫婦。しかし妻の美しさに目を奪われた悪人判事の陰謀により、それはもろくも崩れ去る。時は流れて、主人公が再び町に戻ってきたところでこの復讐の物語は始まる。

世界は暗黒に包まれている。日光が射すことはないのではないのではと思わせる暗さである。世界が復讐的な気持ちに染まっているのか、主人公の復讐で染まった気持ちがそう見せているのか。

物語の主軸である髭剃りのシーンには魅せられてしまいます。観客の怖いもの見たさの好奇心をこれでもかと煽ります。首筋に当てられた剃刀。鋭く光を放つ剃刀。一瞬先には喉元から鈍い光の血潮が噴出している。それだけのシーンにどうしても目が離せない。不思議で魅力的なシーンです。

また主人公の殺戮の残骸である死体の処理方法にはかなり来ました。フィクションだと判ってはいても、実際に映像化されたそれを見るとかなりキますね。

私が観た時には結構観客に女性がいたのですが、かなり引いてました(^^;。そんじょそこらのホラー映画よりも恐怖感はあります。

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2008/01/20

シルク

まだまだ世界の距離が遠い時代。遠距離恋愛。浮気。そういう言葉も浮かび上がれば激しい情愛も頭をよぎる。しかし物語はとても静か。静謐。じっくりとラストまで味わい深い物語。

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フランスのとある町で幸せをはぐくむ二人。そこに町絹糸産業の要である蚕が疫病により全滅の危機に瀕する。健康な蚕の卵を求めて主人公はアフリカや中東をめぐり、極東の日本まで足を運ぶ。

主人公の弾性を演じるのはマイケル・ピット。その妻演じるのはキーラ・ナイトレイ。二人とも端正なマスクによってヨーロッパの貴族風のイメージがぴったり。日本の出演者としては役所広司、芦名星、中谷美紀などなど。

映画の主軸はヨーロッパと日本を行き来する主人公の表情の変化に注目。

家に帰れば愛する妻との生活に十分に満足する日々。妻の夢である百合の庭園造りのために土地を購入する主人公。しかしその心の片隅に常に付きまとう日本の女性。

恋と呼べるほどの激情は見て取れない。でも遥か彼方の日本への旅を待ったく厭わない主人公。この辺りの心情描画が絶妙です。

一歩間違えば、どろどろとした恋愛映画にもなるし、荒唐無稽な恋愛映画にも成り下がってしまう。このつかず離れず、決しておぼれることなく胸のうちに秘めながらも、悶々とする様子もない。不思議な空気をかもし出しているのが、とても見ていて楽しかった。

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主人公が妻を亡くし、真実を知ったラスト。一人庭園に佇む姿。不思議なほど寂しさがなかった。そう見えたのは私だけでしょうか。

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2008/01/14

earth

月並みですが、大自然の偉大さとすばらしさを改めて実感させられる映画なのです。

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冒頭はホッキョクグマの目覚めから。冬眠から目覚めて巣穴から顔を出す母熊。その後に続くのは小熊二頭なり。真っ白な荒野を母熊と小熊がのんびりと行く。それだけでも十分に絵になっている。

映画は北から南へと流れていく。続いて登場するのが北の大地を移動するトナカイの群れとそれを狙う狼。群れで上手に逃げ惑うトナカイ。そこから一頭はぐれてしまう子供。追いかける狼。逃げるトナカイ。追う狼。手に汗握る攻防も自然界の厳しさを映しています。

その後も南下を続けて赤道付近。砂漠地帯の光景はは雄大さよりも何もない恐怖のような印象を受けるようなつくり。うって変わって次は熱帯雨林の濃い緑の様子。様々な動物や昆虫のうごめきが伝わってくる。

空の世界はアネハヅルの視点から描く。ヒマラヤ山脈の越冬シーン。昼間のあっためられた空気にのって一気に山頂を越えていく様が映し出されている。

海の世界はザトウクジラの視点から眺めていく。熱帯の海で子育てを終えた親子は南極へと向かう。その過程で見る海の生態。イルカの集団での漁であったり、ホオジロザメの狩の姿など目が放せません。

映画の中でとても印象的なのが、風景の移り変わりをとても上手に使っていること。日本でも式がありますが、それ以上に自然の移ろいを強く感じさせられます。地球の自然の凄さをまざまざと見せ付けられます。

そして指揮は一巡して、物語は再びホッキョクグマへと舞い戻る。

動物のありのままの姿を映し、自然の在り方を写す。

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2008/01/13

ジェシー・ジェームズの暗殺

暗殺される者と暗殺する者。その立場・対立の変化が絶妙。2時間40分という長丁場ながら、ぴんと張り詰めた緊張感がただよう映画だ。

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暗殺される者、ジェシー・ジェームズ演じるのはブラッド・ピット。もちろん格好の良いことは事実なのですが、本作ではそれ以上の迫力感がたまりません。

そして暗殺する者、ロバート・フォード演じるのはケイシー・アフレック。この俳優はあまり記憶にはないのですが、経歴を見ると何作から見ているはずなのですが。しかしながらこの映画でしっかりと脳裏に焼きつきました。

出だしは今まさに列車強盗を行うために、山篭りをしているブラッド・ピットたちを訪れるケイシー・アフレックの場面から始まる。野党という雰囲気の奴等の中に一人ぼぉとしている奴。それがロバート・フォード。伝説のアウトローであるジェシーに憧れている奴なのです。

このときのジェシー・ジェームズとロバート・フォードの表情をしっかりと記憶しておいてください。後半になるにつれてこの表情が変化していく様。それがこの映画の見所です。

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残念ながら、私はこの映画で描かれているジェシー・ジェームズなる人物の逸話はまったく知らなかったのですが、この映画化に描かれている人物像を見ているととても不思議な印象を受けます。決して回りに慕われるようなことはしていないにも関わらず、人を集める。その魅力が何なのか。気にかかって仕方がありませんでした。

そして生き伝説として語られているジェシー・ジェームズに憧れで仲間入りしたロバート・フォード。この人物の始まりから終わりまでの変化がまた凄い。第一印象はどにかくどこか夢見心地。目の焦点も合っていない。現実を見ていない様。

物語が進むにつれて、この二人のそれぞれの雰囲気。様子。関係。それらのものが序々に変化していく様が興味深い。

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2007/12/23

ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記

正統派冒険アドベンチャー。うるさいことは言わずに楽しみつくしたい映画だ。

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謎が謎を呼んで、次々と出てくる難問を知恵と行動力で解決していく。前作同様手に汗握るアクションが満載ですっきりと2時間を楽しませてくれる。

主演はニコラス・ケイジにダイアン・クルーガー。ディズニーらしく、適度なラブロマンスが、セックスアピール満載のハリウッド映画の中でも逆に好印象。

今回の問題は先祖の汚点を晴らそうというもの。それは突然沸き起こったリンカーン暗殺者として先祖の名前が挙がったところから始まる。その汚名を晴らそうと歴史の謎に挑む主人公。

謎解きには自由の女神に秘められた謎。アメリカ歴代大統領のみが受け継がれる秘密の本の存在。ひとつのキーワードが次のキーワードを示していく。そのたびに一つ一つの謎を解くための知恵に息を呑まされる。

謎を解き明かしていくさまを眺めている。それだけで夢中になってしまいました。

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2007/12/22

アイ・アム・レジェンド

誰もいない。ものすごい孤独感と圧迫感、緊張感漂う映画。

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映画は無人のニューヨークを舞台に、一人孤独に生存していつ主人公ウィル・スミスの生活を描くところから始まる。相棒のサムと一緒にニューヨークで狩をしたり、ゴルフを楽しんだりと、一人きりながら生きるためのすべを尽くしている。

そして夕刻迫る時、家に急いで引き戻り、窓を鉄板でふさぐ。夜になると外では謎のうごめきが聞こえてくる中で眠る主人公。

その夢の中で過去に起こった不幸がフラッシュバックしてくるのですが、この2重の物語がシンクしながら物語の骨格が現れてくるさまがとても面白い。

一人で街中を車で疾走する主人公。レンタルビデオに設置したマネキンに声をかけていく主人公。一人ラジオ放送で生存者に呼びかける主人公。

一人きりの主人公。しかし暗闇を異様に恐れる主人公。相棒のサムが鹿を追いかけてビルの中に飛び込んで救いに行く。その真っ暗闇の中で異様な圧迫感。緊張感。スクリーンの端から伝わってくる異様な感覚でざわざわとしてしまいました。これは名シーンです。

後半になるにつれて謎めいたところも少しずつ明かされてくるにつれて、また絶望的な気分にもさせられる。

そんな中で相棒のサムの死。途方にくれる様に胸打たれます。

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2007/11/27

SAW4

シリーズならではの展開なのですが、ファンならば許せる。いや許したくなる。

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一応前作でゲームマスターであるジグソウは死んだことになっているので、今回このシリーズがどのような展開になるのか興味のあるところでした。

冒頭はいつもの通り、摩訶不思議でいきなりピンチ。有無を言わさずゲームへ突入。そして自虐を乗り越えていかなければ、生は得られないという展開もいつもの通り。

いつもと違うのはゲームマスターであるジグソウの姿が見えないこと。ゲームは確実に始まって、どこかにジグソウの姿があるはずなのですが、それが分からない。

テープに吹き込まれたメッセージ。巧妙に仕組まれたゲーム。全ては暗示であり、答えになっていると分かっていても、どうしても騙されてしまうのは私だけでしょうか。

完全なるゲーム支配者であるジグソウの姿ばかりを追いかけていた1時間30分。それが楽しいのです。

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この展開には賛否両論ありそうですが、基本的にこのシリーズの虜になっている物としてはうれしい限りです。

前作までのおさらいもしたいのですが、3とかは怖くって結局DVDとかで見直しもできていなかったりします(^^;。

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2007/11/05

バイオハザードIII

怖い。怖い。怖いと百万遍言いたくなるくらい怖い。

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バイオハザードの恐怖よりもめちゃくちゃ強いゾンビ達のほうがン百倍も怖い。低級なゾンビはただうようよと漂っているだけですが、今回強化されたゾンビも登場。めちゃくちゃ強いっす。確実に殺されるっす。うなされそうっす。

主人公はミラ・ジョヴォヴィッチ。ハードはアクションをこなす俳優とは思えないくらい相変わらず綺麗な人ですね。

世界がウイルス汚染により、地上は全て砂漠化してしまった世界。動くのは全てゾンビ・・・といきたいのですが、残念ながらゾンビも人恋しいのか、砂漠をうろちょろしているやつはあまりいないみたいですね。

今回カラスがゾンビ化して、集団で襲ってくるシーンが登場したのですが、なかなかに恐怖感を煽られました。しばらくはカラスをみたら目をそらしてしまいそう。集団でいたら逃げ出しそう。

前作まではバイオハザードの謎などミステリー部分もありましたが、本作では基本的にアクション中心。最強のゾンビも登場するなど、シリーズとして通してみるとより一層楽しめますわ。


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2007/11/04

ALWAYS 続・三丁目の夕日


今のほうが便利な世の中であることは確かだけれども、昔のほうが良かった事があるのかもしれない。そう思えたひと時。

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オープニングはほのぼの映画を期待している観客を見事に裏切るようにゴジラにより東京が破壊されているところから始まる。必死で逃惑う三丁目の人々。鈴木オートの社長である親父はオート三輪にて大疾走。アクション映画顔負けの腕前により、一躍ヒーローかと思いきややはりそこは夢の世界。

現実はいつの世も変わることを知らぬかの様な市井の人々生活が、滞ることなく進んでいる。

今回の新メンバーとしてはとこの少女の登場がある。彼女は基本的にお嬢様育ち。しかし父親の事業失敗により、三丁目の人々にお世話になることに。元がお嬢様育ちだけにスキヤキというだけでは喜ばない。一瞬で場の空気を凝らせるような一言「スキヤキには豚じゃなくて、牛でしょう」。今後このお嬢様がどうやって馴染んでいくのかと不安に思いながらも温かく見守る楽しみもあります。

そして前作より引き続き登場する三丁目の人々。子供達。サブキャラクターの味わいも満載。

前作は吉岡秀隆演じる茶川と小雪演じるヒロミの恋物語を中心だったが、今回は須賀健太演じる淳之介と吉岡との生活を中心に描かれる。

小説家としてなかなか立身できず、悶々と送る吉岡。まともな生活が保障できるのか不安の残る未来。優秀な子供にはちゃんとした教育を受ける権利がある。受けさせるのは親の義務であるととく小日向文世演じる川渕。正論であるのかもしれないが、子供はそれが幸せだとは感じていない模様。

その争いの決着をつけるために、吉岡は芥川賞を行くのだが・・・。

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全編を通じて東京の昔の街並みが目を引くこの映画。空の広さは言うまでもなく、高速道路のない街並み。広々とした空港周辺。東京駅だけが立派な駅回り。立派な建物がとても目立つ街並みが、逆説的に印象的でした。

笑いに涙にと面白さ一杯の映画です。

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ポイント:-


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2007/09/30

クローズド・ノート

アナログな手触りが心地のよい映画。

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主演は沢尻エリカに伊勢谷祐介に竹内裕子。

春のある日の引越しの風景。新生活が始まる予感。そこに窓の外に一人の男性。奇妙な雰囲気の持つ気になる存在。ちょっと怪しげでもありますが。

沢尻エリカ演じる主人公はマンドリンクラブに所属しながら、小学校の教師を目指す。また万年筆屋でアルバイトもこなす。この辺の設定というか、日ごろ何をしているのかちょっとわかりづらかったのですが、完全に映画のために生活を割り当てたというところでしょうか(^^;。

そして窓の外にたたずんでいた男性がある日、バイト先の万年筆屋に訪れる。奇妙な言動などはやはりという感じ。「ぬらぬら」かける万年筆を買い求めるところなどが奇妙に印象に残りました。

物語は主人公が新生活を始めるに当たってすみ始めた部屋にすべてがあった。前の住人が残していった一冊のノート。そこに書かれていたのは住人の日記。こっそりと読み始めた主人公が、前の住人の体験に追従していく。

現在の主人公となぞの男性の恋の物語。ノートに綴られた小学校教師としての生活とその恋の物語。

一見して別々の物語が展開されていたと思っていたのですが、ある事実が明らかになった瞬間、一気に物語が凝縮される。そこまでの伏線の張り方が上手で、かなりのせられてしまいましたよ。

ラストの手紙を読んでいるときのシーンがとても素敵。真正面から描かれた女性。暖かな色合い。心のこもった手紙。このシーンのために2時間があったような気にさせられました。


§

製作年度 2007年
製作国・地域 日本
上映時間 138分
監督 行定勲
原作 雫井脩介
脚本 吉田智子 、伊藤ちひろ 、行定勲
音楽 めいなCo.
出演もしくは声の出演
沢尻エリカ 、伊勢谷友介 、竹内結子 、永作博美 、板谷由夏 、田中哲司 、サエコ 、中村嘉葎雄 、黄川田将也 、篠井英介 、粟田麗 、山口愛 、石橋蓮司

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クローズド・ノート

著:雫井 脩介
価格:\1,575
ポイント:47pt







映画「クローズド・ノート」Music Movie with YUI



俳優:沢尻エリカ , 他

価格:\1,848

ポイント:-



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幸せのレシピ

主演はキャサリン・ゼダ=ジョーンズ。完全主義の凄腕シェフを演じる。高級レストランのメインシェフとして腕を振るうも、コミュニケーションは決して上手とはいえない。というよりも世渡り下手というところだろうか。それが原因か、お店からはカウンセリングへ受けることを指示されているところなど、アメリカならではの描き方というところでしょうか。

お店のメインシェフとして多忙な日々を送る主人公。そこに姉の死の知らせ。残されたのは一人の小さな子供。姉から唯一の身内としてもしもの時のことを托されていた主人公はこの娘を引き取ることに。

ここから完璧主義の主人公の苦労が始まるのですが、決して不幸というわけではないし、ドタバタするわけでもない。誰でも突然起こる出来事には戸惑う事然り。一つ一つの過程をクリアしながら、今までの自分とは違うステージに上がっていく様がとても面白い。

映画中ではキッチン内でのシーンが多く、てんてこ舞いな様子が描き出されている。しかしながらどのような料理が作り出されているのか、そこは映画中では描かれていないのが残念。料理メインの映画ではないとしても、ちょっと残念な気がしてしまう。

子供と相方のシェフ。それらを取り巻くお店のスタッフや良き隣人。カウンセリングの先生などが上手に適時登場して、テンポよくストーリーが展開されていく。

久しぶりに退屈することなく、安心して最後まで見られた映画でした。

§


製作総指揮 スーザン・カートソニス 、ブルース・バーマン
脚本 キャロル・フックス
音楽 フィリップ・グラス
出演もしくは声の出演 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 、アーロン・エッカート 、アビゲイル・ブレスリン 、パトリシア・クラークソン 、ボブ・バラバン 、ブライアン・F・オバーン 、ジェニー・ウェイド 、セリア・ウェストン 、ジョン・マクマーティン

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映画「幸せのレシピ」オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ
価格:\2,500
ポイント:25pt

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2007/09/23

さらばベルリン

古い風味のする映画。けっして古くさい訳ではない。どことなく懐かしみがある。

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主演はジョージ・クルーニー。渋めのマスクがモノクロ映像にベストマッチなのです。カラー映像でいつも気になっていた顔色の悪さもまったく気になりません。(^^;

ヒロインにケイト・ブランンシェット。ロード・オブ・ザ・リングの不可思議な雰囲気も本作でも醸し出す。

この二人の絶妙な空気がこの映画の全般を支配しているような印象。

物語は第2次世界大戦終結後のベルリン。そこに訪れるアメリカ記者の主人公。それは大戦前にであった女性との再会を果たすため。この女性を中心に物語りは渦巻く。

展開的にはとんとん拍子に出会いを果たして、謎が提示されてと進んでいくのですが、この後の解決までがとにかく長い。関連する人々との紹介が延々と繰り返されて、結末にどぉーんと解決に向かっていく。

今時風の派手なアクションはまったくないのですが、ただの蹴りやパンチが飛び出しぶつかる様がとてもいたそう。そういう地味ながらも普通に共感できそうなシーンのほうが面白いという発見。

音楽も懐かしいサスペンス風味で十二分の楽しめた。

セリフ回しもかっこいいものが多々あったりして、ダンディズム溢れる映画なのです。

§

さらば、ベルリン 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV キ 8-3)

著:ジョゼフ・キャノン
価格:\924
ポイント:9pt
さらば、ベルリン 下 (3) (ハヤカワ文庫 NV キ 8-4)

著:ジョゼフ・キャノン
価格:\924
ポイント:9pt

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2007/08/12

オーシャンズ13

主役級ハリウッドスター勢揃い! 勢いは衰えません。

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一応メインどころはジョージ;クルーニーにブラッド・ピッドにマッド・デイモンにアンディ・ガルシアにアル・パチーノなどなど。このメンバーの出演映画ならば必ず見に行くくらい。それがまとめてみられるのですからたまりません。

一応今回もラスベガスのカジノを舞台に強盗チームの活躍というストーリー。前半にとにかく精緻にカジノへの潜入作戦を描きながら、それぞれのキャラクターの配置を行う。

その中で一味も蓋味も面白かったのが、メキシコのサイコロ工場に潜入したメンバー。全編を通してサイコロに仕込みを入れるための活動を行うのですが、工場の閉鎖による労使の対決など本編とはまったく違う展開を見せる。

本編ではホテルオープンに向けての準備と、その日にあわせて強盗に入るための準備が着々と進む。

ホテルランキングのランキングにこだわって、審査官へサービスを行うオーナー。その辺も出し抜きのテクニックを使って上手にみせている。

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2007/07/21

ハリーポッター 不死鳥の騎士団

子供向け娯楽映画から万人向けの大衆映画になった。前作から引き続くシリアス路線にドキドキします。

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原作は文句なしに好きだったりします。しかしながら映画版のハリーポッターは今までまり好きではありませんでした。1と2などは映画館で見た限りで、このまま一生見返すことはないだろうなという作品ランクだったりします。

前作から路線はシリアスへと流れていますが、本作もその流れをさらに加速させる。冒頭からそれは表れていて、ピンチからはじまる。


主人公たちの3人組もすっかりと体つきから顔つきまで大人になってしまったという印象が強いのですが、物語の成長振りと相まってちょうどよいのではないかなという感じです。ここで他の人が同じ役をやったとしても違和感のみが先立つこと間違いなし。

魔法シーンのCGは確実に進歩しているのが見て取れます。というか1作目のとってつけたような作りが嫌いだったのですが、やっとこのシリーズも素直に楽しめるようになりました。

初期の頃の学園物という体裁でクラス対抗という構造だったのが、本作では正義VS悪という構造に置き換わってます。魔法も前はファンタジー世界の淡い雰囲気をかもす出すような楽しみのあるものが多かったのですが、今回は完全に攻撃型のものばかり。唯一面白いとおもえるような魔法は花火だったでしょうか。

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原作も今年中には完結となりますが、映画の完結はあと2,3年後くらいになるのでしょうか。まだまだ楽しみは続きます。

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2007/06/10

300(スリーハンドレッド)

ハンパない。肉弾戦。原始的な戦闘。熱いゼ。

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ペルシア軍(100万)VSスパルタ軍(300)。単位が違う。規模が違いすぎる。そんないくらなんでも戦になるんかいなと思っていたのですが、この映画に描かれているスパルタ兵士の尋常ではない強さをみるとそれも信じてしまうくらい強かった。

冒頭はスパルタ王の誕生をさらっと流しているところが、心憎い。もっと盛り上げてもよさそうなところなのにあっさりと「少年は王になった」って(^^;。この辺りがこの映画の主軸を描いているように感じられます。

そしてそのままペルシア軍侵攻へと物語りは突き進む。

スパルタは決して屈しないという信条をもとにペルシアの使者を奈落へと突き落としたり、信託によって戦を禁じられてしまったため300人の精鋭をもってペルシア軍に挑む姿など、えらく格好良かった。

そして何よりすごいのはスパルタ軍の肉体美。パンツ一丁にマントというとかなり体格がないと苦しいところですが、登場する俳優たちのマッチョなことマッチョなこと。この肉体はCGではないですよね? (^^;。

この映画の主軸はなんといっても戦闘。一にも二にもなく戦いのシーンのすごいこと。かっこいいこと。

100万の軍勢の迫力よりも300人の戦士の迫力のほうが勝っていました。

狭い回廊を利用した戦。スパルタ軍の強さの秘訣は団結して戦に望むということでしたが、さらに一人ひとりの戦闘能力の高さにも驚かされっぱなし。軍団vs軍団でかって、すぐさま個人戦へともつれ込んで圧勝。また団結して戦うさ戦術の流れのスムーズさにも驚かされました。

アホみたいだったのはペルシア軍の戦士たち。巨人はそこそこ戦っていましたが、不死の軍団と呼ばれるやつらは結構あっさりとやられてましたね。なにか秘儀があるのかと思っていたのですがそれほどでもなさげ。象兵やサイ兵は人間と戦わずしてやられてましたし。

歴史上のストーリーこそあまり前面には押し出されていませんが、至上の戦闘が見られます。個人技による圧倒的な戦闘能力圧倒的です。

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2007/06/03

そのときは彼によろしく

冷たい現実と暖かい絆が印象的な映画。

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主演は長澤まさみに山田孝之と塚本高史。

山田孝之演じるのは水草専門店のオーナー。長澤まさみ演じるのは元人気モデル。彼女はある日突如訪れて水草店に住み込み店員として押しかける。

始めましての挨拶を交わす二人。思わせぶりな彼女。鈍感な彼氏。二人は幼馴染であり、転校によってバラバラになってしまった。その幼馴染がなぜ今になって出会いを求めてきたのか。二人の関係が明らかになっていく中で、彼女の行動の意味が明らかになっていく。


舞台は水草専門店であるため、水草の一杯ある映像が多い。涼しげで癒されげ。映画中では清流を感じさせるような水野音が流れていましたが、実際は電気関係の音とかすごそうだなという印象でした(^^;。

合間に幼き頃のエピソードが挟まるのですが、ああいう秘密基地めいた思い出というのは、見ているだけでも心をくすぐられますね。本作では廃棄されたバス(?)を改造して秘密基地としていましたが、ああいう場所はとても大切です。

映画全体的には、現実的な厳しさ。主人公の病気であったり、事故によってこん睡状態であったりするわけです。それでも子供時代のエピソードから、それらの絆を今でも大切にしている3人の姿に心休まる。

終盤にかけての一気呵成に走り出す物語はドキドキしっぱなし。

原作の持っている優しい幻想ファンタジーのような、淡い空気が漂っています。

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2007/05/27

パイレーツ・オブ・カリビアン ワオールド・エンド

最高級品。確実に面白い。どうしてこんなに面白いのか。

1をみてこれは面白いと思った、2をみてやっぱり面白いと思った。3部作完結編となる本作もすごく面白い。とにかくこのシリーズの面白さは確かです。

冒頭はシンガポール。アジアンテイストな街並みに篭る暑苦しい空気。そこに乗り込んでくるのはキーラ・ナイトレイ演じるエリザベス・スワン。また同時に裏道から町へ潜入するのは前作から登場している船員たち。

忍び込んでいる先はシンガポール辺りの船長。目的は世界の果てを示す海図を盗み出すこと。

いきなり冒頭から唐突にアジアンテイストな世界が展開されて潜入が始まっているのですが、全般的にストーリーの流れを完全に無視しているというかあまり見ている人に優しくない展開が多かったのが残念。前作とのつながりもなければ導入もなくはじまってしまっているんですよね。

ただその後にはじまるアクションシーンにてもうストーリーもくそも関係なく、引き込まれる。颯爽とした剣さばきにて華麗にまってすばすばと相手をなぎ払っていく。そしてハリウッド映画でありがちな爆破シーンにて一件落着。有無を言わさない力強さです。

主人公のジョニー・デップ演じるジャック・スパロウはいつ出てくるのかとドキドキしていたら結構あっさりと出てきました。ただそれもこの映画の特徴であるなんでそこにいるのかが不明な点は同じ。世界の果ての先にある砂漠に船が沈んでいるんですもん。(^^;

仲間との出会いにも苦労するかと思いきや作り手の論理であっさりと合流。ただこの辺の突込みを忘れるくらい仲間との合流シーンはかっこよかったです。ずざーんと砂漠を航海ですわん。

この辺の強引な辻褄あわせが終わったところから本作のメーンである9人の海賊長の集合。そして提督軍との決戦へと展開していくのですが、この辺は割愛。

海賊vs軍隊(?)の戦いシーンは必見。大海原に突如として現れた大渦。巻き込まれている中で繰り広げられる船体同士の戦い。甲板で繰り広げられる船員同士の戦い。さらにそこで繰り広げられるお宝争奪戦。さらにさらにそこで繰り広げられるラブロマンス(?)。

とにかくもまぁ美味しい所をとにかく突っ込めといわんばかりに盛り込んだラストは、よくまとめたなと拍手を送りたい。

§

エンディングロールの後にも特典映像がありますので、最後までお楽しみください。

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2007/05/06

ストリングス

人形劇と侮るなかれ。動きも人形だと思えないくらいに豊か。そして表情も不思議とそれにつれて感情が表れているように見てくるから不思議だ。


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天から伸びる糸につながれている人間(人形)たち。頭から伸びている糸が切れると死んでしまう。そして糸は命と繋がっていると同時に誰かとも繋がっている。

どちらかというと子供向けかとも思っていたのですが、しっかりとした世界観に少し思いテーマ。寓話の要素も少し含まれているかな。

人形たちは自分たちが木製の人形だということを認識しているので、体のパーツを交換するなど日常的に行っているさまが描かれているのが面白い。天から伸びる糸を工夫したシチュエーションも様々に盛り込まれているので、ほほぅとなること多数。

自分は日本語吹き替え版で見たのですが、人形たちの表情が変化しない分、声優の声で感情を読み取っていたのですが、違和感なく、すんなりと楽しめた。字幕版でみたら逆に分かりづらかったかもと少し思います。

ストーリーとしては反逆者によってもたらされた戦争。王国を救うために立ち上がる王子。張り巡らされる策略。内容的には王道的なものとなっているのですが、全体構成があまり上手くなく、シーン展開が行われるたびに何が始まったのか良く分からない状況になることが多いのが残念。王子もあっちに飛んでこっちに飛んでということが多く、時間軸の流れがさっぱりでした(^^;。

人形によってここまでできるんだと驚かされた一本ではあります。

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2007/05/05

スパイダーマン3

良くも悪くも大作映画。作りこみの素晴らしさは疑うところはないのですが、その分だけ長尺になっているようにも感じられる。スパイダーマンファンは必見。

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一応・・・1、2と見てきているので、3も外す事はできないということで見に行きました。ストーリーは前作からの引き続きの上に前作までの謎が本作で解き明かされるなどといったつくりになっているため、3の鑑賞前に前作までを復習しておくことをお勧め。

本作の目玉はやはりブラックスパイダーマンでしょう。赤スパイダーマンよりも圧倒的に登場シーンが多いです。

前半の30分程度で前作からの物語を引き継ぎ、サンドマンなどの複線をはっている。そしてブラックスパイダーマン誕生へと物語が展開していくのですが、この間の長いこと長いこと。1時間近くドラマを見ることになります。

そしてそしてブラックスパイダーマン登場。悪ぶったトビー・マグワイアがまたセクシィーなのですが、いかんせんワルノリに近い気がしたのは私だけでしょうか。通りを歩いて道行く女性が全て振り向くかぁ? やり過ぎですわ。

他にもサンドマンの迫力は圧倒的。巨大化したときに襲いくる圧迫感は映画館の大スクリーンで味わってほしいシーン。

ラストのビル街での空中戦は良く作ったと感心せざるを得ない。ただ前作までは街中をビュンビュンと飛び回っていたのでスピード感が溢れていました。今回はビル街にクモの巣を張り巡らしての戦いのためにそのスピード感がまったくなかったのが残念といえば残念。

アクションシーンはやはりピカイチ。ストーリーもスパイダーマンファンにはたまらないのではないでしょうか。

§

スパイダーマン3

アーティスト:サントラ
価格:\1,980
ポイント:19pt







スパイダーマン 3 (3)



著:ピーター・デイヴィッド

価格:\620

ポイント:6pt








Spider-Man 3 - Sideshow Statue: Spider-Man (Black Costume)



製造・開発:サイドショウ

価格:\22,401

ポイント:-








Spider-Man 3 - Sideshow Statue: Spider-Man



製造・開発:サイドショウ

価格:\19,200

ポイント:-








リアルアクションヒーローズ 12インチ SPIDER-MAN (SPIDER-MAN3Ver.)



製造・開発:メディコム・トイ

価格:\15,943

ポイント:-








スパイダーマン+スパイダーマン2 DVDツインパック (期間限定生産)



監督:サム・ライミ

価格:\1,737

ポイント:-



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2007/04/30

バベル

難解。スカッとするバリバリアクション映画ばかり見ていると、時々こういう高尚な映画も良いと思うのですが、さすがにこの映画は分かりづらい。

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主演はブラッド・ピットにケイト・ブランシェット。役所広司に菊池凛子。

ブラッド・ピットの人気もさることながら菊池凛子のアカデミー賞助演女優賞ノミネートなどでも話題騒然。映画館でも普段は映画を見に来ていないだろうと思われる人々も多数見られる。さすがゴールデンウィーク。

舞台はモロッコとメキシコと日本。モロッコでの羊飼い一家にもたらされた一丁のライフル銃。子供たちが遊び半分で射撃したのは一台の観光バス。銃撃されたのはアメリカ人夫婦。アメリカ人夫婦の子供たちの面倒を見るのはメキシコ人。そしてはじめのライフル銃をもたらしたのは日本人。

それぞれが繋がっていて影響しあう。観客には全体像のつながりが見えているにもかかわらず、物語は混沌としている。時間軸をずらしてそれぞれの物語をバラバラに見せている。

正直バラバラにしたのがなぜなのか。いまひとつ言いたいことが分からない。ただ分かりづらくしているだけにしか思えないのですが、この辺の「意味」を分かりやすくそして納得の行くように解説してくれる人がありませんか(^^;。

§

アメリカ人夫婦は自分たちの力で何とかするというよりも政府などの力に頼ろうとする。

メキシコ人はやってはいけないことをやってしまい、自らの首を絞める。

東京の父娘はお互いの傷に気付きながらも癒せずにいる。

それぞれの負の力がスパイラル化して、どんどんと落ちていく。世界の光も見えないままにエンディング。

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バベル-オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ
価格:\3,200
ポイント:32pt
バベルオフィシャル・ブック

製造・開発:近代映画社
価格:\1,260
ポイント:12pt

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2007/04/16

ブラッド・ダイヤモンド

舞台はアフリカ。ピンク・ダイヤモンドを巡って争われる。策略。紛争。少年兵。そしてその父親。ジャーナリズムも織り込むなど要素は満載。

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主演はレオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー。レオナルド・ディカプリオも2枚目俳優からしっかりとし役柄・アクション物が板についてきた感じ。髭がワイルド。


物語のメインテーマはピンク・ダイヤモンドを巡る攻防になっているのですが、政府軍と反政府軍(RUF)の戦いが裏テーマとも言うべき様相を呈しています。

紛争という言葉を決して身近に感じることは多くはないのが実際の所ではあるのですが、映画中で描かれている物語は衝撃的なシーンが山ほどありました。RUFが行う民衆への攻撃。そしてその攻撃を行っている主軸の兵士は少年兵。殺人を楽しむかのように逃げ惑う民衆に銃を向ける。そして何が目的なのか分からないままに行われる殺戮。

そして少年たちを連れ去って兵士へと再教育を施されて、少年兵へ変貌を遂げていくところなどは驚き。

ダイヤモンドを巡っての内実は知る由もありませんが、アフリカで行われている圧制はダイヤモンドを求める人々による影響もあるという話が面白い。

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東京タワー

胸がツンときます。何か大きなことを語るわけではない。慎ましやかな日常に、大切なひと時を垣間見ます。

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リリー・フランキー原作の同名小説の映画化。テレビ版としてスペシャルにドラマ化と様々なメディアにて映像化されています。

映画版主演はオダギリジョー、樹木希林にその実娘である内田也哉子。オトン役に小林薫。今のボクの恋人役として松たか子。その他にも脇役に様々な役者の方が登場していますので、隅から隅までを堪能してみてください。

オダギリジョーが主演と聞いたとき、イメージと違うかなと不安に思ってしまいました。はじまってからもその不安があったのですが、序盤でその不安も払拭。ボクがオダギリジョーになりました。

オカン役に樹木希林と内田也哉子。このキャスティングがすごく決まってました。若き頃のオカンから中年頃までを内田也哉子が演じているのですが、時間の流れと共に樹木希林に近づいていく。今のオカンに近づいていく様がすごく見ていて驚きでした。

#まぁ親子ですから(^^;


物語は昔のボクと今のボク。そしてオカンとオトンが今も昔も登場してくる。物語の展開としては、東京生活を送る今のボクとオカンを中心に据えて、過去の物語が現在へと進んでいく。地方での生活基盤は炭鉱場。盛りの炭鉱場と廃坑になった炭鉱場がこの映画の中では描かれている。


原作では影の薄かったような印象のあるオトン。すごく適当で自由気ままな人間なのですが、いつもどこかにオトンがいる。そんな印象でした。

自由気ままなオトンと振りまわれながらも女で一つで育てるオカン。生活に苦労をしているのでしょうが、決して暗いところはない。友人たちとの花札に興じる姿や、恋人との逢瀬など一人の女性としての姿が描かれている。


§

東京でのボクの生活は堕落しきっていて、オカンに頼りきっているしょうもないボクがいる。オカンの仕送りを無目的に消費しし続ける日々。鬱そうとした生活に陥るかと思いきや、だんだんと上向いてくる。それもこれもオカンの影響なのかなと勝手に思ったりもします。


生活も安定してオカンを東京へ呼び寄せる。その東京生活。オカンの最後の地となる東京。東京生活の中でもオカンの存在の大きさが印象的。普通に生活をしていく。その生活の中に楽しみを見つける。そんなことがきっと幸せに感じられるのでしょうか。いい空気です。

§

東京タワーの袂の病室でオカンの生活はどうしようもなく悲しかった。病気との闘いの辛さよりも、オカンのその今までの人生が全て終わるような、なんともいえない辛さでした。

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オカンの作る食事がいつみてもおいしそうでした。

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2007/03/16

ナイトミュージアム

夜の博物館は驚くことばかり。歴史的な展示物が夜の間は生き返るからだ。

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主人公は夜の警備員として博物館に勤務することになる。以前からいた警備員たちグループから仕事を引き継ぎ、初警備となる。そこで見たのはティラノザウルスが水を飲んでいる光景!

ティラノザウルスに代表されるような歴史上の様々な展示物が動き出して、それぞれのネタを披露しあう。

中でも主軸となっているのがあけリカ鉄道史のカウボーイとローマ帝国の皇帝です。二人とも立派な人物なのでしょうが、如何せん、ミニチェアなので指でつまめるほどの背丈ほどしかないんですわ。ミニチェア君たちは巨人である主人公に果敢に立ち向かうが、ローマ帝国の弓矢はまったく効かない。カウボーイの鉄砲は弾がない。この辺の間合いが絶妙で、にんまりしてしまいます。

忘れてはいけないのが、サル。とても知能的なサルなのか、主人公が知的ではないのか。サルとの格闘シーンなどたまらないくらい笑えますわ。

ロビン・ウィリアムズ扮するのはアメリカ合衆国26代大統領のティディ・ルーブベルト。コメディのロビン・ウィリアムズらしい笑いもありましたが、それ以上に素敵だったのは彼はネイティブアメリカのサカジャウィアに実は恋をしているのです。でも口下手でずっと話しかけられずに、遠くから見守っているだけ。切ないですね。


コメディ映画として逸品です。主人公一人の舞台もいいのでしょうが、この映画では展示物(キャラクター)たちを良く活かして、面白さを展開しています。


§

小説 ナイト ミュージアム
小説 ナイト ミュージアム
L. ゴールドマン ホンヤク社

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オリジナル・サウンドトラック「ナイト・ミュージアム」
オリジナル・サウンドトラック「ナイト・ミュージアム」
サントラ

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2007/03/15

バッテリー

主人公の孤高の天才ピッチャーを原田巧演じるのは林遣都。その女房役のキャッチャー役を務めるのは山田健太。二人とも瑛が初出演ながら、二人の性格・役柄にまさにぴったりのイメージどおり。

孤高の天才ピッチャーである原田巧のピッチングシーンは見せ場として一つ一つがしっかりと描かれているのが印象的。教師との対決シーンしかり、名門校工の強豪スラッガー相手の対決しかり。投げるフォームをしっかりと映して投げた瞬間にキャッチャーへと届いている。すごいなという印象を受ける。

バッテリーという関係をピックアップして、お互いの信頼関係を紡ぎだす。どんなにすごいピッチャーもキャッチャーが受けられなければ、ピッチャーは死んでしまう。ピッチャーを裏切りたくないキャッチャー。かといってピッチャーも手加減して投げるのはキャッチャーへの裏切りとなる。この緊張感のある信頼関係というものを始めて知った。

家族愛も久しぶりにいいなとおもいました。病弱な弟に兄からの思い、母親からの思い、父親からの思いがそれぞれにある。だから時々はすれ違いや勘違いなどが生まれる。この映画では弟を中心に母親と巧。父親と巧。そしてそれぞれの関係が紡ぎだされている。一つ一つの糸が絡まることなく、物語の中にしっかりと描かれている。

野球グラウンドも懐かしみを感じさせるものでした。原っぱに毛が生えたくらいの広っぱ。草もまばらに生えている。暑い夏の空気が画面からは漂っているのに、暑苦しさは感じない。夏の暑い日ざしに、土の香りが立ち上ってくるだけだ。

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2007/03/04

パヒューム

魅惑。香りで世界を認知する不思議な人間。普段忘れがちな感覚を呼び起こされるようだった。

§

冒頭は主人公に読み上げられる罪状から始まる。何が行われているのかは不明。だが、主人公の死を望む観衆のボルテージは絶好調。

次はパリの魚市場。雑然とした魚の山が生臭くも漂ってくるようだ。そこに産み落とされる赤子。これが主人公になることは、産声をあげる前に匂いで世界を捉えようとしている様から見て取れる。母親は赤子を死産と決め込み、産み落としたまま捨て置こうとしたが、産声により周囲に自分の存在を知らしめることで、主人公はこの世に所在を得る。

この主人公の特殊能力は異常なまでの嗅覚。言葉で世界を知るよりも匂いで世界を認知している様が、少年時代の行為から伝わってくる。映像により様々なものが映し出されるも、その香りを観客は思い出せるだろうか。

少年から青年へ。そのときに出会う女性の香りに引かれる主人公。言葉を持たない青年はその香りを言葉にすることなく、ただ無性に楽しんでいる。その様がまた想像を掻き立てる。

この映画を前編見ていて感じていたのは、いい香りというのはどういうものなのでしょうか。普段自分はあまり香りには興味がなかったのですが、いざ思い返してみると分かりませんでした。


香りに取り付かれた主人公。香りを閉じ込めたい。生き物の香りに魅了された主人公が、その香りを封じ込める秘儀を取得してしまう。そして連続殺人が展開される。猟奇的な展開になりつつあるのですが、その人間から搾り取られた香りにより調合された、香り。それがどのようなものなのだろうか。想像はより一層掻き立てられる。

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2007/01/22

それでもボクはやってない

おかしい話はいっぱいあるけれど、これもその一つのおかしい話なのでしょうか。

§

痴漢という行為は良くないことです。それは当然のことだとしても、やはり痴漢という犯罪はあるんでしょうか。

そして日常生活で電車に乗る人間としては、この映画のようにいつ痴漢と間違われても不思議はない。間違いだといっても聞いてもらえない時、自分だったらどうしますか?


裁判のシーンはもう面白いの一言。下手にエンターテイメント性をだすよりも、この映画の一番言いたいところを次々に言い放つ。そしてその不思議な話に魅了され続ける。

言葉遣いなどは多少聞きなれぬものがあったとしても、物語の展開は裁判の展開に沿っているので、なんとなくは分かる。それで十分。

99.9%の有罪率というのはまた驚き。

どんなに本当だといって話していても、裁判所という場所では裁判という常識のみが通じるのでしょうか。いくらおかしいと思ってみても、"常識"の怖さかな。抜け出せないんでしょうか。

裁判所だけではなく、警察官や検察官、弁護士とそれぞれの立場の問題点もまたこの映画では描いている。中心はそれぞれの立場があって、被疑者や被害者の立場というのはカヤの外。個人よりも組織という印象でした。


§

最後に真犯人でも上がってくればすっきりと気持ちよくなったのかもしれません。しかし現実的にそんなことはないのでしょうか。その事実をまざまざと見せつけられた気がします。

最後の「裁判所は真実を明らかにする場所ではない。とりあえず無罪か有罪かを取り付ける場所だ」という主人公の言葉が頭に残ります。

§

それでもボクはやってない オリジナル・サウンドトラック
それでもボクはやってない オリジナル・サウンドトラック
サントラ tomo the tomo 周防義和

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それでもボクはやってない (監督 周防正行)
それでもボクはやってない (監督 周防正行)

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それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!
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周防 正行

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ディパーテッド

主演はレオナルド・ディカプリオにマット・デーモン。ジャック・ニコルソンは言わずもがな。目立ちすぎというか、主演食うくらいの勢いです。

成績優秀であるがゆえに潜入捜査官に選ばれたレオナルド・ディカプリオ。善人ながら悪人としての面も持ち合わせている。

悪人ながら優秀な人材であるがゆえに警察へともぐりこんだマット・デーモン。悪人ながら善人面もする。

前半はぞれぞれの警察組織内とマフィアないでの活躍とそしてのしあがりを描いている。その共通事項はマフィアのボスであるジャック・ニコルソン。それぞれの立場から内部情報を探り出す。そして身内に潜んでいる敵の存在に気づいていく。内部に潜んでいる敵から自分の情報が漏れたときが命取りに繋がる。

この辺の些事加減とストーリーの展開が絶妙。気づいたときにはお互いのその存在の危険さに呆然とする。


ヒロインの役割もまた面白いですね。最初は警察官である方へとなびく。本当は悪人なのにこれ以上ないくらいの幸せをつかもうとするかのような人生。その対比を描くようにマフィアへの潜入捜査は熾烈を極める。それに伴いディカプリオの顔つきもまた変わっていく。

暗号でのコミュニケーションを図ってはいましたが、でも意外にずぼらに連絡を取り合っていたのがちょっと気になる。盗聴器は危ないからと電話で連絡するのはいいのですが、人がわんさかいる中での会話っていうのはどうかなと。ちょっとこの辺に緊張感が緩んでしまいました。

お互いの存在に気づき、その存在を暴こうとする様子のスリルは超一級。自分の存在を隠しながら組織を動かして潰しあおうとする。とるかとられるか。目が離せません。

§

そして最後になるにつれて、組織内に潜んでいるネズミが自分だけでないことが明らかになっていく。

本当の善人と本当の悪人はどこにいたのでしょうか。

§

ディパーテッド
ディパーテッド
サントラ ロジャー・ウォーターズ ヴァン・モリソン

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2007/01/14

愛の流刑地


男と女。愛とはという言葉を真正面から描いた作品。「愛しているのなら、殺して」というセリフがすごいっす。


主役は豊川悦司と寺島しのぶ。


豊川悦司は小説を掛けなくなった小説家という設定。この設定のおかげで、とにかく愛を語らうシーンが様になっている。また、かっこいいのだな、これが。

そして寺島しのぶは3児の母でありながら、憧れであった小説家の元に走る。少女時代に小説に影響を受けていたのが、災いだったのか。それとも元来、自殺願望があったのか。この辺がキーとなり物語は進行する。

とにかくこの二人の絡むシーンの多いこと。会話よりもベットシーンのほうが多いのではないかと思うくらい。ベットに向かう為に逢引しているかの如く突入していました。

脇役のキャラクターたちも主役たちに比べればかなり贔屓目に愛を語る。検事役の長谷川京子とその上司佐々木蔵之介の不倫。男女関係を扱う難しさを描いている点が面白い。

バーのママの恋もまた気になるところ。

何で殺したのか。殺意があったのか。ともかくもサスペンスの要素を含ませながら、主軸は男と女の愛の違い。その深さに焦点が当てられる。後半は法廷シーンが中心になるのですが、その中で主人公が叫ぶシーンが印象的。女性の夫の証言や母親の証言など様々な女性の顔を描き出している法廷。そして主人公はそのどれもが違うと叫ぶのですから。

§

映像が幻想的なのがとても印象的。花火を映せば、主人公たちに添えるようにパッと映える。京都でのどこかの公園での待ち合わせでしょうか。大雨の中、大木の下で雨宿り。大木の幹から、滝のように流れる水がとても不思議。そして大雨なのに回りには日が差している。さらに霧まで立ち込めるとは。嘘っぽいなと感じながらも、その不可思議な世界に妖しく引き込まれました。

§

ニュースでは女性限定入場の映画館も出たみたいですね。密やかに楽しむのでしょうか。入る前と後で、雰囲気を見比べてみたいと思うのは変でしょうか。

§

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2006/12/24

大奥

個性的なキャラクターをピッタリとした俳優が演じていて、違和感なくとても楽しめる映画だ。

§

テレビドラマというものを一切見ないので、人気ドラマシリーズといわれても、果たしてどのようなものか。

大奥をテーマに女性の愛憎劇を演じるというのに、恋愛ドラマを想像していました。基本的には恋愛ドラマという根底はやはりなのでしたが、それ以上に人間模様と政(まつりごと)への権力への執着が絡み合って、まぁ面白い。

そして様々な人間が個性的は俳優によって演じられていますが、それらがまたその俳優のイメージとあいまってまた面白し。

主人公の絵島を演じる仲間由紀恵。相手方に西島秀俊。

大奥総取締という重役ながら、煌びやかさを前面に出したところが特徴なのでしょうか。

西島秀俊演じる生島という歌舞伎役者もよかったですね。粋ですがすがしい。男と女の妙を知っている。そんなところがカッコイイ。

ちなみに歌舞伎役者は昔女性に買われていたというのは本当なのでしょうか。

井川遥演じる月光院もまた井川遥の美人ながらか弱し演技に、やられました。「大停電の夜に」の中でも、どこかしら不幸な女性を演じていましたが、何かそれが似合う女性という気がしました。

印象的だったのは杉田かおるでしょうか。相手に乗るよう名乗らないような。不可思議な行動がまた奇妙にひきつける。恋に狂う女の怖さをモノの見事に表現。いやはや。

印象的な台詞がまた物語をひきつける。生島と絵島二人で船に揺られるシーン。

大火事の最中に宿屋に駆け込む二人。花火を二人で眺めているところはとても綺麗でしたね。花火に感激する絵島の言葉が忘れられません。

ドラマ版を見ることがあるかどうかわかりませんが、時間さえあれば見てみたいですね。

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2006/12/17

エラゴン

改めて冒険ファンタジーって面白いと思った。

§

冒頭はエルフの女性が逃げ惑うシーンから始まる。何かを持って逃げている。そして追い詰められて窮地に立たされてしまうのだが、その大事なものを何か魔法のようなもので転送する。

--そしてその転送先にいたのが主人公であるエラゴン。本当に普通の青年であり、朴訥な農家のせがれである。兄妹で狩をしたり畑を耕したりしているシーンなどもあり、いい感じでした。

目の前に突然現れた"石"に戸惑いながらも、持ち帰って大事にしまっておく。その石こそが実はドラゴンの卵で、自宅でぬわぁんとドラゴンが孵ってしまうんですねぇ~。普通だったらここで驚いてしまうところなのですが、エラゴンは違います。ドラゴンを普通に飼うんです。さすがはドラゴンライダー。


また村の人々にも脇役でありながら、一光するようなキャラクターがそろってます。肉屋だったり、酒場(?)での酔っ払いだったり。もちろん重要人物である、元ドラゴンライダーの存在などあり、なぜこんなにも楽しませてくれるんだろうかというくらいです。


ファンタジーでどうしても気になるのか。衣装やセット。そして小物など。この映画ではその一つ一つのどれもがオリジナルでありながら、奇抜すぎない。馴染みやすい印象がありました。だから全体的に親しみやすい映画になっているんじゃないかな。

ストーリーの展開が時々物切れっぽくなっているのが気になりましたが、それでも十二分に惹き付けて止みません。きっと原作を読んでいるヒトでもしっかりと楽しめるでしょうし、未読でもまた楽しめる。名作品です。

§

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2006/12/13

NANA2

前作よりかは正直物足りなさを感じる。まったく音楽バンドというテーマは存在せず、グループでの普通の恋愛ドラマに感じてしまった。

§

オープニングは新宿アルタ前に待ち合わせるハチ公とナナのシーンから始まる。何かが始まる予感。と、思いきや物語りは数ヶ月前の出来事へとタイムスリップ。

主演は中島美嘉と市川由衣。前作では宮崎あおい演じるハチ公のイメージの違いをどこまで克服できるか。ちょっと気になっていたのですが、本作は本作での役作りとなっているようでした。

ストーリーの主軸としてはハチ公の恋のお話。前作でもあこがれていたバンドメンバーとの恋愛。夢が叶うことへの舞い上がりという描き方。そして次には身内バンドメンバーからの告白に乗ってしまう。

このストーリー展開の急激さというか、ちょっと時間展開が妙なことになっているような。はいはいと男性についていってしまう女性にしか見えませんでした(^^;。そのため、残念ながらちょっとイメージ悪く感じてしまったのは私だけでしょうか。後半ストーリーへの展開のためなのでしょうが、ちょっと浅すぎますよ(^^;。

で、しっちゃかめっちゃかになる。あっさりと結婚話がでてきて、そのままその方向へと進んでいく展開にもちょっと違和感。もう少し厚みというか、葛藤というか、そういう見所を魅せてほしかった。


もう一人のナナもメジャーデビュー前に有名バンドトラネスメンバーとの熱愛騒動に巻き込まれて、その過熱振りに本位とはいえないながらも、その流れに乗じて一気呵成にサクセスストーリーを進んでいくことになる。

§

前作は夢をかなえるためにという綺麗ごとをとても大切にしていたような気がします。本作はまったく別物のつくりになっているのですが、どっちがよいかは人の好き好きでしょうか。

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2006/12/03

007/カジノ・ロワイヤル

新ジェームス・ボンドの登場。そしてジェームス・ボンドが生まれる瞬間を描いたのがこの映画。

初っ端のアクションシーンは圧巻。爆弾男の逃亡を追っているボンド。異常に運動神経がいい犯人をスマートに追いかけるのかと思いきや、やたらと力技で向かうのが印象的。工事中の壁を突き破って追いかけていく姿はちょっと滑稽でした。

Mとのやり取りもまた面白い。敵の情報を調べているボンド。実はそこはMの自宅だったりする。ボンドがなぜ自宅を知っているのか驚くM。本作では全般的にボンドがいまひとつ活躍しきれないという感じになっているのですが、こういう端々に今後のボンドの活躍の予感が芽生えてくるようです。

もっとスリルとサスペンスがあるのかと思っていたのですが、後半になるにつれてカジノゲームがストーリーの主軸になってくる。このストーリー部分がちょっと長めで1時間くらいカジノゲームになっていたのではないでしょうか。その割には新しい展開も少なく、なぜこんなに長尺にしたのか疑問です。

ボンド誕生というストーリー展開だからでしょうか。結構あっさりと敵に捕まったりして、そのまま拷問を受けたりとあまり格好のよいところが少ない。新ジェームス・ボンドも誕生したことですし、次回作に期待でしょうか。

§

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武士の一分

主演は木村拓也に檀れい。脇役にもいい人たちがそろっていて、申し分なし。

正直木村拓也が時代劇にでて似合うのかなと不安だったのですが、この映画の持っている空気に一応溶け込んでいる。まったくの重い時代劇とはちょっと違うなと感じていたのですが、その空気もこの木村拓也が出していたのでしょうか。

檀れいもまさに好演。表情がいいですよね。きれいなだけではなくて、本当に武士のお上さんという感じ。目がとても好きです。

貝の毒にあたって目が見えなくなってしまっているという事実を突きつけられた時は見もの。目が見えない。自分が一番不安に感じるであろうことも、妻と徳平を不安がらせないように黙っている。しかしすぐに気づく妻が、問い詰めて発覚。こういう一つの流れをとっても、お互いの気持ちの良い気遣いが伝わってくる。

蛍がとてもきれいな夜。木村拓也の「そろそろ蛍が出る時分だな、もうでているか」という問いに妻の答え「いいえ、まだ」という言葉が忘れられません。

要所要所に織り込まれている笑いネタも、とても上質。すごく一本やりでまじめなストーリーの中に一服の清涼剤のように気がまぎれます。そしてまたすっきりとした気持ちで物語を楽しむ。いい映画だなと満足感。


最後の飯炊き女として妻がそっと戻っきた時。飯を食べてそれに気づく主人公。予感をしながらも、思わずほろりときてしまいました。さりげない日常生活がどれだけ自分を形作っているのか。ハタと気づかされる。

§

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2006/11/19

SAW3

圧迫感が凄い。息を抜いたら、負ける。そんな気迫をもって、望んだ1時間40分。


2004年から始まったこのSAWシリーズ。その衝撃度は衰えることなく、このSAW3でも健在。

冒頭から有無を言わさず、SAWへの世界へと引きずり込むシーンの連続です。

真っ暗闇に一筋のライト。そして足かせを嵌められた男性。何がどうなっているのか、全く説明はないまま始まる。そして、映し出される、死体と切断された足。男性は悟ってしまう。観客も悟ってしまう。

次に展開されるのは体に取り巻く凶器を嵌められた女性。ビデオから映し出される「ソウ」の姿。有無を言わさずゲームは開始される。

本編ともう言うべきストーリーがこのあとに展開されているのですが、多少ペースはダウン。このままのペースで残りの時間が果たして我慢できるかとても不安だったのですが、どうにか乗り切って今このレビューを書いているところです(笑)。

§

ジグソウに加えてアマンダの再登場。そしてゲームは開始される。

一つは子供を交通事故で亡くした男性が進めるストーリー。その男性と交通事故に関係する3人の人物が今回の対象となる。ひとりは事故を目撃しながら何もしなかった女性。事故を起こした罪人に軽い刑しか与えなかった判事。そして事故を起こした張本人である男性。

主人公の男性がそれぞれの対象に罰を与えるか。それとも赦すかを迫りながら物語は展開されていく。

このあたりにこのゲームの面白さというか魅力がある。殺人は決して望んでいないジグソウ。結果としてはかなりの罰を与えているのですが、そのポリシーは歪みながらも訴えたいことはよくわかる。

そしてもう一つのゲームがジグソウ自身に課したゲーム。

前作までと違う趣向だなぁとおもっていたのですが、全く持って自分の愚かさを最後に身をもって知ることになりました。この映画作品の魅力は衝撃のラストです。

§

途中に挟み込まれるSAW1とSAW2の裏シーンとも言うべき暴露シーンがあります。絶対に1と2を見てから見なければいけません。3が楽しめない上に、あとから1と2をみても面白くはありませんから(^^;。

またラストには少女のエピソードが挟み込まれているのも見逃せません。4に繋がる展開としての付箋と見るべきなのでしょうね。ジグソウの巧妙なゲームがまだまだ続くのかと思うと期待せずにはいられない。。

§

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2006/11/12

サッド・ムービー

4つのエピソードが織成す一つの物語。泣きます。泣きます。

§

韓国映画って本当に面白いですね。ストーリーがとにかくべったりとしているんですが、安心感がある。辺にこだわったり、奇妙奇天烈を狙うわけではない。王道を地で行く展開。

オムニバス形式化と思っていたのですが、それぞれのエピソードがそれぞれちょっとずつ絡み合いながら、一つの映画を構成している。

消防士と手話通訳の彼女のエピソード。指輪を送ろうとしながらもすれ違いの日々を送っている。プロポーズを待ち焦がれる女性。仕事の都合もあり、タイミングを逃し続ける男性。

無職でバイト生活の男性とスーパーでのパートタイムに明け暮れる女性。3年間の変わりばえのしないお互いの関係に嫌気をさして別れを告げる女性。好きな人と一緒に居るために仕事を見つける男性。新しく始めた仕事は人の恋を終わりにする「別れ屋」。

遊園地で似顔絵の仕事をしている男性に、着ぐるみで白雪姫を演じる少女。少女は耳が聞こえない。顔には火傷の跡。決して声も出さなければ、顔も見せない。着ぐるみのキャラクターを演じながら男性にアタックを仕掛ける少女。

仕事に忙殺されて子供とのコミュニケーションがうまくいっていない親子。そしてある日母親は事故にあってしまうのだが、そこで判明する病気。子供に襲いくる現実。

いつも晴天続きの日々。梅雨の到来と共に訪れる涙。

§

それぞれのエピソードでもう涙があふれそうでたまりませんでした。

エピソードとしてはどれもこれもすきなのですが、面白かったのは絵描きと着ぐるみでしょうか。小人たちの名演技にも魅せられました。気ぐるみをとって絵を描いてもらうシーンは心に残したいワンシーン。

親子のエピソードはもう涙が止まりません。病院の外で泣いている子供。たまりません。

別れ屋に依頼をした女性。女性が見ながらガラスに映る自分に別れを言い聞かせる男性。そっとそこに置いた傘。仕事帰りにかさの手持ちがない女性に、ふっと目に止まる一つの傘。何気なく手にとって広げて気づく、男性からの想い。

火災事故で帰らぬ人となる消防士。遺品の中にあった指輪。火災現場に残ったカメラに映る男性。そして最後のメッセージ。消えていく男性の姿。

梅雨の時期に思い出してしまいそうな映画です。

§

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ウィンター・ソング

荘厳華麗。過去と現在とミュージカルが渾然一体となって、不思議な魅力になっている。

§

主演は金城武にジョウ・シュン。

10年前、まだ無名で貧乏だった二人のエピソード。そして10年後。二人はスターとして再開する。そしてミュージカルでの共演を行うことになる。

10年前は映画監督への夢を見ている男性に、歌手から映画スターへの夢を描いている女性。お互いに支えあいながら、何とか這い上がっていこうともがいている。人にだまされたり、貧乏に苦労をしながらもいつしか成功へと歩みを進める。

そしてミュージカルでの共演という運び。序盤で展開されるマスコミ向けの記者会見(?)が印象的。何かすごい人がすごい物を作るんだろうと思わせる会場のセッティングに、お互いの腹の探りあいがバチバチ絡み合う。その絶妙な緊張感が面白かった。

過去のエピソードと今の状況をあわせながら、劇中劇であるミュージカルで上手にラブロマンスを表現するようなつくりとなっている点がとても面白い。分かりにくさというのは否めなかったのですが、あまり深く考えずにその場の流れに身を任せれば十二分に楽しめる映画かな。

たびたびプールのシーンが登場するのですが、なぜにプールなのかがイマイチ判らずじまいだったのですが、何でプールなんでしょうね。しかも金城武は基本的に服で泳いでばかりいるし(^^;。

ミュージカルシーンも主軸というよりも、物語の展開の一部として使われているので、ミュージカル毛嫌い派も一度見てみてはいかがでしょうか。

§

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2006/11/04

7月24日通りのクリスマス

夢が膨らみすぎて妄想に。恋をしたいという願望に恋をする。憧れを現実にする家庭が面白い映画だ。

§

主演は大沢たかおに中谷美紀。大沢はライティングデザイナーとして東京で成功をして故郷へ錦を飾りに帰郷。学生時代からライティングに興味を持ち、それがきっかけで中谷演じる本田サユリに出会う。

そして物語の主人公である本田サユリ演じるのは中谷美紀。初っ端にだめだめっぷりを遺憾なき発揮するところが印象深い。スポットの当たるところのあくまで脇役。脇役なのになぜか邪魔臭い。生まれながらにして、全ての運命は定まっているという固定概念を持ちながら、夢を夢見る少女という印象。メガネの歪みがたまらなく、だめだめでした。(^^;

また脇役を固める俳優たちもまた素晴らしい。一人ひとりの個性を出しながら、絶妙にストーリーを絡んでいる。

漫画家を目指している幼馴馴染みに佐藤隆太。ぱらぱら漫画のエピソードが切なかった。

弟役に阿部力。イケ面俳優のもてっぷりを発揮している。個人的になぜかこの人の顔が面白く、どことなく笑えてしまうのですが、決めるところ決めていました。

弟役の恋人に上野樹里。「虹の女神」でも感じた素朴な純情っぽさがこの映画でも発揮。ウエディングドレス姿が素敵。

他にもあるのですが、不必要なキャラクターも俳優もエピソードもないのが、この映画のいいところ。

クライマックスの中谷美紀が大沢に告白をするシーンのクリスマスツリーは素敵でしたね。どこもかしこもこの時期になると華やかにライトが灯りますが、明るいのと素敵なのはぜんぜん違うのだと気づかされました。

クリスマスの季節もすでに到来。かきいれどきなので(ぉぃ)、この映画を見て気合を入れてみてはいかがでしょうか。


§

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2006/10/29

虹の女神

何気ない日常生活を送っているのに、突然人が死ぬ。今まで居た人がいなくなる。

§

映画の中でも映画研究会として映画を撮っているのですが、あまり小難しい薀蓄はありません。それよりも映画に対しての愛着の強さを感じさせる場面などが多々あり、そちらがとても面白かった。カメラとフィルムに愛着を持っているところなど、微笑ましく感じられる。

一つ一つのシーンが日常生活を切り取ったような構成になっていて、そこで展開されるやり取りも決してドラマティックではありません。普段から一緒に居る、こなれた関係の安心感とも言うべき空気があります。

映画のタイトルにも歌われている虹もストーリーに彩を加える重要な役割になっています。全体的に落ち着いた雰囲気のあるこの映画の中で、特別な色を放っています。

基本的には不器用で下手くそな恋愛物語なのですが、その中で印象的だったのはデートクラブの帰り道に冗談混じりでプロポーズされたシーン。冗談でプロポーズした男性に本気で怒る。ぼこぼこと殴る蹴る。二人の微妙な関係の面白さが現れているシーン。

相田翔子演じる女性はかなり面白かった。というか、この映画の中で異彩を放っているのに、絶対に必要でもあると思わせる魅力がある。年齢詐称がばれそうになっているシーンなど笑うに笑えない迫力がありました。もしあんな女性につかまって結婚でもしようものなら、その後どうなってしまうのでしょうか。すごく気になりました(^^;。

ヒロインの自宅でみつかった自主制作映画「THE END OF THE WORLD」の上映シーン。それまで制作シーンなどはあったのに、上映シーンがなかった。ここで初めてのお目見えになります。こざっぱりとした映像にシンプルなストーリー。それなのにそれまでに積み重ねてきた二人の軌跡を、この映画に重ねてしまい、なんともいえない味わいを感じました。

§

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ただ、君を愛してる

何も知らないまま、ただ素直に見てもらいたい。そして味わってほしい。

§

主演は玉木宏と宮崎あおい。二人は大学生。二人の学部は違う。出会いは横断歩道。交通量が多いのにもかかわらず、信号のない横断歩道を無心に手を上げて渡ろうとしている宮崎あおい。そこで玉木宏が声をかけたのがきっかけ。ここはわたるのは無理だからこの先の横断歩道を薦める玉木。それでもわたろうとする宮崎。宮崎曰く、「止まってくれる親切な人がどれくらいいるか知りたいから--」。

どことなく人と違うというかのほほんとしているのか、自分は薬臭いのではないかというコンプレックスを抱いている玉木。周りの空気に溶け込むのにも時間がかかったり、人との行動にちょっとずれを感じる時もある。それもまぁご愛嬌というところだろうか。

一方の宮崎あおい演じる静流(しずる)はちょっと変わっている。慢性鼻炎で鼻をいつもずるっとしている。髪もぼっさぼさ。主食はドーナッツクッキー。どことなく全部がヘン。自分は成長ホルモンが足りないといっている不思議なところもある。

写真を撮る場所として森が選ばれていますが、あんな開けた森があったらすごくいいですよね。すごく癒されそうです。

大学生活では同じ学部たちの友達として5人ほど登場しますが、意外と個人のエピソードっぽいのがあまりなかったのがちょっと残念かな。黒木メイサはかなり目立っているし、微妙な三角関係を描いていたので個人的なエピソードがもう少し匂わせても楽しみが増えたかも。

中心はやはり宮崎あおいでしょう。不思議少女とも違う、愛くるしい仕草に、不思議な言動。前述の「私には成長ホルモンがちょっとたりない」なども奇妙といえば奇妙。他にも違和感の伴う、言動があったりしてやっぱりただの不思議少女なのかと思っていました。

写真展に応募することになり、テーマを「キスする恋人」とする宮崎あおい。二人は森の中で始めてのキスを交わす。このシーン、いいっすねぇ~。二人ともあまり緊張感がない。かといって擦り切れているわけでもない。本当に自然な感じでキスをしている。森の中ですっと馴染んでいました。遠景の森を映した映像がえらく美しかった。


--そして、そのまま宮崎あおいは消えてしまう。本当になぜだか分からないまま、突然に。

取り残された玉木は同じ場所で待つことにする。ただ待つことにする。

そして届いた手紙の住所はニューヨーク。そして知る、真実。

涙が止まりません。


§

今年宮崎あおい主演映画として「好きだ、」「初恋」と、この「ただ、君を愛している」を観ましたが、どれもこれも素晴らしくぐっとくる映画ばかりだったのが印象的です。ちょっと早いですがこの3本は2006年ベスト5に挙げたい。

§

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2006/10/22

地下鉄(メトロ)に乗って

人の心を惹き付けて止まない。一人一人の個性が混ざり合って、一つの色を成して、クライマックスを迎える。今の自分がある不思議。そんな当たり前のことも不思議に思う。ふとした事に気づかされる映画だ。

§

冒頭の地下鉄永田町での恩師との出会いからの導入。思わせぶりな口調にのみ込まれ、プラットフォームもいつもとは違う空気が漂う。この瞬間にすでにこの映画の魅力と不思議な空気に魅せられました。

台詞中に地下鉄の面白さが、至る所に盛り込まれているのですが、都内の地下鉄を日ごろから利用していればピンとくるところなのでしょうが、そうでないとちょっと物足りなさや違和感を覚えるかもしれません。私も日ごろから地下鉄を使っているので、都営地下鉄は確かにどこにでもいける便利さを感じる一人。ものすごく便利なのですが、未だに迷いますが。

§

主人公演じるのは堤真一、岡本綾、大沢たかお、常盤貴子。大沢たかおは青年時代から壮年時代までを演じ分ける。見所のある役どころでした。

物語は現代と過去の時代を行ったりきたり、法則性はなく、唐突にいきわたる。しかしながらストーリーはしっかりと一本の道筋を辿っているので、話に迷うことはない。むしろ相関して盛り上げるところもあるくらいだ。

面白いなと思ったのは過去に戻る時間が一定ではないことかな。古い時代→新しい時代でもなく、新しい時代→より古い時代へ遡るわけでもなく、物語にあわせて適時大切な時間へ戻る。最初古い時代へ戻っていくのかなと思っていて、勝手に父親の一番大切な時にでも戻って、その後の人生への契機でも描くのかと思っていたのですが、結果は予想以上の展開でした。

クライマックスでもある、母親が営む会談上のBARにて一同が集うあのシーンは名場面でした。バラバラにも感じていたストーリーがすべてあの瞬間に集約された。そして思い至る、この映画の魅力。それまで父親と息子の話を中心に描かれていてサブ的な母娘のストーリーが一気に中心に躍り出て、物語を珠玉のものとする。岡本綾演じるみち子に涙、涙です。オムライスがとてつもなく愛おしく思えた。


父親の人生の岐路にいつも自分の息子が関わっている。タイムスリップ系のお話では良くありがちですが、この映画では面白みというよりも、その瞬間の大切さと、その後に続く道のり(影響)の大きさの計り知れなさを感じます。何がどうなるかわからないけれども、後で思い返すとあの時の言葉が響いていることってありますよね。


§

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2006/10/11

奇跡の朝

死者がある日戻ってきたら。社会的な問題と個人的な問題がごっちゃになって、いまひとつ何が言いたいのかわからないところが残念だった。

§

冒頭はふらふらと歩いている群集から始まる。人がたくさんいるのに活力が感じられない。みな何か不思議そうな、懐かしみを覚えるような顔つきであたりを見回りながら類手いる。

死者が突如として戻ってきたら。物語的には感動作を期待したいのですが、映画的には受け入れる社会問題を議論しているシーンと、戻ってきた故人を受け入れる家族の問題が展開されています。

よみがえった人間が以前とは違う状態にあるということもあるのですが、印象的なのは喜んでいる人間が少なかったこと。戸惑いも在るのでしょうが、全体的に違和感を覚えているという印象を受け続けました。

真夜中でもあまり眠らない。徘徊する様子が見て取れるなど、ミステリー風ではあるのですが、その謎が最後まで謎めいていた所などちょっと楽しみきれないところが見受けられたのが残念。

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チャーミング・ガール

一人の女性の日常生活。ドラマもなければハプニングもない。けれども胸に秘める思いはある。そんな映画。

§

主人公は郵便局に勤める女性。仕事も当人も決して派手ではない。むしろ地味。そしてそつなく仕事をこなしていく毎日と、淡々と日常生活を送る主人公。

何が楽しいのかは本人次第か。観葉植物を育てたり、通販で商品を購入してみたり。ありふれた楽しみが主人公を包み込む。ぼぅっと休みの日にしている姿。つまらないわけではない。ただの毎日を映し出している映像が印象的。

そしてその中でクローズアップされるのが一人の男性と猫。ふっと気がつくとそこにいるという感じでしょうか。

男性ははっきり言って見た目はそこそこながら、何か翳があるというか・・・華がないわけでして、なんとなくこの映画にぴったりしっくりくるから面白い。

個人的には猫好きのため、猫ちゃんとの戯れがたまりません。子猫って何はともあれかわいいのです。世話は大変でもかわいければよいのです。

§

そして物語は記憶の中の母親と忌まわしい記憶がわきおこり、何気ない日常生活に一つのドラマがわきおこるのですが、主体は日常なのでこの辺は割愛します(ぉぃ)

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ワールド・トレード・センター

ヒューマンドラマ。

§

冒頭にワールド・トレード・センターの悲劇が起こりますが、その時の衝撃と現実が入り混じった展開が生々しい。衝突する瞬間こそ映像ではないものの、ずどぉんという轟音がどこからか聞こえてくる。

現場に出ていた警官たちは緊急収集。何が起こったのか誰もわからない。そして知る現実。現場の警官たちの騒然としながらも、起こった現実が認識できない様子。バスに乗って現場に向かう途中にみえた、倒れる人の姿に呆然としてしまう。

現場に到着するが手の施しようがない現実にも果敢に挑む姿がまた勇ましいながら、なにか痛々しい。悲壮な姿がそこにある。

§

ビル崩壊の時。崩れたともわからずただ逃げる人。ホンの瞬間。次の瞬間。瓦礫の中に埋もれている姿が映し出される。そしてそこからが長い時間になる。


瓦礫に埋もれた二人。生きる希望を与える二人。生きていると信じて待っている家族。

うぅむ、泣いた。

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2006/10/01

夜のピクニック

ただ歩く。ただ歩いて24時間。80キロ。それでも24時間後、80キロ後にはものすごい変化があるから不思議だ。

§

80キロ歩くのってなかなかできることじゃないっすよね。たぶんどんなに準備をしても自分には無理だろうな(^^;。

メインキャストの多部未華子と石田卓也演じるクラスメートは実は異母兄妹。映画中では中盤あたりまでなかなか明かされないまま微妙な空気が続いています。全然隠し種でもないし、これを先に知っておかないとこの微妙な空気の些事が楽しめません。この関係によって二人は意識をしながらも、交わることのできない状況がずっと学校生活の中で続いていたようですね。

§

映画中ではこのイベント中に告白タイムとという重大なイベントが、生徒たちの中ではメインとなっているようでこの辺の楽しみというかタイミングの計り方がまた楽しませてくれます。当人からすれば一日中頭はきっとそればっかりなんだろうけれど、観客としてみている自分としては余裕しゃくしゃく。ふふふのふんとばかりにニヤケていました(笑)。

基本的には歩いている中でのドラマの展開になるのですが、ストーリーとは一歩はずれたところに脇役のキャラがまた微妙に面白い。仮面をかぶった兄妹(?)。元気そうだけれども実は元気じゃない教師。なんでかバナナ商人もいたり。たぶんいなくても困らないのだけれども、いるからこそこの微妙な空気がまた出てくるんだろうな。

ストーリーとも絡んでくるロックな青年がひたすらに面白い。あほなんだかばかなんだかわからんけれども、こういう奴っていつの時代にもどこにでもいたよなって思うようなキャラでした。微笑ましい。必要不可欠な人材です。

§

兄妹は、声をかければ十二分に話せる距離にいるのに、ずっと互い違い。普通に見たらどう見ても憎み合う二人。歩行会もラストに、タイミングをつかみ会話をしてみれば、お互いのことを実はよく知っている二人。あの瞬間がたまりませんでした。ギクシャクと会話を続けるうちに、あっという間に自然で当然の会話になる様が好きです。

ゴールとスタートが一緒という憎い演出がまたたまりません。

§

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涙そうそう

沖縄の空気。それがこの映画の中心でとても大切なものに感じる。生きているのがとても大変なのかもしれない。でも、沖縄の空気が助けてくれている。

§

泣かせる映画だとは思っていましたが、泣かせるために作られているわけじゃないように感じました。ただまっすぐに生きている兄妹の生き様と境遇。その中から沸き起こるうねりに見せられました。

主演は妻夫木聡に長澤まさみ。人気・実力ともに圧倒な二人。期待通りの活躍でした。

特に長澤まさみ。登場シーンはとても子供っぽく健康的な姿が印象的。とても明るく素直で元気な妹。それを温かく見守る兄という情景が繰り広げられる。そこに兄の恋人がふっと現れた時に見せる、戸惑い(?)の表情がたまりません。世界が広がる戸惑いとでもいうのでしょうか。

ワンシーンごとに成長していく姿も印象的です。高校入学時から成人式までの5年間の変化を見事に見せてくれました。でもふっと気づくと「大人になったんだ」と驚きもまた与えてくれました。

妻夫木聡演じる兄もまたいい人間ぶりでした。いい人だし、がんばっているし、努力している。時に人には裏切られたりして、苦労も耐えないけれど、誰かのために一生懸命になれる。すごいなって本心から思う。その中で印象的なのは恋人との別れのシーン。家や学歴の違いからギクシャクとなっている最中。女性曰く「好きならそんなの関係ない--」。でも妻夫木は「関係ないわけない」といって去ってしまう。やっぱり人間なんだとずどんと感じる瞬間でした。

カオルが兄の元を去っていくシーンが私は一番好きです。別れとも違うし、嫌いでもない。好きだけれども、袂を分つ。辛く寂しいけれども、次のために必要なステップなんだとしみじみ。

その後の展開はもうひたすらに涙。

いろいろと書きたいのですが、まったくまとまりません。気持ちが揺れ動いてます。


§

パンフレットには劇中でも使われていた手紙が同封されています。文面は一緒なのですがワープロ打ちされたものというのが、少々寂しいかな。劇中では携帯電話も登場していたので今時の兄弟ならメールでやり取りもしていそうですが、この手紙のような思いの通じる小道具がまたいいですね。

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2006/09/25

ストロベリーショートケイクス

女性のための女性の映画。

主演は池脇千鶴、中越典子、中村優子、岩瀬塔子。別々の職業をもち、それぞれの生き方をしている。その4人に焦点を当てながら物語りは進んでいく。

池脇千鶴演じる里子は冒頭に男に振られるところから始まる。--男にひきづられたことがあるというナレーションとともに本当に足にすがりながら引きづられて行く池脇千鶴。引きずる男もまたすごいぜ。「恋でもしたいっすねぇ」が口癖。

次に中村優子演じるのはデリヘル嬢。お金をためて5階以上のマンションを買って、体が動いてぼける前に自殺を希望。5階以上でないとうまく死ねないらしいのでマンション購入は5階以上でないとだめらしい。憧れの人は専門学生時代の男友達。当人は居酒屋でバイトをしていることにしている。男っぽく付き合いながら、それでもいつも一緒に居たがっている。

中越典子が演じるのはどこにでもいるような普通のOL。恋をとても大切にアピールしているが、相手の気持ちはどんどんと離れていく現実に突き当たっている。

岩瀬塔子が演じるのはイラストレーター。この中でも一番強い女性に見えるが、過食症に悩まされている。誰もいないところで食べたものを吐きながら恨みつらみもつき放つ。

いろいろなエピソードがごっちゃ混ぜになっていて、時々ストーリーを追うのがつらいときもあったのですが、あまり気にせずその時のエピソードを楽しむ形で十二分に最後までいけました。悪く言えば繋がりのない印象もあります。

主役というか主点はありません。すべてが気に入る必要はなくて、この4人の中でひとつでもお気に入りが見つかればいいのではないでしょうか。憧れの夢物語というよりも現実的な夢物語という印象があり、どこかしらで共感の呼ぶものがあるのでは。

すっと楽しめる。いい映画でした。

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2006/09/24

フラガール

男がだめなら、女が働く。北の大地にハワイリゾートを夢見て、活動する女性たちの物語。ダンスシーンは見物です。

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炭鉱閉鎖という時代の流れには逆らいがたい事態に、次の産業としてハワイアンリゾートを建立って俗物だなぁって印象があったのですが、映画を見てちょっと考え改めたかも。炭鉱の町という閉鎖適な世界の中で、時代への変化にも対応仕切れない人々。その中で夢を見ることが大切か。その夢がハワイなのかなと。

主演は松雪泰子、豊川悦司、蒼井優に山崎静代。松雪泰子はやっぱり東京モンっぽいし、豊川悦司と蒼井優は意外に田舎っぺが似合っていたのが印象的。

意外だったのは山崎静代。もっとイロモノかと思いきや、でっぱなはわらかしてくれましたが、後半では涙頂戴シーンも。かなりぐっとくる。これは意外な発見かもしれません。


フラダンスってただの踊りではなくて、その動きに手話の要素が含まれていたんですね。初めて知りました。今回映画のはじめに動きの解説でメッセージも紹介されています。その手話を使って後半ではエピソードがありますので、ぜひ最初に覚えてしまってください。きっと楽しいですよ。

ダンスシーンで圧巻なのは松雪泰子と蒼井優のワンマンシーン。情感のこもったダンスを細かいカットで印象付ける。時間的にはほんの数分なのでしょうが、とても長く長く感じられるシーン。フラダンスを初めてみた気がしました。

音楽もまたいいですね。ジェイク・シマブクロが担当しているのですが、いい場面でなんともいえないメロディが。前に出すぎず引きすぎず。いい場面にしっかりと寄り添ってます。

閉鎖的な炭鉱の町の人々あり、ハワイアンリゾート建立までのすったもんだあり、そして別れなどもあり、いろいろと詰め込まれているのに全体として一つに繋がっている。いい映画です。

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イルマーレ

すごくすごくピュアな話で、奇跡を信じるのならありかなと思う。でも、ちょっとストーリー展開に分かりづらさがたってしまって乗り切れなかった。

§

主演はキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック。「スピード」で共演以来12年ぶり。二人とも大好きな俳優なのでとても楽しみにしていました。

物語は湖に佇む家のポストが中心になる。2006年に家を出て行くサンドラ・ブロックが次の住人のために宛てた手紙が発端になる。その手紙はなぜか2004年の以前にすんでいたキアヌ・リーブスの元に届くことになるのだ。

そうして奇妙な手紙のやり取りが進んでいくうちに、二人は興味を抱いていくという展開。

このあたりのエピソードが見所でラブストーリーなのですが、時間軸のずれがうまく物語りとかみ合っていないというか違和感の残りっぱなしの展開。パンフレットに時間軸の解説が書かれているのですが、いまひとつなのは私だけでしょうか。

湖の家とか、いいアイテムが出ていていい雰囲気の二人が出演して、いい物語だと思うのですが、最後までよくいまひとつぴんと来ないままだったのが本当に残念。

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2006/09/17

シュガー&スパイス 風味絶佳>映画

甘酸っぱいだけじゃない。いい味のする恋愛映画。

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始りは情熱を抑えきれない高校生時代のエピソードから。高校生と大人(?)の女性の関係から、微笑ましい姿が浮き彫りに。

そのまま時は進んで、高校を卒業後になぜかガソリンスタンドで働く主人公の柳楽優弥。そこに現れるのがヒロインの沢尻エリカ。主人公よりもちょっと大人っぽさがあり、実際の柳楽優弥との関係が現れているようで気持ちよかった。

高校生時代のエピソードもしっかりと中盤に絡んでくるのですが、正直言って別にいらないのではないかとちょっと思ったりもしたのですが、どうなんでしょうね。最終的には部屋の提供になってしまった印象。

ガソリンスタンドの先輩に大泉洋が構えているのですが、とにかく笑わしてくれましたね。「昼飯いってくるわ~」「ちょっとかっとばしてくるわ~」と仲間に声をかけていざ出陣。と、思いきや小さくかわいらしいミニバイクですたたたっと出て行く姿が最高でした! 空気を壊すことなく、映画に一味違うテイストを加えていました。

また夏木マリ演じるグランマがすごく良かった。「顔も見たくない人」といいながら、送られたダイヤモンド富士の写真を飾り続ける。そしてドライブと称して、その写真の場所を探しに出かけるシーン。朝の湖に一人じっと佇んでいる姿がすごく印象的。この映画の一番の見所だと感じました。


初恋は実らないという格言のとおり、最後にヒロインはちょこちょこと現れていた元カレと寄りを戻してしまい、主人公は捨てられてしまう。完全に負けていますが、若いころの苦い経験としてきっと次の一歩をまっすぐに進んでいくのではないかと思わせるエンディングが素敵。

§

で、今回は六本木ヒルズにて行われた舞台挨拶にいってきました。当日は柳楽優弥、沢尻エリカ、大泉洋、チェン・ボーリンとプロデューサーの大多亮に監督の中江功が登場。

最初誰が誰だかわからないくらい、雰囲気が違っていました。柳楽優弥はなんか大人っぽいし、沢尻エリカは金髪だし。なぜ沢尻エリカが金髪だったのかはわかりませんが、変でした(ぉぃ)。

監督とプロデューサーの方は映画の見所を余すところなく伝えつつ、会場をわかせることも忘れないところなど恙なく舞台挨拶を終える。そして今回一番注目していたのは柳楽優弥でしたが、テレビで見るとおりしゃべりませんね~(^^;。何をしゃべっても沸かせるくらいの人気はあると思うので、何をしゃべってもいい気がするのは私だけでしょうか。

大泉洋もお笑いの神がついているのか、とりあえずわらわかしてくれました。結構好きになっちゃいました。

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2006/09/03

映画>マイアミ・バイス

シブい。カッコいい。でもそれだけの映画だったかな。

§

主演はコリン・ファレルにジェイミー・フォックス。人気俳優二人の共演とあり、期待に胸膨らませていました。

潜入捜査官を取り上げた映画。潜入捜査---相手の懐に飛び込み、その実相手を手玉に取らなければ成らないというのは考えている以上に大変難しいこと。ミイラ取りがミイラになるではありませんが、人間の心は弱いもの。

見所はやはり潜入捜査官だとわからないようにしながら、上手に網をしぼめていく駆け引きでしょうか。アクションシーンも激しいものがあり、見所となります。

ただ如何せんその緊迫感をそぐようなラブストーリーも展開しているのが残念かな。何か中途半端な気持ちにさせられてしまい、乗り切れませんでした。

§

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映画>グエムル 漢江の怪物

「えええ」に「おおお」がとまらない。「うそ~」に「まじ~」がとまらない。期待を上手に裏切って惹きつけて止まない。

§

一歩間違えば確実に駄作。決めて欲しいところをとにかく外す。どこかぬるい。でもそれが本当っぽいっていう面白さがある。その裏切りがまた見事で笑う場面じゃないのに、可笑しい。だから楽しい。

初っ端にイカ9本アシ騒動を持ってきたりする所からもう自分はお気に入りです。本当にどうでもいいじゃないですか。すんごい化け物が目前に迫っているのに、のんびりと餌をあげているんですから。

怪物はものすごく怖い。エイリアンにも負けず劣らず。明確な人間を襲うという目的が見えないのがまた恐怖心をそそる。そんな化け物に立ち向かう一家もまたすごい。すごいというか、抜けているというか。不思議な魅力のある、個性のある一家。時としてまどろっこしい気持ちにもさせされる。観客から見ているとはやくはやく~とどうしても声をかけてしまいたくなる。そんな一家。

すでに見ている方はきっとわかる、どうしてそうなっちゃうのというもどかしさの数々。


最高なのが下水道から脱出をするために衣服を結んで、上辺に引っ掛けるシーン。あの時間(上映時間ね)までまったく行動を起こさないで待ち続けた少女。ここまで引っ張ってやっと行動を起こして、ロープもどきを精一杯投げる少女。やっと引っかかりすっきりするかと思った瞬間・・・シーンは少女の背丈のはるか上で垂れ下がっているロープとその場に佇む少女に変わるんです。

どうしても可笑しい。本当にどうしても可笑しいんです。

2006年ベスト5入りは確実。ものすごく印象深い映画になりました。

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映画>アキハバラ@DEEP

今時風の青春ストーリー。仲間と作り上げる楽しさと反権力の精神は受け継がれつつ、テイストを変えた面白さがある。

§

秋葉原を舞台に巨大企業(IT)と基本的に無職の若者5人との対決物語。オタク系人間の失敗談などは全体を通してあまりないのが、少し残念(?)。あくまで秋葉原とオタクをモチーフに物語を展開している。

主演はなる成宮寛貴、山田優、忍成修吾、荒川良々、三浦春馬が若者5人を演じ、巨大企業会社の人間として佐々木蔵之介、寺島しのぶと萩原聖人などなど。持ち味の違う人間がそろってひとつの映画になりえるのは舞台が秋葉原だから寛とちょっと考えてみたりもする。

一応物語りの展開的には若者5人が新しいサーチエンジンを開発し、それを無理やりに奪い取ろうとする悪の企業が狼藉を働くという流れなのですが、安易に開発して安易に奪い取ろうという印象があり、ちょっと物足りなさも感じる。本当にすごいものだともっと認識させるプロセスが欲しかったかな。


また寺島しのぶと山田優の格闘シーンもあり、いろいろな意味でも面白かった。山田優がトレーニングしているシーンなどは結構さまになっていて格好良かった。この映画の中で唯一スポーティを感じる一瞬でした。

§

ちなみに私は原作者石田衣良の大ファンです。

§

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2006/08/28

映画>UDON

うどんが魅力的に思えた。青空の下で食べてみたくなった。うどんが食べてみたくなった。そんな映画だ。

§

ユースケ・サンタマリア演じる主人公はニューヨークでエンターテイナーを目指していたが会えなく挫折。故郷のさぬきへ戻るところから物語は始まる。

もう一人の主人公小西真奈美が演じるのはタウン情報さぬきの編集部員。本当は小説家をめざしているのだが、なぜか回り道をしてしまう。

そんな二人が出会うのは奥深い(?)山の中。熊に襲われ、車ごと谷へ転落。無事に生き残った二人に待ち構えていたのは一軒の製麺所。そこで食べるいっぱいのうどんのうまそうなことうまそうなこと。

タウン情報の取材と称して様々なうどんが紹介されていましたが、どれもこれも美味しそう。うどんへの愛着を感じる場面です。

§

そして物語は親子の葛藤や地方出身の人生などが語られる。うどんやのおやっさんの真心があり、息子のプライドもあり、見所は満載。

§

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映画>ラフ

真っ青のプールが気持ちいい。真っ直ぐの気持ちがまた気持ちいい映画だ。

§

あだち充原作。主演に長澤まさみと速水もこみち。その他若手俳優多数という具合にとにかく若い雰囲気パワー盛りだくさんのこの映画。どこまでも気持ちのよい映画なのです。

ラフというタイトルの意味は下書きのラフ画のことだったんですね。映画の中でも語られているのですが、まさにピッタリとくるようなイメージ。

メインである水泳競技のシーンはスピード感と迫力のある映像にドキドキが止まりません。

§

ただ如何せん、ちょっと解かりづらかったのが大和家と大宮家の関係でしょうか。そこにお兄ちゃんの家がどういう風にかかわっているのか。そして今に繋がっているのか。物語のキーポイントなのでしょうが、ちょっと描ききれない印象。

おそらく原作ファンの期待は裏切らないものになっているのでしょうが、如何でしょうか。

§

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2006/08/13

映画>ユナイテッド93

怖かった。

§

次々とハイジャックが明らかになり、現場の混乱も手に取るように解かる。そして映画の舞台ともなっているユナイテッド93機のハイジャック。


見てよかったとも思うし、見たくなかったとも正直思う。

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2006/07/17

映画>日本沈没

リアルというよりも生々しい日本沈没の映像が衝撃的だ。綺麗な人間ドラマはもう二の次でした。


§

冒頭は地震災害に巻き込まれる主人公役の草薙剛とキーワードになる少女役の福田麻由子が登場。いきなり日本沈没かと思わせるくらい迫力のある映像でした。

そのピンチを救うのがハイパーレスキュー隊員役の柴咲コウ。ヘリコプターに吊り下げられて爆発の炎に巻き込まれながらも、二人を連れ去る。なんか異常に格好よかったのですが、ちょっと超人入っていましたね(^^;。このあともこの超人ぶりで人々を助けるのかと思いきや、あとは個人的な悩み問題に終始していたのがちょっと残念。

そして物語はメインである人間ドラマへと突入。それぞれが個性あふれる脇役が主役である二人をしっかりと盛り上げていく展開に好感。ひとつの話がしっかりと展開されていくのでとてもわかりやすかった。

§

そしてクライマックスシーンの日本沈没から救うために草薙が海底へ向かおうとしているシーン。そこにバイクで駆けつける柴崎との再開。めちゃくちゃ格好よかった。このシーンだけでもこの映画を見てよかったかなと思わせるくらいです。


§

パンフレットの出演者をみていたらなんか福井晴敏と富野由悠季も出演しえいるみたいですね。全く気づきませんでした(^^;。

§

こういう劇的な日本沈没が明日起こるとはあまり考えはしませんが、いつ災害が起こっても不思議はありません。いつ何が起こってもいいような心を持ちたい。そう思った映画。


§

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2006/07/16

映画>パイレーツ・オブ・カリビアン

前作以上にポイントを抑えた丁寧に作られている。子供も大人も安心して見られる作品。

§

前作の大ヒットを受けて今回の続編にも期待がかかっていたのですが、裏切られることなく2時間30分を堪能させていただきました。

続編という位置づけであり、前作の話を引き継いでいるため、本作を見る前にやはり予習は必要。キャラクターの紹介などもなく物語りはどんどんと進んでしまいます。

そしてこの映画の見所はコミカルなキャラクターとその演出。漂流後に到着した島での原住民とのやり取りはもう楽しさいっぱい。原住民とのやり取りもそうだし、囚われの身からの脱出劇など手に汗握りながらも顔はニヤニヤ。

今回の敵役もまた一味も二味もあるものに仕上がっている。口ひげが足。ちゃんとくねくねと一本一本が動いているから不気味。

§

ただ3部作と銘打って続編を作られて入るのですが、この2部については3部の前編という仕上がりになっていますね。

伏線が所々に張られていますが、本作ではほとんど解決しないまま、次回作へとつながっているようです。本作は本作で見所はあるのですが、物語としては未完成のままですね。

次回作も2007年5月公開予定なので、それまでは期待に胸を膨らませて待っていようかと思います。


§

エンディングロール後におまけ映像がありますので、最後まで堪能ください。

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2006/07/02

映画>カーズ

車なのに愛着が湧いてくるから不思議だ。でも決して車好きだからというわけじゃない。車なのに愛らしい表情にたまらく魅了された。

PIXAR&ディズニーの映画って本当に楽しいですよね。ストーリーもそうだし、それを見せる技術力の高さに心底惚れます。このタッグでもっとたくさんの作品を残して貰いたいのですが、なかなか難しいのかな。

§

冒頭は主人公マックィーンとそのライバルの優勝を争うレースシーンから。スピード感といい臨場感といい申し分のないレースシーン。実際には写せないようなカメラアングルからの映像にリアルなレース以上の興奮を覚えました。

車映画なのはここまでで、あとは車というよりも人間ドラマっぽくなっていくのですが、この映画の魅力は車に頼らないところだと私は思います。車好きならこの映画を見てもちろん楽しいと思いますし、車にあまり詳しくないとしても十二分に楽しめる仕上がりになっている。

おもちゃのような車たちが愉快(?)に暮らしている。普通の暮らしの中、普通の町の中に車社会があって、普通に暮らしている車がいる(変な言い回しだな(^^;)。アメリカの片田舎を彷彿させるような暮らしぶりに車をモチーフにしているので、そこに遊び心が満載されている。

どことなく幼心をくすぐるような映画です。

§

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2006/06/24

映画>タイヨウのうた

必死に生きる青春。説教くさいわけじゃないけれど、辛い人がいるということをしっかりと教える映画だ。

主演はシンガーソングライターのYUI。演じるのは色素性乾皮症という病気の少女。太陽の光を浴びられない少女。

映画はこの病気を描き出すために夜と朝方のシーンが中心。日頃自分なんかは夜の街を歩いている時は一日が終わった感じとしてみているのですが、彼女の場合は夜が世界の中心なんですよね。公園で誰もいないけれど、歌い続けるところなんか象徴的です。

そしてそんな少女もやはり恋をする。その相手が健康的な青年。憧れなのか、何に惹かれるのか。映画では語られることはありませんでしたが、気になるところ。

そして夜の中で出会いを進めていくのですが、夜の間しか出会えないというのは二人に悲劇をもたらすことに。朝日が昇るところ見せたいという青年。病気を打ち明けられない少女。太陽が昇ろうとしている時に駆け出す。

必死に太陽から逃げる少女。見ていてなんともいえない気持ちにさせられました。明るい日差しから逃げるという気持ち。必死で逃げる気持ち。たまりませんよね。

§

女優デビューしたYUI。シンプルというかソツなくというか、結構淡々とした感じの印象を受けた増したが、人を惹きつけるものは何かやはりあるのでしょうか。飽きずに見ていました。

DVDで出たらもう一度見てみたい映画の一本です。

§

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2006/06/13

映画>かもめ食堂

定食が食べたくなる。フィンランドの空気と食堂と3人の日本女性が織り成す不思議な物語。

このかもめ食堂がもし日本で開くとしたらどこがいいんだろう。決してメニューが豊富なわけではなく、味がいいわけでもない。特徴のあるものは何一つない。でもそこに人が集まってくるのは何か不思議な力でもあるのでしょうか。

フィンランドというと空気の綺麗な自然の国というイメージといった健康的な物を持っているのですが、映画中も綺麗に晴れ渡った空にあふれる光がとても印象的。そんな町の中にあるカフェみたいなお店がかもめ食堂。

フィンランドで日本食を提供する。マスターは一人の日本女性。決して味にこだわりがあるわけではないのだが、なぜかフィンランドで食堂を開こうと思ったのかは定かではない。冒頭では閑古鳥が鳴いているお店の中に暇そうにしているマスターの姿があるのみ。

こういうお店って入りづらいお店の典型なんだよなと思っていた所に会われるのは、日本オタクの青年。そしてこれがきっかけ(?)になって次々と人が集まってくるけれども、一癖も二癖もあるキャラクターばかり。

こうしてかもめ食堂に主役は集う(?)。

§

ただただフィンランドで食堂を開き、ただただフィンランドで暮らす女性3人。

スッキリと店内を見渡せるキッチンから人々が集まって食事をする。こういう光景がなんかとてもいいなと思う。

§

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2006/06/12

映画>初恋

宮崎あおいが演じる少女の物語。時代に促されるかのように熱を持つ青年たち。そのなかに佇む少女が一人。初恋の物語。

三億円事件というと個人的には過去の出来事でしかないのですが、この映画では1968年当時の時代の熱を描き、そしてその熱に促されるかのような毎日を送っている青年たちを描く。

今も昔も青年たちは使いどころのない力を持て余すかのごとく毎日をすごしている姿がまた印象的。健全と不健全という言葉が正しいのかはわかりませんが、似たようなモンでしょうか。

冒頭、なぜか警察署で取り調べを受けているのが宮崎あおい演じるみすず。大人たちへの反抗心なのか自分への興味がないのか。追及する大人たちへの一言「別に」がとても印象的。

そして外へ出て一人雨に打たれる少女の宮崎あおいの表情が、これから始まる物語の姿を予感させる。真っ直ぐでけなげで芯はあっても弱い。そんな複雑な気持ち。

§

決して時代を糾弾するわけでもなく、ただただジャズ喫茶で戯れる若者。そしてそこに現れるみすず。ここでも台詞は少ないみすずから目が離せない。表情。強さと弱さの入り混じる表情。

この映画を支配しているのはとにかく宮崎あおいのその表情だと思う。そのくらい目が離せずずっと見続けてしまった。

§

少女が三億円という当時からしても大金を盗み出す。その姿にお金を手に入れるという生臭さは全くない。ただ"初恋"の心を大切にしている一人の少女の行動でしかない。

いろいろと世知辛い世の中。こういう不思議な純粋さをもつこともまた大切なのかもしれない。

#ちょっとまとまりなし(^^;

§

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2006/05/29

映画>夢駆ける馬 ドリーマー

夢を見ることの大切さ。そして夢をかなえるための行動の大切さ。そんなことを少し考えてみた。

基本的に競馬映画というよりも競馬ビジネス映画に近いかもしれません。競争シーンは冒頭と終わりにあるくらいで、途中は基本的に馬の世話を中心にその大変さ。難しさを描いています。

主演はダコタ・ファニング、カート・ラッセルなど。ダコタ・ファニングのファンとしてはこの映画での活躍にも大満足でした。子供っぽいのにちゃんとしている。立派な女優として活躍を期待しています。どんな風になるのか楽しみでもあります。

冒頭で有力場として期待感をを煽る馬がこの映画の主役であるソーニャドール。それなのにあとはもう出番なしの状態なのですが、もう少し馬に焦点を当ててもという気持ちもありました。

物語の展開としてはこの骨折した馬を治療して一家の建て直しを図ろうと目論む父親。そこに立ちはだかる問題がとにかく金銭。現実的な問題にどのようにたちむかっていくのかが、見所。

ビジネス的な問題を解決しつつ、サクセスストーリーを完成させていく展開にアメリカ好みだなという印象ばかりが強かったのが正直なところです。

ただ最後に気持ちよく馬が活躍してくれたので、後味は良しというところ。

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2006/05/28

映画>デイジー

御伽噺のような、神話のような、夢物語。あったらいいなっていう物語。

舞台はオランダ。画家の卵役としてチョン・ジヒョン。広場で絵描きの仕事をしていた時に豹っ子理と現れる男性がイ・ソンジェ。実はインターポールの刑事。そしてその近くで女性をひっそりと見守るのが、チョン・ウソン。実は殺し屋。

一人の女性と二人の男性の恋物語だといえばそれまでなのですが、この話はそんな話じゃありません。もっともっと綺麗なんです。純粋なんです。

§

とある日に風景をスケッチしているチョン・ジヒョン。オランダの風景といっても正直あまりイメージがなかったのですが、見晴らしの良い気持ちの良い野原の風景が印象的。

そんなある日川に架かる貧弱な橋(ここまで貧弱な橋ってないゾ(^^;)を渡っている時に誤って転落してしまうハプニングが発生。幸いにも道具類が流されるだけで住んだだけなのですが、この橋に次の日に異変が!

橋がパワーアップしているんです。無骨な雰囲気ながら力強い橋。そして先日流された道具類も戻ってきているではありませんか。もうこの時点でありえないくらいの展開なのですが、そんなことはお構いなし。見知らぬ助け人ににこの女性は恋に落ちるのです。

#無茶な・・・という言葉はこの映画を見たら出てきません!

§

実は助け人というのは殺し屋。自分の命を守るためにも情報は隠すのが宿命。またなぜだかとてもシャイなのか純粋なのか。少し幼ささえ感じるその行動がまた魅力。顔は見せないけれど、デイジーの花を届ける姿は一歩間違えばキザ。でも遠くから見ているその顔は素敵な笑顔。

本当は何の関係ないのに、なぜかうまい具合にデイジーの花を持って突如会われる刑事。このまま美味しいところもっていってしまいそうになりつつも、そんなに物語りはうまくは進みません。ふふふ。

コトは刑事と殺し屋。そして画家の女性を挟んだ三角関係という、もっと激しいものになりそうなところ。この映画ではアクションこそありますが、もっと何か純朴なものを感じます。

§

全篇を通してシーンの切り替わりがフェードアウトしているのですが、この辺の編集効果がとてもきいていて、個人的にはばっちり。現実的ではない物語だとばっさり切り捨てられてしまえばそれまでのこの映画。どことなく御伽噺のような、浮世離れ(いい言葉浮かばず)の物語として昇華させてます。だから受け入れられる。

そして物語のクライマックスに展開された「あの瞬間」。ちょっと感動してしまいました。出会いって知らないところで始まっているのかもしれませんね。

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2006/05/16

映画>アンジェラ

素敵な素敵なラブストーリー。甘くもなく説教くさくもなく、物語りとして楽しむ映画だ。

※できたら映画を見てから以下はお読みください。

危機的状況から物語りは始まる。借金により首の回らなくなった男。行き詰った先には見の破滅。逃げるために警察へと飛び込むがそこからも追い立てられてしまう始末。橋から飛び降り自殺を図ろうとしている時に現れるのがアンジェラ。

死のうとしていた男よりも先に死のうと飛び込む女。思わず助けてしまう男。妙な出会い。そして助けられたお礼?に男と行動を元にし始める。二人の出会いはこんなんである。


いや、ダメ男と凄腕女の出会いって? と正直思っていたのですが、これがまた面白い。ダメ男なのに内面はとても綺麗な男。ダメダメ男だが、真摯に真心を持っている。内面はとても綺麗な男。

そして突如現れた女はなんか凄い。何もしなくてもお金は手に入れるし、男は殴り倒す。容姿はとても綺麗なのかもしれないが、内面は汚れているという女。

印象的なのは鏡に映った自分を見つめて、語りかけるシーン。真正面から自分を見つめて、自分に語りかける。なんかできそうでできないよなとついと考えてしまう。自分を大切にする。とても重要なことなのかもしれない。

モノクロ映像にとても引き込まれる。別段パリの町並みにどうという興味はなかったのに、この映像をみているだけで、一度その町を訪れてみたくなる。綺麗な光に包み込まれた町。パリ好きにはもしかしたらたまらない映画かもしれませんね。

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2006/05/15

映画>明日の記憶

辛いけれど真っ向から病気に向かう姿に感動。

病気というのはなってみるまではその辛さというのは本当にはわからないのかもしれない。本作でも実際に会社勤めをしてバリバリと仕事をこなしている人が、日常生活の中で覚える違和感から始まる。年をとれば物忘れなど体の不調は増えてくる。しかしそれが病気だとはなかなか認めないのかもしれない。

印象的なのは病院にいっても、頭痛などの体の不調もそんなことでいちいち気にしていたら・・・という場面。健康だからこそそういうことは些細な事に思える。体の不調に耳を傾けない。精密検査の結果を突きつけられた時のなんともいえない衝撃。見ているだけでもつらかった。

主演は渡辺謙に樋口加南子が夫婦役として行う。

病気は夫婦でも分かち合うことができないけれど、助け合うことができる。どんどん病気が悪化していく夫。本人にしかわからない辛さもある。そしてそれを支える妻。それでも辛い気持ちもある。どうしようもない気持ちもある。危ういバランスがどこまでも続き目が離せない。

記憶が消えていく。自分が消えていく。進行のとめようもない病気に、ずっと付きまとう不安感。

何度となく涙があふれてきました。

ラストの夫婦が連れ添って歩くシーン。とてもいいシーンだと思う。あふれかえる緑の中、もう妻の顔もわからない夫。しかし、ただ二人でずっと歩いている。何も語らず。そんな空気をずっと見ていたいと思った。

§

明日の記憶
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2006/05/09

映画>海猿 LIMET OF LIVE

見所満載。何度も何度もぐっと胸にこみ上げる。いい映画を見た後の満足感を久しぶりに感じられた映画だ。

冒頭、薄暗い世界に青い光。それはなんだろうと思っていたら、そのまま場面は荒れ狂う海。並みの狭間に漂う物体にしがみつく人。尋常ならざる状況にちょっと呆然。このシーンが後々までの重要な伏線になるのでしっかりと見ていてください!

§

主役は伊藤英明に加藤あい。本当にこの二人は素晴らしい役者さんですね。個人的にはこの二人の代表作はこの海猿で決定だなと思っているくらいです。

加藤あいの冒頭のウエディングドレス姿はこの映画の安らぎとして後々まで頭の片隅に残り続ける。全体としてはとにかく悲劇に次ぐ悲劇なものだから、今思い返してもより一層際立ったシーンに思える。

この安らぎのシーンからもう船体座礁の事故へと暗転直下。まさに急劇。そのままひたすらに最悪へと転落していく様はみているだけでもどうしようもない気持ちにさせられる。船内のパニック状況を見ているだけなのに、心ザワツク。そうして最悪からじりじりと這い上がっていく展開へと突き進む。

見せ所のうまさにもう参ってしまいましたよ。凄い印象的だったのは30Mの潜水後の部屋で閉じ込められてしまった時。一人脱出口を探していた仙崎が戻ってきた時のシーン。炎を背負ったシルエット。尋常じゃないくらいかっこよかった。「ぅぉお」と鳥肌が立ってしまいました。

他にも何箇所も見せ場が山のようにあって紹介していたらキリがないのでやめますが(^^;、是非とも一度映画を見てお気に入りの場面を作ってみてほしい映画。


本作では要救護者と隊員たちの脱出劇になるが、現場にいる人々もまた魅せてくれる。仲間を救いに行こうとする隊員たちもそうだし、指揮をと務める隊長もまた魅せる。無駄がない。とにかくカッコイイ。


私はドラマはほとんど見ないため海猿のTVドラマ版は未見なのですが、シリーズとしての完成度はとても高そうな印象を強く受けました。前作を見た人もドラマ版を見た人もこの映画は是非見ていただきたい。お勧めです。

§

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2006/05/08

映画>グッドナイト&グッドラック

渋い。とにかく渋い。ドキュメンタリータッチの映画。あくまで映画だけれども脚色がないように感じられた。その分面白みは少ない映画だ。

報道と経営というのは今も昔も話題になるテーマなことは確か。報道は真実を伝える氏名を持っているが、真実ばかりを伝えられないこともまたある。時代が恐怖に震えている時に声を上げる勇気の大切さが切々と伝わってくる。

またジョージ・クルーニーが監督・共同脚本そして出演と活躍を見せているのもまた注目。個人的にはアクション俳優というイメージがあったのですが、本作では上司役として渋いところをつかんでいる。今後はこういう役も多くなってくるのでしょうか。

時折はさまれる当時の映像がまた映画の迫力がある。映画自体もモノクロームに包まれているつくりになっているので、違和感なく当時の空気に触れることができる。

ただ全体的に登場人物のキャラクターが全く描かれていないので、時代の物語を知っておく必要があるかもしれません。


テレビマン。ジャーナリスト。新しいメディアの登場時の苦悩は今もまだ引き続いているのでしょうか。

時折見返すと面白いかもしれない映画だ。

§

グッドナイト&グッドラック
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2006/05/07

映画>チェケラッチョ

えれー楽しい映画。笑って泣いて笑う。わかりやすい映画。

一応主演は市原隼人に井上真央に平岡祐太に柄本佑。その他モロモロ出ていますが(ぉぃ)。

冒頭の結婚式シーンでとりあえずつかみをいれて、ちょっと笑う。ペース的にはこの調子で行くのかと思いきや次の展開ではいきなり水族館での出会いに。

水族館の大きな水槽で泳ぐ美女。ぽぉ~としてしまうシーン。でもちょっと回想に回想を重ねるようなやり方になんか引いてしまう。いいシーンはそのまま見せてほしいなっと。

そうしてラブストーリーへと展開していくのだが、ライブ活動などをはじめるなどわかりやすいんだか、わかりづらいんだか解からない。でも楽しそうにしている姿はとても健康的。健全に活動をする姿は頼もしい。

とても元気のある映画。

§

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2006/04/28

映画>V フォー・ベンデッタ

独特ながら完成された世界観がとにかく素晴らしい。

主演はナタリー・ポートマンにヒューゴ・ウィービング(V役)。ヒューゴ・ウィービングといえばマトリックスのあの敵役なのですが、この映画では全篇完全に仮面をかぶっているのでどこに出ているのか不明でもあるのですが(^^;。


冒頭にいきなり中央刑事裁判所の爆破から始まる。そしてそのメッセージを送るために次にTV局を不法占拠し、反逆ののろしを上げるのが"V"。その後は少しパワーダウンし、地下活動的なストーリー展開に。

この台詞回しもとてもカッコイイ。こだわっているし、伝えたいメッセージが含まれているんだろうな。

全体的に近未来的な雰囲気ながらも旧時代的なアンソロジーも感じる。不思議な世界観が好印象。

ゆっくりととお酒でも飲みながら見たい映画。

§

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2006/04/27

映画>デュエリスト

決闘映画というジャンルがあるのならば、まさしくこの映画のことだろう。アクションシーンというよりも決闘シーンが見所の映画だ。

主演はハ・ジウォンとカン・ドンウォン。

本作でカン・ドンウォンは"悲しい目"役として出演しているのですが、微妙な表情などがとても印象的。そして対照なのはハ・ジウォン。とても表情豊かにナムスン役を演じているんが好印象。

とにかく印象的なのがその映像美。物語の冒頭は市場から始まるのですが、そこで繰り広げられる劇がまた面白い。決闘シーンと市場の人の動きが工夫されていて、思わず魅入る。

そして物語は次から次へと進み、戦いが繰り広げられる。その決闘シーンがとにかくカッコイイ。"影"をうまく使って魅せる。正直言ってしまうと見えていないのですが、カッコイイと思わせる魅せ方がうまいというか。。。一度は見て損はしない映像な事は確か(^^;。


ストリー的には正直あまりわからないというか、カンケーないかと。とにかくそのデュエルがカッコイイ映画だ。

§

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2006/04/11

映画>プロデューサーズ

最低なのに面白い。面白い物は面白い。プロのエンターテイナーが見せる舞台のような映画だ。

ミュージカル映画って、面白いかどうか結構ドキドキしながら見に行くのですが、この映画は見て正解でした。全てがミュージカル調でストーリーの展開は全て歌と踊りで表現する映画もありますが、プロデューサーズについて言えば、ミュージカルシーンは所々で出てくるのみ。基本は普通のコメディ映画です。

冒頭は落ち目のプロデューサーの元に訪れる会計士のシーンから。そこでドタバタ劇は始まる。ダラシのないプロデューサーはソファの上で新聞紙に埋もれて昼寝。それに気づかぬ会計士を、突然おきだし驚かすプロデューサーがいたかと思えば、そこに訪れるのはお金を持った(?)マダムたち。そしてマダムをうまく乗せて出資をせびるプロデューサー・・・。

もうしっちゃかめっちゃかになりそうなくらいネタがテンコ盛りなのですが、そこはうまい具合にさばいてくれました。上質のコメディを見ているような感じで、楽しませてもらいましたよ。

前述のとおり、ミュージカルシーンは心なしか少ないように見受けられるのでミュージカル映画を期待して見に行くとちょっと残念なことになるかも。

§

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2006/04/10

映画>タイフーン

ハリウッド並のアクションシーンの連続に見惚れる。しかし失礼ながらストーリーが全くわからなかったのは大マイナス評価。


この映画は韓国映画市場で過去最高の記録を打ち立てたということで話題を提供。南北関連の歓心の違いもあるでしょうから、日本ではどこまでいくのでしょうか。

冒頭シーンはいきなり船ジャックから始まるのですが、これが物語の始まりなのですが、そのあとの展開が全くつながらないというか、唐突に始まってそのまま物語がすすでしまう。結局冒頭のシーンの説明もないまま核心へと勝手に迫って行ってしまう印象がぬぐえない。観客を置いてけぼりにしないで欲しいなっと。

アクションシーンには何はともかく凄いシーンの連続。迫力。規模。破壊。カーアクションに、そ火力の強さは今まではハリウッド映画以外では見たことがないくらい。韓国映画の違う凄さを見せ付けられました。

そして生き別れの家族が出会うシーン。なんともいえぬそれまでの辛さがにじみ出ているようで、ぐっときました。言い知れぬ力に踏みにじられる個人。納得のいかない憤り。

§

あのラストの戦場となった船のシーンは本当に凄かった。CGなんでしょうか? どこまでをセットにして撮影したんでしょうね。決して日本映画では作られなであろう規模の大きさに韓国の凄さを感じましたよ、ホント。

§

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2006/04/03

映画>ファイヤーウォール

残念。勝手にサイバーテロや緻密な知能線を期待していたのですが、結局はアクション映画でしかなかった。

§

すみません、久しぶりに酷評です。
この映画を未見のひとは、以下は読まないほうがいいかも。

#逆に読んで見たほうがいいとも言えるかも(^^;

§

ハリソン・フォード主演ということもあり期待感はバツグンでした。しかし終わってみればなぜこの映画にハリソン・フォードが必要だったのかが今ひとつぴんとこないところからも、個人的にはこの映画は失敗だったのではないかとしか思えません。

銀行強盗のために銀行セキュリティを破ろうとする犯罪組織が目をつけたのは、システムを設計した"人間"。犯罪組織はその家族を誘拐し、いのままに操り銀行セキュリティを破ろうとする。

この時点で行ってしまえば、どんなに権限を持った人間でも銀行などのセキュリティシステムは一人で操作できないような相互監視のシステム入れているでしょうから、この時点でもう映画は成り立たないと思ってしまうのは私だけでしょうか・・・。

そして極めつけはセキュリティホールを探し出してシステムの裏をかくのかと思いきや、端末画面をFAXの読み取り機でスキャンしてiPodにデータを格納する展開にはちょっと??? 

そしてそして、最後は家族を守るために人間同士の格闘になるのですが、正直付け足したとしか思えないような出来栄え。穴が掘ってあった意味も解からないし、スコップではなく、つるはしがいいところに置いてあったのが本当に不思議でなりません。(^^;

§

この映画一体何のために作ったんでしょうね。

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2006/03/27

映画>子ぎつねヘレン

ぐいっと心をつかんで離さず、動物のパワーを見せ付けられた。最後はどうしても泣かされた。

個人的に動物モノは好きなのですが、積極的に見ることは少ない。いい物がたくさんあるのは解かってはいるのですが、あまり興味がわかないというのが正直なところ。

今回は動物モノといっても主人公がきつねで、目も見えず、耳も聞こえずという点に興味がわいたので見に行くことに。

主演は大沢たかお、松雪泰子。子役に深澤嵐、小林涼子。

大沢たかおはトレンディ系の俳優かと思いきや動物委員長の役もピッタリ。物語の設定としてはいくつくらいだったのでしょうね。中学生(?)の娘もいるようなので40前後なのかな。

松雪泰子は最初と最後に出てきて、自分勝手な母親兼自分勝手な恋人という役柄でしたが、思った以上に出演シーンが少なく感じたのは私だけでしょうか。親としての役割というのを描きたかったのでしょうが、今ひとつぴんとこないというか、物語の背景が描かれていなかったのでちょっと弱かった印象。

そして本当の主役はもちろん子ぎつねのヘレン。動物モノ映画としては、かわいいしぐさなどで観客の歓心を得たいところなのでしょうが、それは本作は基本的にない。子供がカメラでヘレンの姿を納めるシーンがあるが、その中でもやはり動きよりもただただ佇んでいるという印象のほうが強い。

視点は子供の世界だからでしょうか。空想シーンが途中途中で織り込まれるなどの工夫がなされていましたが、ちょっと唐突過ぎるというか、流れが寸断されているような印象が強かった。

最後の子ぎつねのシーンはぐっと堪えてもあふれる涙は止まりませんでした。それまでずっと震えるヘレンや、何かに耐えるヘレンの姿を見続けてきて、最後に花に囲まれているヘレンを見たときにダメでした。決して泣くまいと我慢しましたがダメでした。

でもそれは決して辛くて流す涙ではなく、嬉しくて流す涙だったと思う。

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2006/03/12

映画>イーオン・フラックス

自由のために戦う女性の姿がとても格好よい。変に正義をかざすのではなく、自然と戦いの物語が展開される物語が素晴らしい。

物語は2415年。2011年におきたウィルス騒動により人類は500万人までに激減。そして住居となっているのは完全に管理をされている世界のみ。

ありがちな世界観ともいえるが、いろいろと新感覚のアイディアもあり結構楽しめました。体内に直接働きかける(?)ドキュメントの観覧にはちょっと驚かされました。


この映画の見所ともいえるアクションシーンは見せ所満載。量もたくさんありますのでアクションファンにはたまらない。武器を使った戦闘も有りの、肉体を使った格闘も有りのという両方が楽しめます。

ありがちな近未来SF物とは一線を画しているところとして深みのある恋愛ドラマ。歴史を超える恋愛。カッコイイ女性ヒロインにまさにピッタリとくるドラマでした。

§

イーオン・フラックス オリジナル・アニメーション コンプリートBOX
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イーオン・フラックス
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ピーター チョン 山下 慧

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2006/03/08

映画>ナルニア国物語

ロード・オブ・ザ・リングよりもハリー・ポッターよりも面白いと感じたファンタジー映画。

映像技術の進化のおかげでしょうか。ファンタジーを原作とした映画がとっても元気ありますね。見たこともない世界が見られる喜び。本当に今後も楽しみ。

主人公は四人の少年少女。子供が主人公なのはハリー・ポッターも一緒ですが、個人的にはこのナルニア物語に出ているほうが好き。格好よすぎずに共感を呼ぶ感じがします。

特にいいなと思ったのは一番下の妹を演じるジョージ・ヘンリー。完全に子供なのに、演技は子供じゃない実力を見せ付けてくれました。

前半は現実の世界。世界は戦争中。そして疎開した先で見つけるのがナルニア国への入り口なのですが、これがまた面白い。衣装ダンスの中に潜り込むという仕掛けに、心くすぐられましたよ。こういう仕掛けってやっぱり楽しいですよね。

そしてその先に広がるのは未知の世界。冬景色が広がっているにもかかわらずわくわくする気持ちは抑えきれない。新しい出会いにもまたどきどきしてしまいましたよ。

そしてナルニア国の実情が明らかになるにつれて物語はどんどんと広がりを見せる。序章というのにふさわしい期待感を感じずにはいられない。

指輪物語もハリー・ポッターも原作は読んでいるのですが、本作のナルニア国物語は未読。これは読まないわけにはいかないでしょ。

§

「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り
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C.S. Lewis C.S.ルイス 瀬田 貞二

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2006/03/07

映画>県庁の星

おためごかしの会話の絶妙さに面白さを感じつつも、面倒くさいなという気持ちも織り交ざる。始点の面白さが光る映画。

県庁の星。まさにエリート街道を突き進むのは織田祐二。200億円のプロジェクトに携わり、今後も県庁の中で成功を重ねていく人物。

かたは満天堂の星。パートながら信頼の厚い社員を演じるのは柴崎コウ。在庫の山に実は問題大有りのスーパーの裏事情。未来はあるのか柴崎コウ。

決して交わることのない二人がであった時と銘打ってあるが、単に民間に交わりを求めない県庁が問題なだけがするのは私だけでしょうか。

プロジェクト成功のために、不本意ながらも民間企業へと研修へ出向く織田。そしてそこの現場でのすったもんだがまた面白い。というかあまり笑えん。(^^;

民間と公共事業の違いやまたいいところ悪いところはあると思うので、どっちがどっちということはないのですが、ちょっとこの映画は県庁劣勢でしたね。

映画中でもコスト削減の目を持ってプロジェクトを見直したら200億円が大幅に削減されていましたが、どうせ描くのならばそのプロジェクト自体を見直すくらいまで屋ってほしかったというのは個人的な印象。削減ではなくて必要ないじゃんということくらいやってもらったほうが、すっきりとするわ。

§

県庁の星
県庁の星
桂 望実

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2006/03/06

映画>好きだ、

120分じゃ物足りない。もっと味わっていたい。すごくすごくいい雰囲気と味わいがあって、この時間をもっとたくさん欲しかった。

「好きだ」と直球の映画タイトルなのでもっとべたべたの恋愛映画なのかと思いきや、全体を通して台詞で語るよりも雰囲気で物語を展開していくのにちょっと驚いた。そしてこの不思議なほど長いようで短い間がたまらない。ぐいっとひきつける。そして離さない。この感覚がとても心地よかった。

そして長いカット割にしっかりと食いつかせる俳優たちの演技にもう拍手を送りたい。素晴らしい。じっと魅入ってしまう。

17歳のストーリーを演じるのは宮崎あおい&瑛太。学校生活よりも土手でいつもいる二人の姿と空の青さ。雲のない空の青さが印象的。そしてボツボツと語る二人。つまらない訳ではない。楽しいわけではない。でも毎日が過ぎていく。そんな風に毎日を過ごしていた時が確かにあったのだと思うと、その画面に魅入らずにはいられない。

34歳のストーリーを演じるのは永作博美&西島秀俊。17歳の時の空の広さに比べて、夜のシーンやスタジオの薄暗さが印象的。そしてアップのシーンが多い。広がる期待感よりも、迫りくる現実を突きつけられるような気持ちにさせられる。

そして17年が過ぎているにもかかわらず、物語は続いているようにすんなりと関係が始まる。17年は長いようで短いのか。

その間に入るのは主人公ユウの姉。17年前にユースケに会いに行く途中に事故にあい、そのまま眠り続けていたという女性。眠っているだけの女性なのに、表情がとても自然。その彼女をみていて決して不幸だとは感じなかったのはなぜでしょうか。

クライマックス。通り魔に刺されて死の淵に佇んでいるユースケが思い起こしたあのシーン。完全にやられましたよ。ぐっときましたよ。もうまいりましたよ。

本当にいい映画に出会えた。久しぶりに感じた喜び。

§

「好きだ、」17年前に忘れてきたもの~ユウのいた風景~
「好きだ、」17年前に忘れてきたもの~ユウのいた風景~
宮崎あおい

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2006/02/20

映画>転がれ! たま子

いつか穴に落ちることもあるけれど、やっぱり這い上がろう。ちょっと前向きになる映画だ。

やっぱり日常生活っていつも同じことの繰り返し。その中で少しずつ少しずつ変化を加えながら毎日は進んでいく。自分では意識をしなくても殻を作ってその中で生活をしているのが普通だろう。

その日常生活の殻がとても厚く硬く、そして異常に狭い世界をもっている本作の主人公のたま子。鉄かぶとをかぶって日常生活を送る様はちょっとどうかな・・・という具合。

自分の世界から大切なものがなくなっていく様は少し胸を締め付ける。いつも大切に大事にしていたものがなくなるときはいつか訪れる。でも嫌なものは先送りにしたいもの。

穴に落ちて世界が変わっていく時に、一歩を踏み出すたま子の姿には思わず力を込めてしまった。やっぱり自分の知らない世界へ向かう時は誰しもが緊張するもの。

#なんか「はじめてのおつかい」を見ているようでしたが(^^;

甘食を食べているシーンがとても美味しそうだったのが印象的。甘食がおいしそうというよりも食べている姿が美味しそうだった。

とても不思議な世界観を持った映画だが、特に印象的だったのはたま子の母親役の岸本加世子と幼馴染(?)役の与座嘉秋の二人。なぜか真の愛に目覚めてラブラブな甘い関係になってしまうのですが、この状況に隣の女性が大喜び

#そんなに嬉しかったのかとちょっとびっくりだ(笑)

§

転がれ!たま子
転がれ!たま子
長原 万里子

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2006/02/19

映画>シムソンズ

地味な映画と思いきや、盛り上がりどころ満載。見所満載。カーリングの魅力を感じさせてくれる映画だ。

2006年。トリノオリンピックでも活躍している実在するカーリング選手をモデルとした映画。カーリングってどうしても地味なイメージが付きまとい、実際に取り掛かるきっかけもやはり少ない(?)。

本作の舞台となっている常呂町は実際にカーリングの設備を整えて、カーリングに力を入れているらしいので、いつのひか映画に登場していたカーリングのヒーロー選手や伝説のカーリング選手が生まれてくるのかもしれないですね。


映画の主演は加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯、星井七瀬。粒ぞろいの役者がそれぞれの役目をしっかりとこなしている印象がとても好印象。演出的にもう少し若々しさというか今時感が欲しかったかなぁというのは個人的な印象。

#スィング・ガールズみたいに面白い女子高生がいてもよかったなぁと。

今回は渋谷の映画館で見たのですが、すごく映像が綺麗でした。元の映像が綺麗なのか、上映設備が良いのか。スッキリとしクリアな映像に、広がる台地と空がとても映えてました。

自宅でもあの映像が見られたらと、ちょっと羨ましく思う。

§

シムソンズ
シムソンズ
森谷 雄

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2006/02/14

映画>ジャーヘッド

淡々とした物語かと思いきや、やはり戦争もの。しかし派手な戦闘や見せ場となる修羅場もない。ただただ戦場の人間有様を描いている、今までのものとはちょっと違う映画だと思う。

物語は軍隊入隊の新米兵を迎えるところから始まり、理不尽な訓練や仲間たちの悪戯はこの手のものにはありがち。ただ訓練中にあっさりと訓練兵が死んでしまうシーンなどが印象的。っていうか実践でもないのに訓練で実弾は使わないだろうに。

そして実践の前に砂漠へ投入される兵士たち。そこでの任務は敵を待つこと。ひたすら待機。その生活や訓練の日々がこの物語での主体。

戦場に投入される兵士たちが日々何をしているのか。自国に残した人たちへの思いと、実際に残っている人々のギャップなどが印象的。

兵士同士のやり取りは仲間同士という印象。しかしながらそこに残している恋人や妻などの冷たい仕打ちには驚き。ビデオレターで不倫を知らせてきた妻は驚きでした。

そしていざ戦闘という流れになってくるのですが、この辺もまた一味違う。戦闘の場面は全くなし。敵弾が飛び交うシーンもなし。あるのは空襲によって敵が殲滅した跡のみ。

そして狙撃兵が敵陣へと密やかに乗り込んで、敵将を銃撃しようとしても、結局これまた空襲により敵陣全てを殲滅させられる。

ひたすらに戦闘がない戦争映画。でも間違いなく戦争映画。

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2006/02/13

映画>サイレン

半端じゃない。びびって思わず声上げたよ。だって3度目のサイレンが鳴ったらさ・・・。

§

ぜひ作品を見てから以下をお読みくださいな。

§

出演者は主役に市川由衣。父親役に森本レオ。島民としての生き残り役に阿部寛。そのほかに田中直樹、西田尚美、松尾スズキ、高橋真唯、嶋田久作、西山潤。

#パンフレットの名前並べただけですが(^^;。

特筆したいのは市川由衣と森本レオ。全体的にいやぁな雰囲気が漂っているこの映画。その全てを吸い込んで吐き出しているのが市川由衣。叫んでいるだけなら誰でもできる。その恐怖感の空気。それをとにかく市川由衣が吐き出している。

森本レオは出てきた時はとてもよいお父様。しかし闇夜で襲われて戻ってきてからの雰囲気がただ事じゃない。3度目のサイレンが鳴ったときのあの狂いぶりは尋常じゃないっすよ。っていうか他のゾンビたちが普通に追いかけてくるだけなのに、なぜにあの親父だけシャベルもって暴れてんだよ。怖いんだよ!

映画の雰囲気などは文句の言うところはないのですが、変な伏線の張り方が多々あったのがちょっと気になるところ。最終的には夢落ちてきなトリックを使っていたのでいいのですが、あの第3者の視点からだと思われる赤い世界の持ち主は一体誰だったのでしょうか。

ゲーム作品などもあるみたいなので、そちらでみるとまた違う話が見えてくるのかな。

怖いのでこの映画はもう見たくないけれど、続編などは見てみたいな。

§

「サイレン」オリジナル・サウンドトラック(初回生産限定盤)
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2006/02/12

映画>美しき野獣

格闘とうよりも乱闘。アクションというよりも乱暴。とにかくめちゃくちゃに暴れまくるも、そこに真っ直ぐな気持ちがあるから見ていられる。

とりあえず満員御礼の映画館に占めたるは女性軍団。9割8分くらいは女性なのではないでしょうか。それも目当てはクォン・サンウ。今まではと違う彼の役柄に満足はしたのでしょうか。

去年の秋ごろに私は「恋する神父」「マルチュク青春通り」を見ていたのですが、やはりその時の印象は爽やかそのもの。マルチュク青春通りの学生服姿はちょっと辛いんでないかいと思っていたのですが、今回はバリバリの刑事もの。ぼさぼさの髪に不精ひげ。こっちのほうがしっくりときて見ていて安心したのは私だけでしょうか。

この映画とにかくアップが多くて、映画館の前よりで見ていた私は多少疲れてしまいました。ぐいっと顔面に寄るカメラワークもあまりにも頻繁に使われるので途中から飽きてしまいました。

アクションシーンは思った以上にすごいものでした。武器を持った戦いもあれば素手での戦いもある。スピード感も圧巻ながら個人的にすごいなと思ったのは、音。派手にするのではなく、なんか生っぽかった。乾いているというか。痛そうな音がばしばし響いてました。


法廷シーンでのやくざの仕掛けに嵌ってしまい、罪をかぶってしまった時のシーンはちょっと忘れがたいものでした。正義とは。悪とは。本当は何が正しいのか、聞いて欲しいと訴えかけるも届かない声。

韓国映画を見ていていつも思うのはこういうくさいといってしまえばそれまでの脚本をすんなりと作るところ。それが私はいいと思うのです。

§

クォン・サンウ コンセプト・オブ 美しき野獣
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2006/02/02

映画>最終兵器彼女

意外なことに(?)恋愛映画だったんですね。全くもって意外な展開にちょっと驚いてしまいました。

上映前の予告編で目にしてからとても気になっていたこの映画。彼女なのに最終兵器!?と妙に気になって仕方がありませんでした。全く予備知識なしで映画を見に行ったのですが、ストーリーが戦い物ではなくて、恋愛物だということに正直驚かされてしまいました。

#原作を知っている人からすれば、
#ナニいってんだと突っ込まれそうですが(^^;

主役は前田亜紀に窪塚俊介。前田亜紀は去年みた「リンダ リンダ リンダ」の時の女子高生とは違いちょっと物憂げにそして優しげな演技にやっぱり好感。

映画中では唐突に彼女が兵器になってしまっていたのですが、恋愛物だということでこの辺の突っ込み話なのでしょうか。というよりか、全てにおいて突っ込みを入れたくなるようなつくりにちょっとという気持ちもありますが・・・(^^;。

高校生同士で交換日記をやっているところなど微笑ましいなぁなどと思っていたのですが、そこで終わらないところがまたなんていうか・・・。

兵器としての彼女がものすごく強い。強いというか強すぎるような気がしたのですが、これならばすぐに世界制覇できるような気がするのですが、それはやらないのでしょうかね。

まぁまぁ面白いのですが、ちょっとつかみ所がないところが残念な映画。

§

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2006/02/01

映画>オリバーツイスト

その世界観は素晴らしい。よくぞここまで作り上げたと感心感心。

軽快な音楽ながら、とても不幸な少年の物語。孤児院の中から追い出され、町をさまよい、泥棒グループの一味になる。でも少年は純粋な心を持ち続ける。辛い世の中にも楽しさや希望があるのかもと考えさせられる。

オリバー・ツイスト役の少年の悲しそうな泣き顔がすごく印象的。泣いているシーンが多いのだが、大泣きするわけでもなくただ涙を流している。ただ悲しんでいる。純粋だから泣いている。子役としてものすごい印象深い役だったと思うのですが、次はどういう風に進んでいくんでしょうね。すごく楽しみな少年です。

世界観はすごくいいなと感じたのだが、ストーリーの展開が細切れというかあっちこっちに飛ぶような印象が強かったのが残念。正直物語の細かい筋が今ひとつつかみきれなかった。

またいつか見返してみたいな。

§

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2006/01/31

映画>フライトプラン

90%の時間を伏線を張るのに時間を使い、ラストで一気に爆発。最後は面白いけれど、そこまでが長かった。。。

さすがなのはジョディ・フォスター。ワンシーンごとに魅せてくれる。常に魅了し続けるパワーは見事。

§

この後はできたら映画鑑賞後に見てもらえたほうがより映画を楽しめると思います。

§

ジャンボジェットの中での失踪事件。逃げ場はないのに子供はいない。段々と不穏な空気が漂い始めた矢先に子供は実は死んでいるという情報がもたらされる。

この辺のトリックなどは秀逸。主人公の行動もなんか妙だと思わされるシーンの連続だし、子供を見たという人物も現れない。ここまで子供の存在が見えないとやはり主人公がおかしいのではないかと思わされる。

この辺がこの映画の妙なのだろうが、いかんせんこの伏線を張るだけにとにかく時間を使いきってしまった感じが否めない。とても丁寧に作っているのは好印象だけれども、個人的にその長尺の時間についていけなった。

飛行機内での失踪事件とミステリアスな物語に頼りすぎて、話が広がっていなかったような印象が。もう少し話を広げても良かったのではないかと思う。

ちょっと残念。だけれど面白い映画。

§

フライトプラン
フライトプラン
ピーター・A・ダウリング テリー・ヘイズ ビリーレイ

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2006/01/29

映画>RIZE

ホンモノ!? 人間とは思えない動きのダンスにただただ見とれる。

”踊ってるんじゃない。闘っているんだ。”の文句がまさにピッタリとくるものすごく激しいダンスが次々と披露される。ダンステクニックなんて全く解からなくてもすごいことはわかる。

何かを壊すような、本当に壊すような、その様が凄まじい。本当に動きが見えないんですけれど。この映画の冒頭に「早送りではありません」という但し書きが本当に必要だと見てみればわかる。


そしてバトルゾーンと称されたダンスチーム同士の戦いにはただただ圧倒される。ここが見せ場とばかりに魅せてくれる。本当に息を呑むシーンの連続だ。

印象的なのは子供から大人までみんながダンスしていること。やっぱり日常生活に踊ることというイベントは常に存在しているんでしょうか。自然と子供たちがダンスを披露しているところなど面白かった。

実際に一度このダンスを生でみてみたいな。

§

Rize (2005) (Full Sub)
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2006/01/11

映画>輪廻

スクリーンの外側に何かが潜んでいるかもしれない。その恐怖を感じ続ける90分。本当に怖かった。

呪怨の清水崇がまたやってくれました。あの本能をくすぶるような恐怖感をまたもやあじわせてくれる。常識で考えればありえない。それでもなぜか怖い。

今回の輪廻の元ネタとしては昔起きた大量殺戮事件が発端となっていると聞いて、ハリウッドばりの猟奇殺人シーンがあるのかと思いきや、そういった直接的なシーンは少ない。むしろよくわからないうちに殺されてしまった人々という展開で描いている。

その成仏できない(?)人々がとあるごとにずぅ~んと佇んでいる。このためにどこか見えないところになにかいるんじゃないかと常に感じさせられた。本当に何もなくても怖いよ。

個人的にいやだなと思ったのは図書館で首を絞められたままどこまでも持ち上げられてしまった女性。もしも自分があの立場だったら。。。あんな死に方だけはしたくないと本心から願いましたよ。

見ている最中も怖かったけれど、改めて映画を思い返してみるとまた違う恐怖心も沸き起こってくる。しばらくはホラー映画はもういいかな。怖いし。

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2005/12/27

映画>愛より強い旅

旅と音楽。自分のルーツを探して祖国に戻る。なんかかっこいいじゃなりませんか。自分を見つめる勇気は憧れます。

パリのアパートから町並みを見下ろしている主人公。部屋には大音響で音楽が流れている。唐突に宣言する。「アルジェリアへ行かないか」

こんな風に気軽に旅に出て行く二人はいったい何の仕事をしていたのかものすごく疑問だったのですが(^^;、旅にでることはとめられません。

旅の過程で流れてくるその場所にちなんだ音楽がとても印象的な映画。旅の風情というものは正直あまり感じなかったのですが、音楽とダンスで自由気ままに過ごしている様はとても楽しそうな感じでした。

§

愛より強い旅 サウンド・トラック
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2005/12/26

映画>男たちの大和

平和へのメッセージと娯楽としての映画。なんかその二つがせめぎあってどっちも中途半端になってしまっているような気がしてならない。不完全燃焼でした。

戦後60年。戦艦大和と男たちのドラマ。期待していたのですが、どうにもとらえどころがない映画でした。大作映画の宿命とは言いたくありませんが、美味しいとこ取りをしようとして失敗したような印象がぬぐえない。

なんでかなぁと残念で仕方がないのは現代のシーンと戦艦大和とのシーンが連携していないこと。私の見方が悪いのか、なんかてんでんばらばらに物語りが進んでいるだけに思えて仕方がなかった。もう少し物語の相互関係を強くして、物語を盛り立てて欲しかった。

戦艦大和のセット(?)とかはすごいものを作ったのかもしれませんが、映画のシーンはほぼ船内でのやり取りに終始。すごいのも見せてくれなければ伝わりません。

俳優人たちはがんばっていると素直に思える。中村獅童も反町隆史はもちろんのこと若手だってそれぞれに個性を出していい演技をしている。ただ映画全体の見せ方が下手くそとしか思えない。その分だけ惜しい気持ちが沸いて出てくる。

§

YAMATO浮上!-ドキュメント・オブ・『男たちの大和/YAMATO』-
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2005/12/25

映画>キングコング

ピーター・ジャクソンはキングコングが本当に好きなんだなと伝わってくる映画なのです。

ロード・オブ・ザ・リング3部作を撮り終えて今回はキングコングの映画製作を行ったピーター・ジャクソン。なんでこの人はこんなに長い映画を撮るんでしょうか。正直もっと気軽に見られる映画も作って欲しいな。(^^;

舞台はニューヨークから始まる。舞台が突然上演中止になって賃金未払いのため路頭に迷うヒロイン。一方では出資が断られそうになって無理やり撮影に乗り出してしまおうとたくらむ監督。そんな二人がたまたま出会うところまで40分以上かかったのではないでしょうか。それから物語りはスタートするわけですから、もう腰をすえてじっくりと見ることに決めた瞬間でもありました。

映画を見ていて感じたのはストーリーが進む時にはぽんぽんと進むのですが、とまる時にはとことんとまって全く進まないこと。正直無駄に長く感じるところもありましたが、こだわって作っている事もよくわかったので十二分に楽しめました。

またすごくよいなと思ったのはストーリーの展開をとめて織り込まれるキングコングのシーン。山の上でヒロインと戯れているシーンはぐっと来ましたよ。大自然の中に悠然と生きているキングコングの様が伝わってくるようでした。そして夕日が綺麗でした。

あの島に生きている気持ちの悪い生物たちもこれまたリアル。なにもそこまで作りこまなくてもいいじゃんっていうくらい気持ちが悪い。本物志向の監督なんでしょうね。

とにかく長いのは否めません。でもこだわりにこだわって作りこみ観客を楽しませるパワーに満ち溢れた映画だと思うのです。

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2005/12/24

映画>アメノナカノ青空

素朴で純朴で必死で一生懸命なそのとっても大切な時間をすっぽりと切り取って一つの映画にした。とても愛しい映画だとおもうのです。

導入は横断歩道で立ち往生する主人公ミナを誘導する旗手のエピソード。学生の噂ではその旗手は昔恋人をそこの横断歩道でなくして、それ以来その横断歩道で学生たちを誘導している。

いきなりこういう話を持ってくるところで、ちょっと引き気味になったのですがその後の主人公ミナの物語への誘導としては最高のものだと今は思えるのです。韓国映画を見て毎回思うのはこういうくさいと切り取ってしまえばそれまでの物語をしっかりと使ってくるのが、逆に心地よい。やっぱりいいものはいいのです。

映画中では現状のストーリーに終始していて、過去に何があったのかはあまり語られない。むしろ過去にこだわるのではなく今を大切に未来を見据えているように思える。

映画中にすっと出てくる写真の数々に思わず見とれる。妙にストーリーとして語るよりもずっと物語を感じる。自分の中で様々な想像がわきおこる。その写真の中のミナをみて、今のミナがあるのだと納得する。それがとても嬉しかった。

主人公のミナを演じるイム・スジョンは不思議な雰囲気を出している人ですね。幼いというよりもピュアな雰囲気をもっている。演じているのが自然体という感じが見ていてなんか安心させられましたよ。もっといろいろな姿を是非見てみたい人です。

映画全体から流れる「精一杯幸せを求める姿」がとても心地よかった。がむしゃらに奪うのではなく与えて与えられる。そんな関係が築けている。母と娘。娘と恋人。大切な関係を大切な時間がこの映画の素晴らしいところ。2時間が心地よかった。

2005年マイベストテンに入れたい映画なのです。

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アメノナカノ青空
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2005/12/13

映画>SAYURI

憧れの日本女性を描いた作品。事実とか本物とかそういう話をする映画じゃないと思う。どういう風に見られているのか。それを客観的に知ることができた気がする。

原作は海外で生まれた小説。決して日本人が描いた日本の文化というわけではない。生まれからして海外の視点に立ってみている日本を描いているのだから、日本映画としてみるわけにはいかない。

しかしこの映画はどうにもとらえどころがない。完全に外国映画(ハリウッド映画)なのに、日本映画っぽくしようとしているからじゃないかと思う。この映画を全く違う第三者がみて日本人が描いた日本映画だと思われると、それはちょっと違うぞといいたくなってしまうような、なんかもどかしい気持ちにさせられた。

事実と描かれている世界が違うかどうかは他のもっと詳しい方にお任せするとして、わたしゃ映画の感想をば。

主演のチャン・ツィイーと渡辺謙はもうなにもいうことなし。

今回はアクションなどはないかわりに踊りを披露してくれたチャン・ツィイー。もう誰が見ても綺麗という言葉がわいてくるのではないでしょうか。魅力あふれる女性です。

そして先日衝撃の結婚をした渡辺謙さん。映画中でも素晴らしい物を見せてくれてましたよ。存在感というかスクリーンにでてきて目をうばれる俳優というのはなかなかいません。本当にこれからの活躍も楽しみで仕方がありません。

そしてその周りにも様々なベテラン名俳優たちが固めてしっかりと映画をサポートしている。見ていて全く不安を感じずに楽しませてもらいました。

台詞回しについてはこれは意図的にやっているんだと思うんですが、日本語が入る場所がなんか不自然。英語で話すなら英語で基本的には話して欲しかった。「何とかさん」とかだけ日本語というのはどうしてもおかしいですよ。単語のレベルを超えて時折織り込まれる日本語もやっぱり不自然に感じる。日本語の"単語"が織り込まれるのは仕方がないとして、そのレベルを超えるとどうしても片言で会話をしている印象がぬぐえず、違和感を感じた。

また惜しむらくはちょっと日本の風景が少なく感じたこと。それと町並みとか置屋とかがセットっぽさが滲み出てしまっていたのは仕方がないのでしょうか。

私がみたのは場所が六本木ヒルズだったせいもあるのか、海外の方が多かったのが印象的。満席でそのうちの2,3割くらいの人が日本人以外。で、さらにいうと日本人も女性グループで来ている人が多かった。全体的に海外の人と女性の人の割合がものすごく多い映画でした。


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2005/12/12

映画>あらしのよるに

いいね。とっても大切なものをすっと差し出してくれる。説教くさくなく青臭くなく、素直に楽しめる。

原作は絵本ということもあり、子供向けかと思いきやそんなことは一切ない。大人が楽しむのに十分な質でむしろ子供のほうが退屈してしまうのではないかと思うくらいだ。楽しませようとして、媚びることなくあくまで一線を引いて物語を提供している印象があった。

冒頭の母親ヤギとオオカミの草原での戦いは引付けられました。いきなり別れのシーンから始まり、オオカミはヤギを食べるんだと最初にしっかりと伝えてくれる。

そこから始まるヤギとオオカミの友情物語。あらしのよるに。真っ暗闇。お互いの顔は見えないけれど、嵐におびえながらも声を掛け合い、時間をやり過ごす二人。。もとい二匹。観客はその二匹を見ながら、もしもお互いの素性が知れたらどうなるんだろうとはらはらどきどき。でも会話の妙がいとおかし。いいシーンでした。

そして友情物語が始まり、そしてオオカミ界とヤギ界を巻き込んだ大騒動に。

手をとりながら仲良く暮らそうというのは所詮無理なのか。オオカミはヤギを食べなければ生きていけないし、ヤギだってオオカミに食べられるわけにはいけない。

物語の展開がうまく、流れるようにわかりやすかったのが好印象。

キャラクターも子供向けに描かれていますが、ただのセルアニメとは違う質感が不思議。アニメ界っていまどういう技術があるんでしょうね。私は時々しかアニメを見ないのですが、そのたびに新しい映像が見られる。本当に面白いところです。

原作は未読なのですが、これは一度読んでみたい。そう思わずにはいられない。いいものはいつまでも大切にしていきたい。

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2005/12/05

映画>真夜中のピアニスト

バイオレンスと音楽。この組み合わせはやっぱり物語があります。

冒頭は妙な会話から始まるのがちょっとフランス映画っぽいと感じたのは私だけでしょうか。っていうか正直あの二人の会話の意味があまり映画全体のつながってこないんですが。。(^^;。

父親が不動産屋。息子もそれを継ごうとしている。しかしやっていることは立ち退きを求めたり、集金だったりとまともなやり方はしていない。汚れ仕事。

そんな生活の中、ふとした出会いがきっかけに。ピアノの教師に出会う。そしてピアニストへ再チャレンジする。

普段から音楽に親しんでいる生活の中に実は夢はピアニストになること。カッコいいじゃありませんか。

ピアノ再開に当たって、中国人の女性教師に教わっている場面などとてもスッキリとしていて気持ちがよかった。言葉が通じないのにレッスンを続ける。ピアノが弾けないもどかしさと言葉が通じないもどかしさ。楽しかった。

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2005/12/04

映画>空中庭園

ありふれた家族映画の裏の顔がとっても怖い。家族って何?

家族のルールは隠し事をしない。何でも話すという家族は普通では話さないようなことも朝からバンバンと話す。ざっくばらんな雰囲気の中。でもそのカタチに違和感を覚える。

朝食を家族でとり、それぞれの日常へと出て行く。その後、ばらばらに行動をするわけだけれども映画の舞台は新興の町なのでしょうか。家族は結局ひとつの場所にいるわけで町のどこかですれ違いがある。

外にいる時はやはり外にいる時の顔というものがあり、それは家族は知らない顔でもある。オープンな家族にありがちな(?)家族のことなら何でも知っているというのはやはりありえないことなのでしょう。人間だから一人一人の顔があって社会に出ているのだから。


主演は、小泉今日子、松尾創路、鈴木杏、広田雅裕が家族を演じる。どこでもいそうな雰囲気がとてもよかった。

そして関係者にソニンや永作博美などなど。永作博美は一体何者だったのだろうと思わせてくれる魅力感いっぱいでした。ソニンが演じていた奴も会社員なのか学生なのか今ひとつつかめなかったのですが、まぁよしとしましょう。


ラストへ向けてのどきどき間がこの映画のたまらないところでした。

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2005/11/27

映画>映画>ハリー・ポッター 炎のゴブレット

段々と大人になっていくハリー・ポッターにちょっと頼もしさを感じた。

1よりも2のほうが、2よりも3のほうがと個人的にはよくなっているシリーズだと思ってます。というか、1と2は面白いのですがあまり好きではない作品だったりします。それから段々とシリーズの世界感が作りこまれてきて、落ち着いてきたという印象がとても強いです。

また前作から監督もかわってシリーズとは思えないくらいの変貌振りにちょっと驚いたりもしましたが、本作もその路線を強くしつつある印象。それが主人公たちの少年から青年へと変貌しつつあるところでしょうか。年齢的にもいいところだと思うので、この辺は"当り"でしょうか。

そして肝心の本作。見ていてずっと思っていたのですが、原作に忠実というか、原作の粗筋を映像化している印象しかもてなく、どうしても楽しむことができませんでした。

映画は映画でやっぱりアレンジして映画なりの見せ場をしっかりと作って楽しませて欲しかった。なんか満遍なく描こうとして全てが中途半端になっているといった悪い印象ばかり受けて、最後までいってしまいました。

原作の世界観がとても素晴らしいことは確かで、それらをしっかりと映像化している点はとても素晴らしいと思いますが、原作の人気におんぶにだっこだけじゃもったいない気がしてなりません。

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2005/11/26

映画>変身

こいつは誰なんだ。なんか最後までわからずに終わってしまった印象。

主役に玉木宏と蒼井優を迎えて東野圭吾の原作を映画化。ちょっと期待していたのですが、映画としてちょっと成り立っていない気がしてなりません。

冒頭は大自然の中で名前を呼びかけられるシーン。ここが全ての原点なのでしょうが、今ひとつ現実なのか夢なのかはっきりとせず。そして次のシーンでは病院で目を覚まし、頭に怪我を負っていたことが解かる。

で、ここから全てが問題なんですよ。っていうかほとんど全編を通して謎だったのがこの病院とこの怪我の原因。そしてこの主人公が一体誰なのかがはっきりとしないこと。

とにかく謎を入れ込もうとしているのでしょうが、残念ながら謎というよりもまったくもって何が行われているのかがわからない状況でストーリーが進んでいく展開にまったく共感できませんでした。

一番問題なのが、玉木宏演じる成瀬純一のキャラクターについて。冒頭から頭に怪我を負っていることと、初めのほうに脳ミソが普通に研究室に置かれているところなど目撃シーンなどがあり、脳移植が行われたことはよくわかる。

そして恋人とのやり取りの食い違いから、ホストとなる成瀬純一の人格が移植された脳に取り込まれているだろう事が窺い知る事ができる。

しかしながら元々の成瀬純一なる人物像と脳移植の元の人物象が全くもって知る機会がないままに一人の人物の中に二人の人物を描いてしまっているので、今どういう状況なのかわからないまま。途中からもう追うのはあきらめつつ、蒼井優って意外と大人っぽい面もあるんだななどとみてましたわ。

個人的にエンディングテーマに使われている拝郷メイコの曲が大好きなので、あわった後は大満足でした。

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変身
東野 圭吾

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2005/11/23

映画>乱歩地獄

乱歩の世界の魅力。その味わい。不可解な人間たちの織り成す物語がたまりません。

普通の映画ではないことは、確かです。原作を江戸川乱歩の小説に求めて、その奇妙な世界をしっかりと映像にして、しっかりと奇妙な世界を見せてくれている。

物語は4作品から作られている。
火星の運河 竹内スグル監督
鏡地獄   実相寺昭雄監督
芋虫    佐藤寿保監督
蟲     カネコアツシ監督

そして全作品に出演しているのが浅野忠信。どれもこれも普通の世界ではないので、正直よくできたなと感心してしまいます。他にも成宮寛貴や松田龍平など乱歩ワールドにしっくりとくる妖艶さを備えたキャストが公演。

まともな世界でないのは決して変な世界ではなくて、なんか一線を越えたらそこに存在していそうで、怖い。でも、だから面白い。

奇妙でへんちくりんなのに人をひきつけてやまないその世界がたまりません。

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2005/11/22

映画>親切なクムジャさん

とんでもない。ありえない。けれども不思議と真実っぽいから不思議だ。

復讐って言葉は小さなものから大きなものまで、心に秘めていつか達成するもの。無実の罪で刑務所にはいっていたクムジャさんはとってもとっても大きな復讐プランを練り続けている。

怖いじゃありませんか。物語は刑務所の中でのエピソードと外に出てから復讐劇が展開されているが、外での無表情ぶりを見ながらだと刑務所の中での天使のような笑顔もまたよりいっそう怖い。

ただいろいろと出てくる人たちが正直役割が解かりづらいのが難点なきがします。個性的なキャラクターばかりでそのエピソードを盛り込んでいるのは解かるのですが、繋がりが今ひとつ。ここら辺は落ち着いてもう一度見直して解かれば面白いところがあるかもしれません。

ラストの廃校での私裁判は迫力というか、すごいものがありました。あの恨みをもっている人間を集めて、その恨みを晴らすかどうか。一人だとできないこともああいう場であのような復讐の舞台を用意されたら、リンチも素直にできてしまうかも。

見終わってなにかスッキリとするようなしないような、不思議な気持ちになります。

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2005/11/21

映画>大停電の夜に

電気が消えた瞬間に物語が始まって、特別な夜となった。この特別な雰囲気がこの物語を素晴らしいものに消化してくれているのです。

始まりはばらばらとそれぞれの人々がクリスマスをどのようにすごしていくのか。そこから始まり、それはとてもありきたりで平凡な物語だと思えるものだった。でも観客としては何かが始まるだろう。そう期待をせずにはいられない。

そして発電所に隕石(?)が落ちて一瞬で町中の電気が消えていく。人々の活動が一瞬で止まる時。なんかどきどきしっぱなしでしたよ(^^;。

もしも本当に都心が停電したら物語が生まれるどころかパニックが発生するだろうなっていう思いはもう予想ではありませんか。ひと時の特別な時を楽しむ。それでいいじゃありませんか。

一応物語の主軸におかれているのは豊川悦司と田畑智子の二人を中心としてそこに集まっていく人々になっているのかな。

とてもよかったのは停電のおかげで活躍していた光源のろうそく。何もないのにキャンドルともしたらくさくて仕方がないですが、キャンドルの光で様々な雰囲気を演出してくれているのがとてもよかった。

個人的に恋愛ドラマでどうしても入り込めないのがそのくさい雰囲気なのですが、停電でキャンドルをともすのが必然ならもう何も言う事はありません。浸りきっちゃいました。

映画は光。とにかくその映像質感には魅せられっぱなし。それにあわせて載せられる音楽もとても素敵なものばかり

冬の静かな夜にゆっくりと見たい映画なのです。

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2005/11/20

映画>エリザベスタウン

絶望の淵から叩き落されて、這い上がる。でも楽しそうだから面白い。

物語は新製品を発売したもさっぱり売れずに返品の山--1000億円の赤字を出してクビになって、恋人には振られて、もう部屋の物を全て道端に捨ててきれいさっぱりとして、今まさに自殺をしようとしている時に、父親の死の知らせが届く。

ここから始まる物語。これ以上落ち込む隙間もないくらい、どん底から生きていこうとするのだからたいした物語です。

なにはともあれ、やることができた。父親を迎えにいくためにエリザベスタウンに戻る主人公。その飛行機の中で出会うスチュワーデスが主人公の運命を変えていく。人の人生って本当に何が起こるかわかりませんね。

町中にはその父親をしのぶ人々が待っていた。何も語られてはいないけれども、きっと町の人から好かれていんだろうな。

町に戻ってから葬式を行うところまで、日本とアメリカの違いで解かりづらかったのですが、喪中の過ごし方の違いがとても面白かった。

ラストの父親の遺灰との二人っきりのドライブ。ものすごく格好よかった。二人がどんな関係でどんな風に話してきたのかは、関係がない。最後にしっかりと分かり合えればいいんじゃないかと、相思った。

あの地図のように道しるべがあったら。嬉しいかもしれないし、楽しいかもしれない。一度は手にしたい地図。

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2005/11/09

映画>SAW2

衝撃だ。衝撃が続いている。

ちょうど1年前に公開されたSAW。その異常性と突然性にものすごい恐怖を覚えた。それが頭の片隅にこびりつくような感覚、もうそれは忘れられないという言葉では足りないくらいの衝撃だった。

オープニング。やはり物語りは突然に始まる。裸で首には鉄仮面。目を覚ますとそんな状況におかれているのだ。それがこの映画の全てなのだが、そこには確固たるルールはある。理不尽な状況にありながら、ルールがある。だから面白い。

この先について、何かを語ると全てが台無しになる。全てがルールの中で語れて、そこに不正は全くない。公正明大な世界の中で行われるゲーム。

この衝撃はまた続くのかな。忘れたい。でも続いて欲しい。

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2005/11/08

映画>ブラザーズ・グリム

すごくすごくディティールにこだわっているのは解かるんだけれども、映画全体としてみたときに今ひとつ解かりづらく、その世界に入り込めなかった。

個人的に。。。マット・デイモンが出ている映画は基本的に好きなのですが、本作では今までのキャラクターとはちょっと違う役柄。シャイな青年からアクション映画。そして今回は寓話物語の製作者というか、なんというか。なんていう役柄なんでしょうかね。

グリム童話は子供のころからいろいろと馴染む機会があり、映画中でも「あぁ」という場面が何度もあった。しかしそれと本作では基本的に別物。グリム兄弟のことはあまり知らないのですが、正直この映画を見てグリム兄弟が好きになれるとは思えませんでした。

全体的に何を目的に何を言いたいのか、いまひとつつかみきれずに、私としては楽しめなかった映画になってしまいました。すこし時間を置いてDVDで出たら、もう一度見直してみようかな。

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2005/11/07

映画>ALWAYS 三丁目の夕日

暖かな希望。過去には未来があって、人は元気だった。

昔は良かったというのは、今は悪いみたいな形だと捉えがちですが私は決してそんなことはないと思ってます。昔と今は違うけれども確実に進歩してよりよくなっていくそれを目指すのが大切。古いものも大切にするべきことはたくさんあるけれども、それにこだわって前に進むのを止めてはいけないと思うのです。

昭和33年。戦後から今まさに違う時代へ踏み出そうとしている日本。その生活の中で希望を抱く人々を描いている映画だ。

東京タワーは建設中。三種の神器としてテレビ・冷蔵庫・洗濯機の電化製品が過程にどんどんと入り込んでいる最終。まさに夢をかなえようと日々慢心している姿がとても印象的だ。

何よりも素晴らしいのはそのセットだろう。今の時代で言えばレトロなものだろうが、当然その時代には現役で使われていたものたち。その息遣いが聞こえてくるような雰囲気たっぷりのものたち。個人的にはすごく愛着感がありました。

子供たちは外で元気よく遊んでいる姿というのもとてもよかった。学校から帰ってきてただいまの挨拶と行ってきますの挨拶が一緒というのが、なにかいいではありませんか。外に行けば空き地があってそこには友達がいる。みんなで遊ぶ。当たり前だと思っている風景をそこに見て、なぜか安心。

高々50年前。決して物は豊かではないけれども、人々は元気。なぜか羨ましく思った

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2005/11/06

映画>春の雪

本当に素晴らしい。一つ一つとても丁寧に作られていて、それらが心にすっと染み入る。

私は三島由紀夫の本は一切読んだことがないのですが、この映画を見てすごく興味がわきました。勝手なイメージでなんか堅苦しいというか小難しいことをいっているんじゃないかと思っていたのですが、これは単なる食わず嫌いだったのかもしれません。新しい世界を教えてもらえるかもしれない。そんな予感さえ感じさせてくれる映画。

主役は妻夫木聡と竹内結子。

妻夫木聡の映画はもう数知れず見ているし、その点ではとても安心して見られる。本作でも初めは腑抜けたふざけた奴だったのが最後には情熱的な好青年へと変貌していくのが、一人の人物でしっかりと描かれているのが好印象。

そして竹内結子。やっぱり素敵です。混じり気のないお嬢様がここまで似合う女性はそんじょそこらにはいません。

そして映画全体を包み込む雰囲気がとても快かった。ロマンという言葉がとても似合う映画だ。

真面目に一途に互いを思いつつ、しかしその思いが遂げられる事はない。ただ意固地になるわけではなく、思いを大切に育てていく。大事なものを失わずに大切にすること。素晴らしいではありませんか。

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2005/10/29

映画>コープス・ブライド

よく作ったなぁ。本当にそう思う。金かけたか暇をかけたか(ぉぃ)。

ストップアニメーションってよく効きますが大概がワンフレームに1つか2つのキャラクターで時々たくさん出てくるというイメージがあったのですが、本作ではそんなイメージをみごとにぶち壊すくらい動きがあります。

人形なので同じキャラを複数作成して、平行して撮影は行ったといってますがこれだけのキャラクターをあれだけ動かして一こま一こま撮影していくというのは並大抵の労力じゃありません。

12時間をかけて撮影しても1秒から2秒程度にしかならないって。。。普通じゃないっすよ。平行して撮影とか云々以前の手間隙だ(^^;。

その人形たちも不思議な表情を持っていて、みていて飽きない。激しい感情を表現しているわけではないのに見ているほうに伝わってくる不思議な感覚。これは秀逸でした。

この映画のために何人の人生のどれくらいの時間が使われたのだろう。その割にはストーリーが平坦だったのが少し残念なんですが。

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2005/10/28

映画>蝋人形の館

脳みその今までに使っていない部分を刺激されたような、そんな感覚だ。未知なる物に触れた。それが怖かった。


アメリカのホラー映画ってジェイソンのように、殺戮者がいて主人公たちを追い詰める恐怖がイメージとしてありますが、本作もどちらかというとそのタイプ。基本的に主人公の仲間たちが次々と殺されながら、メインデッシュの主人公たちを追い詰めていく。観客たちもどんどん追い詰められていく。

しかしその殺戮の方法がまたひときわすごい。生きたまま蝋人形にされちゃうんですよ。っていうか生きているほうが不思議ながら、人間って変なところでもすごいから生きちゃうのかもしれない。

その生蝋人形たちは町中にあるのだが、この人たちどんな風に殺されちゃったんだろうかと想像すると。。。いやいや嫌なもんです。

まぁホラー映画なのでストーリーもへったくれもありませんが、お決まりの流れにのってしっかりと怖がらせてくれること請負です。そういう意味では面白い?

全てが蝋でできた館。その最後は圧巻です。

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2005/10/27

映画>まだまだあぶない刑事

懐かしい。この感じが好きだ。

このシリーズを映画館で見たのは初めて。いつもはテレビで放映されていたものを見るだけだったけれど、やはりスクリーンで見ると一味もふた味も違う。

ダンディ鷹山、セクシー大下の二人も50代に突入して、体が動かないことで笑いをとったりもしていましたが、それでもあのノリは健在。永遠の若者というところでしょうか。

二人の息のあった行動にさらに課長となった透との掛け合いも健在。やっぱり人は変わらないものなんですねぇ。

物語は韓国の潜入捜査から始まり、物語の導入としている。それが伏線となって後半の複雑なストーリーを手助けするからまた面白い。

警察の捜査も情報化の波を向かえて、昔ながらの直感捜査から若手のデータ分析による捜査手法が現実に根付いてきている現場の世代ギャップの箇所もまた面白い。でももっと言葉だけとかじゃなくて、行動で表現して欲しかったという気持ちもある。

そして若手のホープの二人組みと鷹山・大下の二人組みがチームを組んで捜査に当たるが、いきなり鷹山・大下の二人はさらわれてしまう。

このあたりからストーリーは錯綜し始めるのですが、正直わかりづらかった。若手もいたのにさらわれて登場するのは鷹山と大下だけ。ホープはどうしたんだ、ホープはと思っていたら。。。ねぇ。。。

しっかりとノリのよさ残しつつ、無理の利かないお年頃。でも気持ちは通じるのなら、このまままた続編をいつの日か作って欲しいシリーズだ。

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2005/10/26

映画>ドミノ

なんでだ。なんでそういう行動に出るのか解からないけれど、面白い。でもこれ本当にあったんだよね?

賞金稼ぎという職業があること自体はじめて知りました。パンフレットの解説を見るとライセンス取得によって行えるみたいなので、合法なんでしょうね。

物語は怪我だらけのドミノとFBI捜査官の取調べから始まる。質問に答えながらドミノの賞金稼ぎとしての物語が展開されていく。

少女時代から大人へと変わる過程で何があったのか。そして賞金稼ぎへの道のりを歩み始めた時、いきなりピンチ。


個人的にすごく好きだったのがアフガニスタン人のアルフ。全員個性的ではあるのですが、一種どくどくの世界観をもっているのがこいつ。

証拠隠滅のために取材テープを破棄する時に、テープも持たずに逃げてきたかと思いきや一目散に現場から離れる。なぜかと思いきや取材車ごと派手に爆破するからだ。爆薬仕掛ける時間あるならテープ燃やしたほうが早いのに、車ごと爆破するその行動がすごく好きです。完全にあほです(^^;。

信じられないような話が多いですが、これが現実としてあったということに驚きは正直隠せません。

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2005/10/25

映画>私の頭の中の消しゴム

"人生は恐ろしいものだ"
その言葉が印象的で、とても響いてくる映画だ。

ラブストーリーなのですが、主人公の二人は今時こんなべたべたな奴いねーよと正直映画の前半思ってました。

というか冒頭のいくらなんでもぼさぼさの頭にごみとかついてコンビニ行くやつはいねーだろうし、コンビニに買った商品を忘れるならまだしも財布も一緒に忘れたのにコーラだけ忘れたことを思い出すやつはいないと思う。

なんとなく前半はあやしい空気があり、それが不安だったのですがその不安も中盤に差し掛かるころ、二人が結婚をすることからまた違う不安がでてくる。そう女性の物忘れの激しさがエスカレートしてくる頃。

やかんをかけっ放しにしてしまう。ありがちなワンシーンだが、思わずドキッとしてしまう。女性もそれによって不安さをどんどんと増していく。

しかし男性の行動力がまたいっそう悲しい。それならばとキッチンを改造して電気コンロなどすごいものをこしらえてしまう。彼の行動力の素晴らしさは良くわかる。しかし解決の不可能な問題、逃げられない問題が実はそこにあると知った時、彼の行動はどうでるのか。

ここで再び人生は恐ろしいものだという言葉が甦る。

記憶をなくす時。

肉体的な死よりも先に精神的な死が訪れる。記憶がなくなった時、魂も消える。

伝えたいことが伝えられない。しかし伝えるための行動を取る二人にとても勇気づけられる。

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2005/10/19

映画>クレールの刺繍

奥深い。刺繍の世界というのは全くもって知らないのですが、それでもなにか興味をそそられるところがある世界だ。

これアメリカだったらもっと派手に家族と喧嘩して恋人と言い合って、そして途方にくれながらトモダチと未来に向かって進むみたいな話になるんだろうなという内容です。しかしそこは(?)フランス映画。そこは一味違います。

まぁ初っ端は不倫で妊娠したけれど相手はそっぽを向いてどうしようという事なのですが、なんかフランスって匿名出産という制度で身元を隠して出産はできる。そのため主人公もその匿名出産により子供を生もうと考えている。

その生まれるまでの生活の過程で物語りは語られる。

匿名出産で身元を隠して子供をうんだとしても、それまで妊娠を隠さねば仕方がない。そのために勤めていたスーパーには出られないし、家族とも過ごせない。この辺の苦しさや難しさはどうしようもないくらい当人にも負担なんでしょうね。頭ではわかっても本当にはわからんところ。

そして物語は刺繍(?)工房の中での刺繍製作の日々とそのかかわりの人々の生活の中に移っていく。

刺繍ってやっぱり手間隙かかるものなんでしょうね。。。って全くの門外漢なので、その感覚もないのですが、映画を見ている限りだと一つ一つ手で仕上げる必要があるみたいだし、結構大きな布地に黙々と作業を進めている姿はなんともいえませんでした。

でもそういう世界は結構好きかも。もくもくと作業を進めているうちはいろいろと思うことも、そして無心になることもできる。そして完成した時の感慨とかはやっぱりやってみないことにはわからないんだろうな。

刺繍作りの世界。
面白いかも。

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2005/10/18

映画>トゥルーへの手紙

戦争と平和と愛する犬へのメッセージ。自分の周りを紳士に受け止めて形にした映画だ。

主演は犬。だけれども決して動物映画でもないし、ワンちゃん映画でもない。愛犬トゥルーへの手紙を通して語られる一つの物語だ。

#そうはいっても物語の主体は犬なのでとりあえず犬について話したい。(^^;。

のほほ~んとした犬たちがすごくかわいい。普段どんな環境で過ごしているんでしょうか。本当に映画の中のような自然あふれるところで悠々自適に暮らしているのでしょうか。そうなんなんだろうな。そうじゃないとあののほほ~んとした表情はできんわ。

そして途中にはさまれる犬が登場する名作映画のワンシーン。犬が主役の映画ってこんなにあったんだっけという思いに。

肝心(?)なのは平和へのメッセージ。もちろん意図して作られているところはあるでしょうが、平和って大切だというメッセージは重要。

ワンちゃん映画としてくくってしまってはもったいない映画なのです。

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2005/10/17

映画>アバウト・ラブ

愛について、形を変えながら、視点を変えながら語る。でもやっぱり同じことをいっている気がする。人がもつ大切な気持ちだ。

本作は東京編、台北編、上海編の3つの短編ストーリーが収められている。

東京編では伊藤美咲とチェン・ボーリンが主演を勤める。舞台は渋谷。始まりは二人のすれ違い。待ちでふっと目に付く気になる存在。普通ならそのまま行き違うだけだが、夜の渋谷で二人は再びその存在に気づく。しかし彼女は泣いていた。

物語の始まりがとてもよかった。始まりはこういう偶然から訪れる。ロマンチックじゃないですか。いいじゃないですか。あんなに人の多いところでぶつかり合うなんて、とても難しいことですよ。

ここで強烈に惹かれあっては物語の醍醐味がない。お互いの存在に気づきつつもなかなか近づかない二人。見ているほうからすれば楽しみでありヤキモキする時間。それがまたいいのよぉ。

#あほかと突っ込み入りそうですが(^^;。

結末は見てのお楽しみ!


台北編では加瀬亮とメイビス・ファンが主演を勤める。

物語は夜中に日曜大工(日曜大工の使い方間違えてます?(^^;)を行う女性から始まります。重い板をずりずりと運び、そして電気のこぎりで切る。そして釘でつなぎ合わせてできたものは変な本棚。。。もとい個性あふれる本棚。

正直に言うと私的にはこの辺でちょっとこの短編は好きになれなそうな気がしてきました。ちょっと狙いすぎというか、作者だけがわかる映画のような気がしてならなかったのです。私は語るならしっかりと解かるように伝えて欲しい人間なんで、「わからん奴はかまわん」というスタンスの奴はだめです。受け手が自由にというのならまだしも。

まぁ話はこのあと振られた彼氏の元へ話をしにいくのですが、その辺の話は結構面白かったです。

そして最後は上海編。

主演は塚本高史にリー・シャオルー。個人的子の物語が一番好きです。

言葉の違いからぎこちない会話を繋げならがも、気持ちが通じていく姿がとてもよかった。短編ということもあり、物語の語られていない部分を想像するのがとても楽しいし、そちらのほうが正直気になるところでもある。

言葉の違いを巧に演出に取り入れて、成功している。この3編の映画の中で一番面白いところだったと思っています。

1年後。廃墟。響くボールの音。あれが物語の最後なのか。それとも始まりなのか。

どちらなのでしょうか。

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2005/10/14

映画「鳶がクルリと」

べたべたでどたばたなコメディ映画。期待以上でもない代わりに期待以下でもないかな。

観月ありさと哀川翔。やっぱり見せてくれますねぇ。きっちりと押える所押さえて、放つところ放つ。喜怒哀楽を楽しく解かりやすく見せてくれます。

鳶職人ってぇと昔気質なところがあってへそを曲げたらてこでも動かないっていういイメージがありますが、この映画の鳶職人は想像以上です(笑)。

初っ端から庭先の井戸で、素っ裸で冷水を浴びているところからもうやってくれてます。一応東京の真ん中だと思うのですが、茅葺屋根に井戸水って、こりゃもうパラレルワールド&ファンタジーですわ。

高層ビルの建設現場に鳶職人の現場が映し出されるシーンがありますが、高所恐怖症の人にはちょっと辛いかもしれません。高所恐怖症でない私もくらくらするくらい高いです。でも東京の空もあれだけ広いと気持ちが良いですね。

しかしちょっと残念なのはこの映画の肝である2週間で会社のモニュメントを設置するプロジェクトについて。日本晴れチームがなかなか仕事を請けないためにこのどたばた劇があるわけなのですが、なかなか請けないという理由付けがもう少しもう少し必然性というか説明があったほうが嬉しかった。

あれだけ話を伸ばして説得に時間をかけているのだから、受けないのか、それともできないのか、へそを曲げただけならもっとそれをアピールするべきだろうし。鳶職人は人の話も聞かないわけではないんでしょうからね。

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2005/10/13

映画「ベルベット・レイン」

新しい。新鮮な息吹を感じさせる映画だ。

斬新というのは始めてみるものであり、今までにはないもの。そういう意味ではこの映画は新しい部類に入る映画。ベテランにはベテランの味わいがあるのでしょうが、一皮向けばマンネリ化の印象はぬぐえない。

商業映画デビューとは思えない出来栄えに驚く。俳優人が豪華でベテランぞろいというのも影響があるのでしょうが、非常に質の良い映画に仕上がっている事が良くわかる。

飽きの来ない展開に、見せ所をしっかりと抑えた構成。

正直いいます。ジャッキー・チェンがどこに出ているのか、後半位までわかりませんでした。あまりにも出てこないので、おかしいなぁ、あれと思い直してみてみると。。。最初から出ているではありませんか(^^;。

個人的にアクションスターのジャッキー・チェンのイメージが頭の中にあったので、本当にわかりませんでした。

アンディ・ラウももちろん全編にわたり登場。すごくすごくカッコいい。男だという印象をまたよりいっそう強くする。

新鋭監督ということもあるのでしょうが、全編にわたってこだわって映画を作っているなという印象がとてもありました。とにかく手抜きをしないというか力を入れている。凝っている。でももっと流すところはすっと流せるようになっていても良かったかなという気持ちもありますが。

物語の構図にこの映画の妙があります。なにがなんやら途中わかりづらいなぁという印象があったのですが、全てを語り終わった時に納得できる。そして素晴らしい余波が襲ってくる。そんな映画。

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2005/10/11

映画「ステルス」

うおお。すごい。面白い。カッコいい。極音速体験が気持ちイイのです!

軍事飛行機マニアという人種の気持ちが少しわかった気がします。とにかくこの映画で出てくる飛行機の格好よさと素晴らしさには驚かされっぱなしです。

なんかステルス機というと暗躍する飛行機。後ろめたいわけではありませんが、ここまで先頭の表舞台に立って活動をしているという姿に少しばかり驚きました。

また映画中でも描かれていたのですが、スピードを上げる才に飛行機が変形していた(すんごい格好よかった!)のですが、実機でもあんな風に変形するのかな。あのギミックすごい格好よかった!(そればっか(^^;)

そして何よりも一番すごいのがスピード感。音速で空を飛ぶ飛行機にクローズアップして俳優を映し出す映像には驚かされました。新鮮です。

カット割りもとても丁寧で、これだけのスピード感を感じているのに見ていて全然疲れない。むしろ心地よいくらいでした。

無人戦闘機エディも一人の俳優としてあげたいくらいいい味を出していましたね。超高性能コンピューター→突然自我に目覚めて、機械が感情を持つ→勝手に行動を始めてしまう→悪のストーリーという流れでは決してないところもまた面白い。

機械は機械。やはり周りの状況などの影響を真正面に受けて最適な解を導き出しているだけ。だから回りがいい雰囲気ならいい奴になるし悪い奴なら悪い奴になる。それだから私はこのエディがとても好きになりました。

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2005/10/10

映画「この胸いっぱいの愛を」

生きていれば後悔する事はある。でも後悔をしたくないから一所懸命に生きるんだ。

ただの恋愛ドラマだったらここまで感動することはなかったと思う。人への思いって伝えるべきだと解かりつつも、今はいえない事がとても多いですよね。後悔すると解かっていながらできない。不条理な世界です。

本作ではその心残りを最後にきっちりと清算することができるのならばという、夢のようなお話。

20年前にタイプスリップした男女4人。彼らはその時にやるべきことがあり、この時代にタイムスリップしてきた。

自分を生んで死んだ母親への思い。

大事に育てていた花をめちゃくちゃにしたまま、謝れなかった思い。

自分の目として助けてくれた盲導犬に伝えられなかった思い。

初恋の人にしっかりと伝えられなかった思い。

それぞれがずっと心残りにしていたんだと思う。それが心のしこりとなってずっとあったんだと思う。

もし自分が満足のいく、満ち足りた人生を送れればそれが一番なのでしょうが、どこかでやり残した事はありませんか? そのやり残した事ができるとしたら。叶わぬと知りながら本音を言えば、そう願わずにはいられません。

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2005/10/06

映画「ドルフィン・グライド」

イルカになった気分が味わえた。それはとても気持ちの良いものだった。

海の中からの視点。海の中から世界を見るとこういう世界が見られるのをはじめて知りました。すごく新鮮でなんか脳みそがわっさわっさと揺さぶられるような感覚も覚える。

一応ドキュメンタリーだが、一切の解説はなくただただ海を泳ぐ。イルカと一緒に泳ぐ。すごく綺麗な海の中にイルカがふっと現れて一緒に泳ぐんですよ。これはイルカ好きにはたまりませんし、そうでなくてもなんかわくわくしてきませんか?

前半20分位はひたすら海の中を泳ぐ視点の映像がこれでもかというくらい流れてくる。そして後半はその映像をどのようにして撮影したのかという点に話は移る。

海の撮影に関して第一人者のジョージ・グリノーがひたすら自分の手間隙をかけて撮影を行ったというインタビューが主な構成。その撮影機材などをみると決して恵まれているわけではないが、それでもあの映像を撮るというのは、これはもう才能なんでしょう。

面白かったのが、編集装置について語るシーン。60年代(?)に活躍していた機材を前にこれぞ編集マシーンと満足そうにいった次のシーンでいきなり、

「でもコンピューターのほうが早いし簡単だ」とマックの前で平気でのたまうところ(ナイスジョーク!)

この映画のDVDが出たら是非買いたいな。
ふっと夜中に見たくなる。そんな映画です。

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2005/10/05

映画「セブンソード」

壮大な物語を壮大なスケールで描いた大作映画。しかし物語が大きすぎて扱え切れていなかった印象が強く、それが残念だ。

「HERO」「LOVERS」といえば中国映画で当たらし魅せ方と不思議なワイヤーアクションですっかりと人気の映画だが、この映画もその流れに組している。

この映画ではそのワイヤーアクションを適度に使いつつ本来の武術の魅せ方をしっかりと教習しているように思えた点がとてもよかった。バリバリワイヤーアクションで中を舞いまくるのもいいのだが、あれだとなんでもありでやっぱり何度も見ていると新鮮さも薄れてくる。

物語は王朝と反乱軍。そして王朝に組しながら私服を肥やす風火連城が反抗軍を攻め立てる。その反乱軍の味方として七剣が立ち上がるという舞台設定。もうたまらないくらい面白そうじゃありませんか。

その点を期待して見に行ったのですが、正直この映画の魅力がこの映画の最大の欠点になっている気がしてなりません。とにかく規模の大きな物語を持て余している。細かく描いているのでしょうが、いかんせん観客への魅せ方が下手というか肝心要が描かれていないような。

正直途中からすじを追うのはあきらめてしまいました。だからでしょうか、とにかく納得行かないのは村人たちが殺戮されてしまうことでしょうか。

裏切り者がいるのであぶり出しのために洞窟にこもっていたのに、裏切り者を見つける前に七剣が外に出てしまい、その間に裏切り者が村人を虐殺しちゃうって、おいおいって思うのは私だけでしょうか。

シーンもなんか意味不明なカットが多くて、今ひとつ気持ちが入らなかった。

個人的に許せなかったのは村人の馬たちを敵をひきつけるために、放牧してしまうシーン。動物との別れのシーンって感動すると思うのですが、この映画ではその馬たちが駆け抜けるシーンよりもただ待っている人間を写してしまうのです。

ここは可愛がっていた馬たちを辛いながらも追い放とうとする人間とその馬を写して欲しかった。広大な台地を一緒に駆け抜け、そして馬たちだけがその台地に戻っていくんです。それしかないのになぜにぼけぇと待っている人間を写すんだ!

所々で見られる中国大陸の雄大な景色が見られたのは良かったですが、私としてはそれだけの映画でした。残念。

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2005/10/04

映画「メトロで恋して」

二人の距離感。空気。それがとてもよかった。

フランス映画でタイトルが「メトロで恋して」だなんてもうバリバリあまい恋物語を想像してしまうのは私だけでしょうか(ぽっ)。

本作の冒頭は主役のアントワーヌ(ジュリアン・ボワスリエ)が精神科医の元で自己分析を行っているシーンからはじまる。

曰く「結婚することに決めた。でもまだ相手はいない」

なんともいえぬ、"あめぇ人生観を持っているじゃねーか"と思った矢先に出会いは訪れる。

#う~ん、人生ってこんなもんなんでしょうか(^^;。

地下鉄の4人がけのいすに筋向いに腰をかける。この時の二人にふっと訪れる予感、空気みたいなものがなんか良かった。見知らぬものどうしながらお互いが気にかかる。何かか始まる予感がむずむずと。

もちろん二人は急転直下。恋に落ちていくのですが、いやこの辺はもうお楽しみいっぱい。おしゃれな恋ってカッコいいなっていう気分でおなかいっぱい。大いに楽しむ。

そして二人は結婚の決心も固めつつある矢先にクララの病気が判明。ここから物語のトーンはいっぺん。それまで培ってきた二人の空気がよかっただけに、やはりここからのシーンは胸に詰まるものがある。

現実問題として直面した場合。。。やっぱり受け入れるって言うのは簡単なことではないと思う。

映画中では細かい問題はさておき二人の関係に焦点が当たっていくが、これもまた納得のいく空気を作り上げていく。いくら奇麗事を言ってもやっぱりギクシャクするだろうし、純愛に憧れているのならまだしも現実問題そんな奇麗事じゃすまないだろし。

そしてラスト。二人の言い合いの末に(もぐもぐ)。

なんでだよという気持ちとでも心のどこかでやっぱりそうだよねという気持ちがある。納得行かないという向きもあるかもしれないが、この映画ではこれが正しいラストなのだと思う。

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2005/10/03

映画「蝉しぐれ」

心に染み入る名シーンの数々に、ただただじっと魅入った。そして映画が終わった時、この映画を見られたことが本当に嬉しかった。

超大作や話題作も下手をすれば見せ場が何箇所かあってあとは退屈なものばかりということが少なくありません。しかし本作は一切そんなことはありません。保障します。

幼少時代の文四郎とふくを演じるのはそれぞれ石田卓也と佐津川愛美。二人の演技の素晴らしさにはとても驚かされました。主人公の幼少時代って結構おざなりにされることが多いように思うのですが、この映画全体の半分近くは彼らが主役としてしっかりと支えています。

とにかくこの映画の宝はふくを演じた佐津川愛美ではないでしょうか。少女の素朴さと純朴さ。それでいて文四郎に思いを寄せる心の揺れ。そんないろんなものを詰め込んで魅せてくれた。本当に拍手を送りたい。

父親のなきがらを引き取り、坂道を登るシーン。精一杯力を込めてものぼれない坂道を向こうから現れてくるふくが一生懸命に手伝う。そして坂道を乗り越えていくのですが、その時の二人の表情がとてもよかった。本当にこのシーンは名シーンだと思う。このシーンがこの映画の象徴ともいえるものだと私は思います。


そして青年期になると市川染五郎と木村佳乃。

市川染五郎は「阿修羅の瞳」ですっかりと魅せられたのですが、本作でもそれは変わりありません。やはりその立ち振る舞い。日本人としてあるべき姿が彼に見出せるといっても過言ではない。凛々しく気高い。素晴らしいじゃありませんか。

木村佳乃もとてもいい。やはり現代女性のイメージでは元気イメージがどうしてもついてしまうが、本作ではとにかくしっとりとした女性を演じる。柔らかく包み込んでくれるようなそんな女性である。


そして何よりもよかったのが、こまめにはさまれる風景シーン。ひとつの物語の余韻を楽しむかのようにふっと入り込み、静かに心を静めてくれる。映画全体の印象がとてもしっかりと心に食い込むように残っているのはこのひと時があったからだと思うのだ。

まったくもって素晴らしい映画。名作の太鼓判を押したい。

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2005/10/02

映画「ターネーション」

メッセージ。一人の人の声の力というのがどれだけのものなのか。それがはっきりと解かる映画だ。

ドキュメンタリーなのか自伝的映画なのか。ジョナサンが自我崩壊を防ぐため、自分の周りをとことん記録したフィルムを映画として仕立てたものである。映画として作られたものではないシーンは正直退屈なものでもある。しかしそれらがつながっていくと、不思議と引き込まれてしまうのを抑えられない。


正直見ていて痛々しいシーンも数多くある。それが家族という中でどのように消化されていくのか。それらの記録をしっかりと記録してそして映画として公開するところは、、、なんというかすごいとしか言いようがないではないか。

映画で使われる素材は日常生活の中で映像として収められたシーンを映画の素材として使っている。つまりは全てのセリフは日常生活の中にある。日常生活を切り取った中からさらに素材として厳選したものではあろうが、印象深いのはそのシーンごとのメッセージの強さ。

一人一人のメッセージがとても面白い映画だ。

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2005/09/29

映画「8月のクリスマス」

生きること。死ぬこと。そのテーマを取り上げているのに、何でこんなに清々しいのでしょうか。

オリジナルのホ・ジノ監督の八月のクリスマスは未見なのですが、雑誌記事などを読むとおおむねオリジナルに添った形でよいところもあれば悪いところもあるということで、リメイク版としては佳作の出来?

主演はミュージシャンの山崎まさよし。私も時々ききますが、ほのぼのとした雰囲気にいろんな気持ちが織り交ぜられていて不思議な気持ちにさせてくれますね。本作では8年ぶりに映画主演ということで、ファン待望?

演技なのか本人の雰囲気なのか、もうすぐ死ぬのがわかっているのにそれを受け入れているというのは本当はどういう気持ちなのでしょうか。警察署で唯一尾さえ切れない感情を爆発させていましたが、他にはただただ毎日を眺めている姿が印象的でした。

ヒロインは関めぐみ。天真爛漫という言葉がこれ以上に合う女性も少ないのではないでしょうか。死が目前に控えている山崎にくらべてこれほど生を感じさせてくれるとは。勝気な表情が笑顔に変わった時とっても素敵でした。

映画全体的に抑えたトーン。何気ない風景画が多かったのに対して、この二人の放つパワーが逆に印象付けられた用に思えます。

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2005/09/28

映画「ルパン」

これいいですよ。冒険活劇。久しぶりに本物を見た気がします。

昨今のハリウッド映画のような迫力のあるシーンや、香港映画などのアクションなどには遠く及ばないのに、なぜでしょうか。胸躍るのは。観客を驚かせる要素よりもみていて"分かる安心"があり、それが楽しい気分にさせてくれるのではないでしょうか。

ルパンの原作はそういえば読んだことがないとはたと気づいたのですが、今年が生誕100周年だったんですね。それにすっかりルパン三世が本物だと思い違いもしていたのですが(^^;、彼はルパンの孫でルパンはルパンでしっかりと存在していたんですよね。

#こんな認識でいたのは私だけでしょうか(^^;。


舞台は1905年パリ。正確な時代検証は私にはできませんが、とにかくその雰囲気は伝わってきました。新しい時代の幕開けと古い時代を引きづっているような新古が一体然となっているような雰囲気がたまらなかったです。


何よりも良かったのが、ルパンがしっかりとルパンしていたこと。原作を読んでいないのに(っていうかルパン三世のイメージで語る時点で間違えてますか?(^^;)、ルパンってなんかダンディでいながらおちゃめ。子供後ごろを忘れない大人なイメージを持っていたのですが、嬉しいことに私のイメージにぴったりでした。よくやってくれたと本当にほめたい気分です。

ルパン映画としてこれはかなりいいものなのではないでしょうか。

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2005/09/27

映画「ふたりの5つの分かれ路」

結末は別れ。それが分かっているからこの映画の魅力がある。

主演はヴァレリア・ブルーニ・テデスキとステファン・フレイス。二人とも始めてみる人だったのですが、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキはすっかりとファンになってしまいました。なんともいえないあの笑顔とあの目にやられてしまいました。深みのある女性というのはなぜか魅力的で興味が惹かれますね。


映画は破局を迎えるシーンから始まり、時間を出会いの時までさかのぼりながら進んでいく。その中で感じるのはどこまでも悲しい物語だということ。夫婦の時、出産の時、結婚の時、そして出会いの時。

それぞれのシーンでひとときのシーンを描いているが、全ては結末に向かって流れているのだから、見るものの目には全てが悲しく映ってしまう。

しかしそれがとても綺麗だし、その"時"の愛おしさがまたわいてくるから不思議だ。

この映画を出会いから描き別れまでを順番に並べたら、これ以上ないくらい退屈な映画だったとおもう。それくらい一つ一つのシーンはありふれた何気ない。言葉を悪く言えば退屈なシーンもある。

そのありふれた日常に中に実は本当に大切にするべき事や時間があったのだと思うと、なにか観ているものとしては何か手を出したいのに出せない。そのむずがゆさを感じずにはいられない。

幸せなのに悲しい。不思議な映画だ。

§

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『ふたりの5つの分かれ路』(原題:「5×2」)オリジナルサウンドトラック
フィリップ・ロンビ サントラ

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2005/09/26

映画「コーチ・カーター」

日本のシステムとアメリカのシステムの違い、価値観に少し戸惑いながらも純真な青年達がひとり立ちしていく姿はやはり感動した。

底辺に位置する学校のバスケ部員。彼らは学業には全く興味を示さずただ毎日をぼんやりと過ごしながら、バスケにもほどほどに携わっているだけ。おかげで成績は4勝22敗という体たらくぶり。正直彼らはどん詰まりにいた。
https://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=6882481&blog_id=9324
そこに現れたのがバスケ部新コーチのケン・カーター。OBであり往来の名選手でもある。彼が最初に交わした約束(契約)は

・学業で一定以上の成績を収めること
・授業は全て出席し、一番前の席に座ること。
・試合の日には上着とネクタイを締めること。

正直日本ではこのくらいのことは文武両道の精神(?)で当然のこととして求められているようなことが、アメリカでは違うんですね。それにまず契約をしようという形をとるところとかちょっと戸惑いも覚えました。

お互いの信頼で部員と教師の"約束"というのは成り立たないんでしょうかね。

しかしながら、その後のバスケ部員たちの奮闘、そしてチームの勝利にはスポーツ物の王道を行っているところがありとても興奮と感動がありました。

そしてさらに衝撃的だったのはバスケ部員の親御の考え。勉強ができないのならばバスケで成功させる。だから勉強は二の次でもいいんだといった内容のシーンが各所に盛り込まれていましたが、これもまたちょっと日本とはちょっと違うところでしたね。

もちろん千差万別で様々な考えがあるとは思いますが、顕著なのはやはりアメリカの場合港同じよりも一芸に秀でるというか、成功したもの勝ちというところでしょうか。

そして伏線にもなっていると思うのですが親御さんの「彼らはバスケの試合というのが人生の最高のシーンなんだ」という内容のセリフ。彼らの人生は高校生時代が一番輝いているというのでしょうか。

ものすごく違和感がありましたが、最後の結末を見たときなんとなくこの映画の言いたかったことが少し分かった気がします。

終わりなき物語。旅立ちの物語。ここから始まる物語。

是非とも10代の人に見てもらいたい映画。

§

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2005/09/25

映画「いつか読書する日」

本棚を見ればその人のことが分かるという。何を考えて何に興味を持っているか。それが本棚の中に現れるのだ。

中年カップルの恋愛話からそう像もできないくらいとても綺麗で純情な物語。30年思い続けてとても身近にその人は存在するのに、思いを告げることなく毎日を過ごしていく。

朝は牛乳配達に始まり、昼はスーパーのレジ打ち。そして夜になればひとりで読書をする毎日。決して貧乏などというわけではないのだろうが、毎日をくたくたになるまで一生懸命に生きている。しかしそれは充実した毎日なのだろうか。

印象的だったのは夜別途の中で読書をする姿。本に囲まれて入るが、静かに響くのはページをめくる音。そして涙。

片思いの相手高梨槐多もまた平凡ながらも毎日を生きている。平凡な毎日の中にも喜びを見出すタイプなのか、出勤途中花を愛でながら詠む俳句が趣味なのだろう。下手だがほほえましい。

そして心憎いばかりの片思いのすれ違いを描くのは、大場が牛乳配達をするときと二人が出勤途中で行き違う電車。お互いの存在に気づいていながらそちらに向き合おうとしないその姿がなにかいじらしいというか、切なくなる。

真面目で平凡に生きてきた二人。真面目だから一途に思い続けてきたのだろう。

大場はきっとこれからも読書するのかな。

§

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2005/09/24

映画「メゾン・ド・ヒミコ」

複雑だ。けれど面白い。

ゲイである父親に娘。これだけでも一波乱ありそうな予感バリバリなのに加えて、父親の恋人(もちろんゲイ)が加わればこりゃもう波乱バリバリですわ。

ゲイのための老人ホームに集うのはもちろんゲイの人々。それぞれが非常に濃いというかあくが強いというか。正直怖いもの見たさという感じがしないでもない。映画中でも中学生たちがホームにいたずらをしているが、その気持ちも分からないでもない。

そんなゲイだらけの世界に単身一人乗り込む吉田沙織(柴咲コウ)は正直どんな気持ちだったのでしょうか。自分と母親を捨てた父親を憎んでいたのに、なぜホームの手伝いをするのか。そしてそこで見つける母親の写真。捨てられた後にも父親と会っていた!?

人の気持ちは複雑だし表面には出てこない部分がほとんど。でも互いに理解するには自分を出していく必要がある。だからぶつかっていくのかな。

その親子関係にさらに携わるのは岸本春彦(オダギリジョー)。正直うまいへたとか関係なく、ゲイが似合っていたと思ったのは私だけでしょうか。悪い意味じゃないですよ。イメージ的にヒーローとかよりもナルシストというか内面に向かって問いかける役柄とかすごくあっているように思っていたので。

その岸本と吉田のラブシーン。吉田の一言は正直ズキンときましたね。
曰く、「触りたいとこ、ないんでしょ」
もう彼の一生ゲイで決定しちゃいますよ。


正直新しい世界というか、独特の世界というか不思議な映画を見たなという気持ちでいっぱいです。

§

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2005/09/23

映画「青空のゆくえ」

青春の1ページ。その言葉はぴったりと当てはまる映画。15歳の時。すっと広がる青空になぜか胸が躍る。

自分が中学生のころって、世界は回りにある物が全てでその中でもいろいろとあった。楽しいことも辛いこともあったと思う。でも自分が中学生だった時には自分でも何がなんだかわかっていなかったと思う。一つ一つが、それば全てでだった。

中学3年生の夏休み前。アメリカに転校する。今まで当たり前だった世界が変わろうとする時。自分と周りの世界が"熱"を帯びてくる。

一人一人に最後の世話を焼く高橋正樹(中山卓也)。のべぇとしているようで、自分の周りをしっかりと見据えている。そしてその幼馴染の河原春奈(多部未華子)。ちょっと幼いようであるがしっかりと高橋を支えるしっかり者(?)。

他にも森田彩華、黒川芽以、佐々木和徳、三船力也、悠城早矢、橋爪遼、西原亜希などこれからの可能性が楽しみなキャストにも注目したい。


映画は主人公高橋の周りの友人たちはそれぞれに自分の思いを胸に秘めながら、最後の時に向かって準備を整えていく。夏の思い出。最後の思い出。15歳の思い出。すっと胸にしまいたいラストのシーン。

確かに15歳という時があって、今では思い出すこともないその時を感じさせてくれる。あの時の一途で真っ直ぐな気持ちをちょっと思い出させてくれるイイ映画。

§

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2005/09/22

映画「シンデレラマン」

勇気づけられる。希望という言葉が決してうそぶれたものではなく、必要なものなのだと気づかせてくれた。

見方を変えればアメリカンドリーム的な映画なのかもしれない。しかしそんな安っぽい(失礼)物語では納まらない本当の夢にあふれた物語にえらく感動してしまいました。

主人公のボクサーを演じるのはラッセル・クロウ。グラデェ・エーターでみせた戦う男の生き様は本作でも健在。決してスマートではないながらも力強さがある。そしてそれはひいては男らしさということにもつながる。

妻を演じるのはレネー・ゼルウィガー。ブリジッド・ジョーンズの日記のような乙女のような女性ではなく、本作では家族をしっかりと支える女性役を演じる。女性らしさというか、妻らしさというか。いい意味で華を添えるだけではなく、映画を盛りたてている。ものすごい存在感のある女優だと感じる。


家族を養うのは男のプライド。家族を支えるのは女のプライド。

男は稼ぎがないために、物乞いもする。女は自分の力が足りなければ子供を手放す勇気も必要。それぞれが家族を支えるために自分のできることを一生懸命に考え行動する。聖人君子ではないし、決してベストではない選択もとらざるを得ない。その苦境に胸が締め付けられた。


ボクシングのシーンはその迫力に思わずのけぞってしまった。実際のボクシングよりも痛そうというか"戦い"というものを感じた。今のボクシングはスポーツに近いものを感じるが、当時はより戦いに近いところにあったのかもしれない。


私は人間どん底に落ちてもなんとかやっていけると思っている人間なんですが、それはやっぱり将来のことに希望を持っているからかもしれない。希望の大切さを改めて実感。

§

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2005/09/21

映画「ファンタスティック4」

アメコミものってやっぱりそのキャラクターの魅力がたまらない。本作も独特の超能力をもった4人が力をあわせて悪と戦う展開に胸が躍る。

冒頭の強力な宇宙線を浴びてDNAが変化してしまい、特殊能力が備わってしまうという筋書きに納得したようなしないような。まぁヒーロー誕生に能書きはいらんですなってことで、とりあえず納得。

そして4人の力はそれぞれ「体が伸びる能力」「光を屈折させる能力」「全身発火能力」「全身岩石能力」といった一体全体それだけだと何のための能力なのか。そもそもこの能力で戦いになるのか疑問いっぱいだが、それぞれの力を組み合わせて戦っていく展開に思わずこちらも力が入ってしまう。

見ながら考えていたのは4人中とにかく大変そうなのは「全身岩石能力」の役者さん。他の3人も特殊効果バリバリで撮影には苦労はあったのでしょうが、あの全身岩石の特殊効果はちょっと辛そう。っていうか、完全に人間じゃないんだけれど(^^;。

#それにユニフォームも一人だけ半裸だし(^^;

超能力を持ちつつももともとは一般人。やっぱり普通の恋などもしている。そのあたりの人間味がまたよりいっそうキャラクターたちへの愛着を呼び起こしてくれる。

§

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2005/09/20

映画「SHINOBI -忍-」

感動的な物語に、ものすごく格好のよいVFXに魅せられた。日本映画が確実に好きになる一本。

個人的に最近感じるのは日本の四季ってやっぱりいいなということがあります。この映画でも山中のシーンがあり、そこに写されている紅葉になぜか目が惹きつけられます。他にも壮大な雲海など、ふっとはさまれる大自然のカットに心奪われてしまいました。

しかし物語りはそんな安寧とは程遠いもの。伊賀と甲賀の里同士の威信をかけた戦いに翻弄される二人。戦いを避けるため、必死で行動を起こすも運命に引き裂かれる。

主役はオダギリジョーと仲間由紀恵。個人的にオダギリジョーのあのモヒカンカットチックな髪型が正直いかがなものかと思っていたのですが、この映画では逆に結構はまっていたかもしれません。とにかくあくの強いキャラクターばかり(というか普通の奴はいません(^^;)なので、逆に目だなかったかも。

そして仲間由紀恵。もう言う事はありません。素晴らしいの一言。びしびしと伝わってくる一途な思い。それがもう語る以上に物語ってくれる。

伊賀VS甲賀の戦いはVFXを効果的に使ってすごい格好よかった。時間の関係でしょうか。あっさりと戦闘が終わってしまうような印象もありましたが、でもその一瞬の戦いが逆にきびきびとしてよかったかも。

術同士の戦いというよりも、個人技に近いものが次々と披露されるようなシーンももうすこしお互いの技の激闘があればなお楽しかったかも。

物語もいいけれど、その見せ方や効果の使い方など非常にレベルの高いものに仕上がっている。日本映画もやっぱりいいね。


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2005/09/14

映画「ジーナ・K」

格好よかった。なんか憧れてしまう。

ジーナ・K。母親はストリッパー。父親は居ない。決して恵まれているわけではないが、音楽に憧れミュージシャンとしてカリスマ的な存在にいまなろうとしている。

そんな舞台が用意され、親と子、友人と自分、ミュージシャンとファンのそれぞれが描かれている。それぞれの話自体はあまり関連付けられていないが、ジーナ・K/かやのの視点を通じてひとつの物語としてそれは描かれていく。

なぜ彼女は歌うのか。その理由の一つ一つがこの物語のエピソードとして描かれ、そしてジーナ・Kというミュージシャンの誕生につながっていく。

主役を務めるのは本物のミュージシャンであるSHUUBI。本作が役者としてデビュー作となる。しかし映画を見ていて感じたのは役者としてのSHUUBIではなく、やはりミュージシャンとしてのSHUUBIがそこにいることだ。

しかし印象的だったのはあのファンと思われる少女が「ジーナ・K」に言った一言。「お前は偽者だ」。この映画の象徴ともいうべき言葉だと私は思っています。「かやの」という実在と「ジーナ・K」存在。それは一心同体のはずなんだけれど、一緒に離れないというかなんていうか。そういう不思議な印象をこの言葉が与えてくれます。

映画の中でもライブシーンが所々で描かれているのがSHUUBIファンとしては嬉しい。そのライブシーンを見るだけでも、体が熱くなる。実際に彼女のライブを体験しているかのようだ。彼女の力強さを感じる。

彼女の最新フルアルバム「SHUUBI」にも収められている「ハジマリノウタ」が聞こえてきたとき、彼女の物語が始まる。鳥肌と涙がこぼれそうになってしまった。

一人の物語をエピソード的な話しの紹介になっているため、説明が足りないと感じた部分があったのは否めない。しかしそこは自分で想像をして楽しむ余地として残してくれたのかもしれない。

う~ん、またSHUUBIのライブにいきたくなってしまった。

§

SHUUBI
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2005/09/13

映画「銀河ヒッチハイクガイド」

驚異の想像力!? 奇想天外!? すごい微妙な印象だったのは私だけでしょうか!

初っ端の自宅がバイパス工事のために取り壊しにあうところはなんかコメディ的でちょっとわらえますが、そのまま地球もあっさりと銀河バイパス工事でものすごくあっさりと(何の感傷もなしに(^^;)なくなっちゃうのには思わず笑ってしまいました。

その後銀河の謎というか宇宙の真相がどんどん明かされていきますが、この辺はもう好き放題やりたい放題。とにかくなんでもアリという印象だったのが、この映画の全体の印象付けているかも。

そしてこの映画のお気に入り。うつ病のロボット「マーヴィン」。人間ロボットというのは素晴らしいものと想像してしまいがちですが、より人間らしくなったらきっとロボットもうつ病になるんでしょうね。

このうつ病ロボットがとにかく面白すぎる。というかこいつのおかげでしまらない。でもね、すごく面白い許せる。というかこの映画はこのロボットだけでも見る価値はあるかもしれない。

そして地球誕生の謎がこの映画では明かされるのですが、それは衝撃であり笑劇!

でも何でもありというか、そういうこともあるのかもしれないなってエンディングロールを眺めながらちょっと思ったりもしました。

§

銀河ヒッチハイク・ガイド
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2005/09/12

映画「チャーリーとチョコレート工場」

お子様向け映画と見たら痛い目を見る、ちょっと怖い寓話映画。

とりあえず第一インパクトはジョニー・ディップのその容姿! 濃い顔ではもうインパクトは取れないのではないかと思っていたのですが、まさかおかっぱ頭でインパクトを狙ってくるとは! (ってインパクト狙いだったのかな?(^^;)

ネバー・ランドではその純真さに心を打たれて、そして本作ではちょっと意地悪だけれども、その過去は実はちょっと切ない物語が秘められている。

見る前はもっとチョコレート工場の楽しさというか、面白さを追求した映画なのかと思っていたのですが、実は悪い子たちを懲らしめるという映画の内容に少し驚きました。お仕置きが普通だったらえぐいものがあるのですが、この映画ではそれもあまり感じさせずふんわりとした空気に包まれます。

それもこれもとにかくウンパ・ルンパの存在に尽きる。顔はおじさんで体は小人。そして一生懸命にチョコレート工場で働いている姿はもうコミカルキュート! そしてお仕置きのたびにミュージカル風に展開される踊りにはもう笑いが止まらない! こいつ面白すぎますよ。

そしてチョコレート工場の紹介シーンは胸踊るものがたくさん。子供のころに描くお菓子工場ってこういうものだったんでしょうね。全てがお菓子でできていて、いつもお菓子が食べられる。そして不思議で面白いお菓子がたくさん。ちょっと懐かしくなってしまいました。

今は様々なチョコレートがあり選ぶのに苦労してしまう時代ですが、あのウォンカのチョコレートが食べたくって仕方がないんですが何とかなりませんかね?

§

ジョニー・ディップ

チャーリーとチョコレート工場
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2005/09/11

映画「タッチ」

まさに名作。ぎゅっと心をわしづかみにする物語に素直に感動する。

聞きなれた名前。「たっちゃん」「かっちゃん」「みなみ」。この名前が聞こえてきた時、すこし興奮してしまいました。あのタッチが映画化されたんだという実感がわいた瞬間です。

前半は3人の物語。とにかく長澤まさみ演じるみなみがかわいい。本当にさっぱりとしていてそれでいて元気な姿が印象的。この映画のフレッシュさというか元気さというか、そういうものを象徴しているかのようです。

みなみと和也のキスシーンなどもありますが、いいですね。見ていて気持ちがいいし、面白い。好きだ嫌いだ。なにがどうなるかわからない。でも進んでいく姿が見えて、なんか嬉しくなりましたよ。若いってそれだけで素晴らしい。思わずそう胸の中でつぶやいていました。

そして達也が事故にあってから、新たに弟の和也が甲子園を目指すのが後半。この辺はもう野球映画という感じがいっぱいでした。厳しい厳しい練習に野球部への仲間たちの確執などが描かれている。結構この辺話が飛ばし気味に感じたのはやはり時間が足りなかったせいでしょうね。この辺は原作を押さえておけば十二分に楽しめるところなのでしょうか。そうでないと導入からこの辺の流れはちょっと辛いかもと感じました。

そうして甲子園へむけて物語りは否が応でも盛り上がり突き進む!

この物語が終わった時、すがすがしい気分とともにちょびっとさびしくもなってしまいました。

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2005/09/07

映画「リンダ リンダ リンダ」

なんか懐かしい気持ちにさせてくれる。自分たちが経験した時間。あの雰囲気。空気。そんなものをいっぱいいっぱい感じさせてくれる映画でした。

舞台は地方のとある高校で行われる文化祭。自分が高校生のころを思い出してみると文化祭って楽しみでもあり、どっか面倒でもあったっけ。でもいつもとは違う取り組みにわくわくした気持ちが抑えられませんでした。

主人公は女子高生4人組。ペ・ドゥナ。前田亜季。香椎由宇。関根史織の4人。なんか普通の女子高生っぽかった。若さがにじみ出るっていうか。。。あふれ出るっていうか。若さゆえのパワーを感じさせてもらいましたよ。

それぞれがいい味わいを出していますが、際立った個性を発揮していたのはペ・ドゥナ。パンフレットの監督インタビューにも書かれているのですが、とにかく見ていて飽きない。バンドに誘われるシーンでは適当に返事を返しているし、恋話にはとても積極的なのに、自分の恋には鈍感。不思議な感じがとても好き。こんな奴居たらきっと楽しいだろうなって思う。

ストーリーは文化祭直前のバンドメンバーの入れ替わりに右往左往しつつも、練習を重ね上手になっていくのは見ていてやっぱり楽しい。最初はばらばらだったメンバーもやっぱり今時の女子高生だから(?)、すぐにいい感じになったりするところがちょっと印象的でした。

また全体的に漂う雰囲気がとてもいい。会話の言葉。その間に挟まれる"間"。漂う空気。それが作り出す雰囲気。なんかそういう空気を今の自分はなくしてしまった気がしてならなかった。みていてなぜかちょっと羨ましく感じてしまった。

さりげなく映し出される学校の風景がまたいいですね。ノスタルジーというわけでもありませんが、なんか安心できる風景。忘れていた風景。それを見ることとができた。それがなぜか嬉しかった。

§

個人的にエンドロールを見ていてはっとしたのが湯川潮音の名前。去年の2月に東京の表参道で行われたライブイベントにて彼女の存在を知ったのですが、その後その音楽に触れる機会に恵まれず今日に至っていました。彼女メジャーデビューしていたんですね。

今度ライブいってみようかな。

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2005/09/06

映画「ビー・クール」

超絶級のB級映画。しかしね。すごくすごくおもしろい。こういうものを作れる余裕はやっぱり大切だと思う。

主役はジョン・トラボルタにユマ・サーマン。二人とも大好きな俳優です。

ジョン・トラボルタはなぜかというか、やはりというかダンスシーンに注目をしてしまいます。今回はユマ・サーマンとこれまたカッコいいダンスシーンを披露しています。アメリカ作品ではダンスシーンはよく描かれますが、ジョン・トラボルタのダンスシーンだけを集めてみてみるのも面白いんじゃないかと個人的には思ってます。だれかやらないかな。

ユマ・サーマンは映画「キル・ビル」ですっかりと虜になった女優ですが、今回は女性としてしっかりとアピール。キル・ビルよりもこちらのほうがファンとしては魅力は感じるかもしれませんね。私はどちらのユア・サーマンも好きです。

その他にも様々な<<スター>>が登場しているのですが、個人的にとても印象強かったのがエアロスミスのスティーブン・タイラー。娘のリブ・タイラーの大ファンなこともあり、今回始めて俳優として登場している姿を見られたのがちょっと嬉しかった。娘のリブに触れているシーンもあり、なんか面白かった。

一応音楽業界のプロデュース業(?)を描いていますが、ほとんどギャングまがいの行為ばかりだったのですが、もう少しプロデュース業の華々しさとか面白さとかもあればもっと嬉しかったかなってちょっと感じました。

とにかくこの映画が普通ではないのが、随所にこめられたユーモアあふれるシーンの数々。真面目なシーンに、画面の隅で展開されている笑いの種に思わず吹き出してしまう。本筋が真面目であればあるほど、その脇で繰り広げられるネタが面白い。真面目に映画を楽しみながら、笑いもしっかりと提供してくれる。素晴らしいじゃないですか。

コメディ映画などといってはもったいないくらい、素晴らしいエンターテイメントにもう手放しで拍手を送りたい。

§

ビー・クール
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2005/09/05

映画「サマータイムマシンブルース」

夏の終わりに夏の映画をプレイバック。ありがちだけれどそんなイメージがぴったりの映画。

もっと安っぽい映画を想像していたのですが、意外なほどしっかりとしたつくりにとてもいい感じの映像にいい感じの小道具。そして役者の名演技(そして個性あふれまくり!)に2時間夢中になってしまいました。

出だしのオープニングタイトルまで20分近く合ったのではないでしょうか。これが基点となり物語が進行していくのですが、これでもかというくらい詰め込まれた物語に最後まで楽しませていただきました。

正直その最初の20分はいったいどんな映画になるのかと全くもってわかりづらい映画でした。あつそーな雰囲気の中でだらだらと野球をやっている青年たちを写すカメラマン。野球はへたくそだし、暑そうだし、しかも野球は5人しか居ないじゃん(実は犬も居たみたいですが(^^;)。

タイムトラベルにありがちなアナザーストーリー的なものは一切なく、物語は一直線に展開をしていき、適所にタイムトラベルの時間軸の説明があったので物語についてとても理解しやすかったです。個人的には下手の辻褄あわせよりもスッキリと物語を楽しめたので、好印象。


また随所に盛り込まれているネタも面白い。ユーモアにあふれ、どこまでも面白く素直に笑いがこぼれ出てしまう。シュールな笑いだと正直載れないと辛いところですが、テンポのよい会話に含まれるボケに思わずのせられてしまう。でもね、素直に楽しいんですよ。笑うってやっぱりいいですよね。

場所も時代もどこにでもありそうなんだけれど、どこでもないっていう雰囲気がなんか好きです。新しい感覚で古いものを演出するとこういう映画ができるのかなってちょっと思ったりもしました。

夏も終わり、所々で秋を感じつつある今日この頃。名残惜しむようにこの映画を見ておくのも決して悪くはありません。

§

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2005/09/04

映画「NANA」

とてもとてもいい物語だと思った。原作漫画が人気絶頂というのは知っていたのですが、その内容は知りませんでした。でもこの映画を見て楽しかった。原作も絶対に面白いに決まっている。そう感じさせてくれる映画でした。

原作が漫画だからでしょうか。キャラクターの一人一人がとてもよいものになっていましたね。特徴的というほど個性あふれるというよりも一人一人がひとり立ちしているというか、人間味触れる感じがとてもよかった。

見所はきっちりと作っていて、ありがちだなと思いつつ感情移入してしまう。王道を押さえているというか、ちゃんと作られているという印象。意外性を期待しないわけではないけれど、安心して見られるっていうのはひとつの大きなポイントだと思いませんか?

中島美嘉はミュージシャンとしては大好きですが、正直役者としてはどうかと不安もあったのですが、悪くない。本質が音楽家だからでしょうか。雰囲気があってしっかりとNANAを演じきっていた。

そして宮崎あおいもまたよかった。やりすぎず演じすぎずという絶妙な按配でみていて面白かった。あきさせない。ひきつける魅力を感じた。

そしてやっぱりファッションにはとても注目をしたい。NANAもそうだし、ミュージシャンとしての服装が結構みんなさまになっていてかっこよかった。いいですね。

ライブのシーンはとてもよかったですね。私もライブハウスにはよく行くのですが、とってもいい感じなのがこちらにも伝わってきました。

とりあえず原作を読んでみないことには、もう納まりそうもありません。

§

矢沢 あい

中島美嘉

NANA

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2005/08/30

映画「奥さまは魔女」

二コール・キッドマン。相変わらず素敵にその魅力をスクリーンに映してくれている。それだけで満足してしまいました。


冒頭は便利な魔法を使っているシーンから始まるのですが、あんなに便利ならうまく使いつつ便利に暮らしていけばよいのではないかと思ったのは私だけでしょうか。まぁそれをいい始めたらキリがないのですが。

コメディ映画として上出来。劇中劇は見ていて面白かったですし(劇中劇の内容は正直どうでもよかったのですが(^^;)、あの落ち目のスターという設定が絶妙でしたね。あの劇中劇のシーンよりも威張り散らしながらも、実は人気がないしょうもなさには笑わせてもらいました。

一般市民に混じった魔女を演じるニコール・キッドマンは全編を通してカジュアルな服装でしたが、それでもすごく似合っているのは、個人的趣味丸出しでしょうか。

パパが様々なところで登場し、場面を引き締めていましたね。最初は物語の牽引役だけかとおもっていたら、しっかりと自分の恋(?)も成功させるなど、違う楽しみも
見せてくれました。

魔法のように映画がリプレイした時には正直驚きましたが、それも結構面白い手法でしたね。

後半少し物語が停滞気味に感じつつ、ラスと強引にストーリーをもっていったように感じられたのが少々残念でした。

でも私はニコール・キッドマン大好きです。

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2005/08/29

映画「容疑者 室井慎次」

この映画で室井慎次という人間が好きになりました。ただ真面目で一本気の通った男だと思っていたのが、意外なほど情熱にあふれた人間だったことに素直に感動しました。


喫茶店で過去の恋人のことを語る室井にはやられました。誰だって面白い思い出や辛い思い出がある。決して淡々とするわけでもなく、ただ素直に自分の過去を見つめながら語る室井慎次。改めてその人物像を見つめなおしたくなる。

個人的に強く印象に残ったシーンは観覧車でのあの老人との密会。どきどきしないではいられない。警察庁や警視庁やらいろいろとやっている中で、影の権力者が登場し事実を纏め上げる。

§

でもパンフレット見てもあの老人の設定が載っていなかったのですが、あの老人はいったい何者だったのでしょうか? 

#もしかして踊るシリーズファンには常識?

§

そして俳優たちの素晴らしさが際立つ。

田中麗奈は新鮮さと大人っぽさを混ぜ合わせて、今回の新米弁護士のイメージにぴったりでした。しかしよく走ってましたよね。あれだけ気持ちよく走っている姿というのはなかなか見られません。


哀川翔はちょっと台詞が聞き取りづらかった部分があったのですが、熱血漢振りにはやはり好印象。

スリーアミーゴたちの登場シーンはよかったですね。ちょうど物語が緊迫すぎて息が詰まってきたなと思った矢先に登場。劇場では登場しただけで笑いが起きていました。その後のやり取りも笑いを取っていたのが印象的でした。

そして主人公は柳葉敏郎は、キャラクター柄とにかくしゃべらない。その分を表情で表現しているのですが、個人的にはそれだけに画面に釘付けられてしまいました。台詞がない分間の空く印象のある場面もありましたが、しっかりと間が持つ。その不思議な魅力が全編にあふれていました。

スピンオフと銘打つくらいなのだから、やはりこのくらい一人のキャラクターを掘り下げて浮き立たせることは必要だったのではないでしょうか。どうしても「交渉人 真下正義」と比べてしまい、この映画の素晴らしさが浮きだってきます。

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2005/08/28

映画「スピード」

ビデオで何度も何度も鑑賞したのですが、映画館で見るのは今回が初めて。高槻市のTOHOシネマズのスペシャル企画で上映された「スピード」を今日は見に行ってきました。

この作品94年ですから、10年以上前のものになるんですね。主役のキアヌ・リーヴスが出てきた瞬間「わけー」と叫びそうになってしまいました。今でもシャープさとか凛々しさとかかもし出していますがそれでも若いころの初々しさはたまりませんでした。

DVDなどで何度も見ているのであらすじや展開などは全て分かっているにもかかわらず2時間退屈しないで、それどこか緊張してしまうシーンもやはりありました。それほどこの映画の出来栄えは素晴らしいんでしょうね。

新作もよいですが、やっぱり名作もまた時々は劇場で見たいときもある。こういう機会がまた増えればいいなって思うのです。

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2005/08/15

映画「マダガスカル」

都会っ子ならぬ、都会っ動物の4匹たち。マダガスカルへの楽しい旅行・・・ではなく漂流の末にたどり着くという、コメディ映画。

人間慣れしている動物ならけっこうテレビでも見られますが、この映画の動物たちはなれているもんじゃありません。素晴らしいエンターテイナーとして大活躍しているから面白い。たくましい動物たちです。

そしてニューヨークっ子である、4匹やそのほかの動物たちもちょっとおもしろい。動物たちもしっかりと都会生活に馴染んでいるからたいしたものです。

でも、都会育ちの動物たちって本当にどういう風に自分たちの生活を見ているのでしょうね。考えてみると面白いかもしれません。

ペンギンの軍団は最初から最後まで、とことん笑わしてくれました。動物園大脱走から、船ジャック、そして南極へと向かっていくペンギンなんて笑うべきだし、笑わなければ損です。あんなに強いのになんで動物園に居たのかが不思議なところでしたが。

主役の4匹の動物たちのキャラクターもそれぞれがしっかりと個性を保ちつつ良好な互いの関係を気付いている。あまり動物の特性とかは押し出されてないのだが、それが逆にこの映画全体が成り立っているように思えました。

個人的にはシマウマのマーティーが大好き。よくありがちなどじですぐにピンチを招くトラブルメーカーだったらここまでは好きにはならない。このシマウマの場合はなぜか仲間をあらぬ方向へと導いていくから不思議。憎めない。

良くも悪くも夏映画。楽しみましょう。

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2005/08/07

映画「ロボッツ」

アイディアいっぱい。夢いっぱい。大人向け。子供向け。関係ありません。すごくすごく楽しくなる映画だと思うのです。

90分間わくわくどきどき。これぞエンターテイメント。こんなに楽しませてくれてなんか感謝したくなってしまいます。

ロボットの物語ですが、機械的なところはあまり感じませんでした。しかし人間らしさの余計な(微妙で複雑な)ところは少ないように感じ、その分だけストレートに感情移入できる。


ストーリーもとてもいい。ロボットだって夢を見るし、憧れるし、一生懸命。あきらめちゃだめ。がんばるってやっぱりいいことなんだと思わせてくれる。

ロボット・シティに到着したロドニー(主人公)がビッグウェルド博士の会社にいくときの交通手段がまたすごい。くす球みたいなボールの中に乗り込み、ごろごろと転がりながら町中をびゅんびゅんと町中を飛び交う! おいおい大丈夫かよっと思わずさけびたくなるっ。ジェットコースターよりも計算されたジェットコースター。スカッとする!

ロボット映画なので、もっと専用ロボットみたいなのがあるのかと思っていたのですが、人間型ロボットばかりなのがちょっと意外でした。でもロドニーの父親は皿洗いロボットでしたが(笑)

様々な形のロボットが登場するこの映画。なんか子供のおもちゃ箱を見ているような気持ちでした。映画が終わってしまった時、ちょっとさみしくなってしまいました。

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映画「恋する神父」

敬虔なカトリック信徒だろうが人間。迷いもすれば恋もする。ちょっと勇気をもらえる、そんなちょっと嬉しい映画だと思うのです。

韓国ドラマっていうのは、全く見ないのですが、最近韓国映画はよく見ています。王道的なストーリーってやっぱりいい。安心できるし、決して見ていて悪いものじゃない。

韓国ではカトリックの神父生涯独身を貫くというのが当然らしいのですが、この映画はその神父の正式就任式を1ヶ月後に控えたクォン・サンウが主人公。真面目だけれどもがちがちじゃないところがなんか憎めない。

そんなところにあわられるのがアメリカ帰りのハ・ジウォン。韓国女優ってこういう元気な姿が似合うのはやっぱりパワーのある証拠なのでしょうか。見ていてあきない。

そしてなぜか神父になるための苦行としてハ・ジウォンを洗礼しなきゃならないことにになってしまったクォン・サンウ。

アメリカ帰りだから(?)、自由奔放に行動するハ・ジウォンに、いやいやながらも洗礼を受けさせるために近づいていくクォン・サンウ。二人がだんだんと近づいていく、身近になっていく。そのさじ加減の妙がたまらない。

そして脇役たちの活躍と成長ぶりにも目を見張るものがある。クォン・サンウと同様に神父を目指すキム・イングォン。最初は本当に神父になる気があるのかと見ているこっちを心配にさせてくれる。不良女子高生役のチョン・ヘジン。堕落の道をひた走るどうしようもない奴かと思いきや、ラストにはやっぱり女子高生らしさをはっきして、見ているこちらを安心させてくれる。


「デオ グラシアス」

この言葉が映画中ではたびたび使われている最初に聞いたときにはなんとも思わなかった。でもこの映画を見終わった時、その言葉が好きになった。

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映画「妖怪大戦争」

風情がある映画。夏休みに地元の遊園地であそんだ幽霊屋敷を思い出す一瞬。日本の夏休み!っていう映画だと思うのです。

荒俣宏原作。妖怪選定(笑)京極夏彦ときたら、もう期待しないわけがありません。序盤から出し惜しみのない妖怪さんたちの出演ぶりには驚かされっぱなしでした。

そしてその妖怪の出来が素晴らしい。CGでもここまで質が高いともう「所詮は偽者じゃん」なんていう気持ちもすっ飛んでしまう。映画館の隣の席にもしかしたらひょっこり座っているんじゃないかという気がしてきますわ。

映画中ですっかりと笑いを取っていた「じいちゃん」にはすごく好印象。ぼけているというかとぼけているというか。あのキャラクターのじいちゃんどっかにいそうですね。手はかかっても憎めない。愛憎あふれる「じいちゃん」でした。

特殊メイクを施されている出演者たちもまた豪華。とにかくその持ち味を活かした妖怪変身っぷりには次は何が。。。もとい誰が出てくるのだろうかわくわくしてきてしまいます。

映画的マスコットキャラクタの「すねこすり」はむちゃくちゃくわぁいいっすね! わたしゃ猫好きなんですがあんな妖怪なら一匹欲しいくらいです。でも結局えさは何を食べるのかが不明でしたが。

映画中にプロデュースチーム「怪」のメンバーが出演していたのですが、全員判った方は居たのでしょうか。私は宮部みゆきさんと水木しげるさんしかわかりませんでした。京極夏彦さんはエンドロールの役名を見たときにあぁときましたが、荒俣宏さんは全くわかりませんでした(^^;。

夏休み。遊園地もいいですが、家族で映画館ってのもいいかもしれません。


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4041690382妖怪大戦争
荒俣 宏


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妖怪大戦争~ある夏の冒険記~
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2005/07/31

映画「ハービー 機械じかけのキューピット」

安心して見られる、中高生くらいのまじめに遊ぶ人たちにお勧め!?

やっぱりウォルト・ディズニー作品ははずれがないですね。しかしこの映画は決して少年少女向けというわけではないし、かといって大人向けの娯楽作品というわけでもない。渡しが見に行った映画館では日本語吹き替え版のみでした。正直どこら辺をターゲットにしているのかが不明な映画でしたが。

冒頭の往年(?)のハービーの活躍ぶりをたっぷりと見せられた後にいきなりスクラップ直前にまで落ちぶれた姿を見せられた時にはちょっと笑ってしまいました。この映画全般に言えることなのですが、爆笑というわけではないのですがしっかりとつぼを押さえた「面白み」を感じさせてくれるところなど、すごく丁寧なつくりだと感じられました。好印象。

主役のリンジー・ローハンですが演技がすごくよかったです。私服のミニスカート姿などはとてもかわいいし、レース姿もさまになっている。映画中しっかりとした存在感に好印象。

そして本作の主役中の主役である「ハービー」。そんなに激しく表情があるわけではないのですが、見ているとだんだんと愛着がわいてくるから不思議です。基本的に表現はランプが目でほとんどこのランプにより意思表示。周りの人間がそれをフォローするような形で受け取り、ハービーに感情を返す。とても判りやすくかといってオーバーではない意思表現にも好印象。

ストーリーも王道を走っているし、決して不満はないいい映画。

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映画「亡国のイージス」

気持ちが入った。任務を全うするために行動を起こす。その根性に魅せられた。

福井晴敏の今年映画化3本目となる本作。「ローレライ」で盛り上がり、「戦国自衛隊1549」ですっかりと裏切られた気持ちにさせられた。3作目は期待と不安でいっぱいでしたが、これはまぁ中辺りくらいのヒットでした。もう少し後半に見せ場となるところがあればよかったのですが。

冒頭いきなり事故の現場と佐藤浩一(防衛庁情報局 DAIS内事本部長)。そして雨降る夜に寺尾聡(イージス艦 副長)の元を訪れる中井喜一(ヨンファ)。この冒頭では何が起こっているのかさっぱりわからないのですが、一応映画中でこのときのなぞは一通り解き明かされる。でもこの映画の特徴として、あまり人物背景を描いていないので、全般にわたって人間関係が希薄に感じられてしまいました。でもその人間関係がポイントになっているところもあるので、正直映画として弱点として感じられてしまいました。

紅一点のジョンヒ役で登場したチョ・ミンソもあまり活躍の場がなかったような。やっぱり男くさい中で登場するのですから、目立つことは目立つ。だからこそ見せ場を使って映画を引き締めて欲しかった。

他の俳優人でよかったのはやはり真田広之。もう圧倒的。カッコいいし、迫力あるし、スクリーンに出てくると思わず魅入ってしまう。魅力あふれる人間というのはこういう人の事いうのだと思います。

戦闘シーンは戦艦の戦いはイージス対うらかぜ。迫力はあったのですが、今ひとつミサイル発射から着弾までの時間と艦内のあせり方(あせり度(^^;)が掴めず、あまりどきどきしませんでした。

他は一通り艦内での人間対人間で大盛り上がりすることもなく、またなかだるみすることもなく物語が着実に進む展開。気持ちが離れることもなく、また入ることもなくというのが私の印象でした。

すごく面白いというわけではなかった。全体的に80点という印象。今ひとつツメが甘い。外れることはないのでしょうが、大当たりもないところでしょうか。

パンフレットが1000円と高くて不思議に思っていたのですが、このパンフレットの後ろ半分が台本になっていました。映画を見終わった後にぱらぱらとめくってみるとシーンが甦る様で結構面白いですね。こういうのはアリだと思います。

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2005/07/25

映画「アイランド」

派手なアクション。不思議な世界。面白いアイディア。娯楽映画として第一級品!

外界は大気汚染で住めない。住める場所は完全に体調をコントロールされたコミュニティのみ。そこは衣食住全てがコントロールされた世界。衣食住はもとより夢の影響まで分析されてしまう。

一見健康で幸せな感じですが、単調で自由の利かない世界というのはやはりストレスを感じてしまうのかもしれませんね。主人公は妙な悪夢を見て、この自分の住んでいる世界に対して疑問を感じている。

正直ストーリー上では多少ご都合主義的なところが散見していたのが、個人的にはきになりました。世界に疑問に思うのは最終的には謎解きがされますが、映画上はすぐに世界のほころびを紐解いてしまうところとか。ヒロインの女性があっさりとアイランドの幻想を捨て去るところとか、そんなもんなのかいって突っ込みたくなりました。

アクションシーンはやはりつぼを押さえたものになっているので、見所としてあげておきたいです。高速道路でのカーアクション(?)は破壊衝動をスッキリとさせてくれる面白い場面でした。

全体的にカメラの位置が低く添えられて全体を撮りながら、効果的に位置を変えていく画面がすごくかっこよく感じてました。同じ地上からの視点でもやっぱりちょっと位置を変えるだけでかなり印象が違いますね。

外界もまた不思議な感じの世界観で面白かったです。今の普通の町並みに空を飛ぶ乗り物を加えた印象でしょうか。こういう世界は数十年後には来るかも知れないなどと感じさせてくれます。

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2005/07/17

映画「星になった少年」

ただの動物映画といってしまってはもったいない。素晴らしい人間ドラマがあった。人に自分の心を開くことができない少年。象には心を通わせて、次第に家族や恋人に心を開いていく少年の姿に好感。そしてその少年と家族の関係にも魅せられた。

象使いという聞きなれない言葉がまず印象的。映画中でも象使いの修行の場面が描かれています。もちろん動物を心を通わせるにはコツもあるでしょうし、なかなか大変だろうということはわかりました。でもこの映画を見てはじめて知ったことはそれ以上に象の頭のよさというか、器用さに感心。


象同士はいつも共振しているということに興味を覚えました。人間って言葉という文明を持っていますが、その言葉の難しさによりコミュニケーションがうまくいかないことも多い。でも動物は言葉は持っていないけれども、ちゃんと心を通わせている。不思議なものです。

日本の動物プロダクションのシーンでは様々な動物が出てきます。こういうところが日本でもまだ用意できるというのには驚きです。っていうか、私最近土の上を歩いていないことにふと気づいて、なんかすごくうらやましく感じました。

柳楽優弥はやっぱりすごいですね。決して語りがうまいわけではないのですが、象さんショーのあのマイクパフォーマンスには魅せられました。何か人をひきつける魅力があるのは確か。

音楽が坂本龍一ということで注目していたのですが、決して音楽が目立つわけではなく音楽と映象がマッチして盛り上げていく。なぜかそれがとても嬉しく思えた。

ラストの屋根の上で明かされる象使いになりたかった理由。母親にしっかりとその思いが伝わった事がとても喜ばしいことに思えて、涙。

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2005/07/09

映画「逆境ナイン」

コメディでしっかりと笑わしてくれた。でも前半の勢いに比べて後半は息切れ感が否めません。逆境に逆境に耐えられるかがひとつの勝負どころかもしれません。

#っていうか個人的に逆境疲れ(笑)した。


人生を語るほど経験をつんでいるわけではありませんが、やっぱりいろいろとありますわな。人それぞれそれなりの苦労があるわけで一筋縄ではいかないわけです。そんな逆境にもめげない根性見習うところはあるかもしれません。

#まぁ無理なものは無理ですが(^^;

ただコメディ映画ですから突っ込みは入れませんが、逆境を乗り切ったというか逆境が逃げていったような乗り切り方にはちょっと興ざめでしたが。

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映画「マラソン」

私は独身で子供も居ないし、母親の気持ちというのは正直判らないところなのですが、それでも感動した。純粋にこのようなテーマを扱って映画として提供したことに拍手を送りたい。


自閉症という障害について今回の映画で初めて知ったところが多いです。映画中では子供自身にも障害があり、また母親のせいだという攻められているシーンなどもある。確かに過保護な親や子離れできない親というのも居る。でも子供にも障害があるのもまた事実。手放しにすることはできないそのもどかしさや難しさが伝わってきました。

そしてやっぱりフルマラソンに向かって走り出していくシーン。堪らなかった。すごい名シーンだと思います。

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映画「ライディング・ジャイアンツ」

スポーツ音痴でもすごくすごく楽しめた。実際にはまったくやったことがないサーフィン。すごく面白そうですが、すごく怖いスポーツでもあると思ったのです。

とにかくこういうドキュメンタリータッチの映画はその映像の迫力に見せられてしまうのですが、この映画もその点では素晴らしいものでした。古い映像も多々あるために、映画全体が不思議な映像タッチで描かれているのも面白かったです。

映画構成は結構適当で過去から現代に向かっているのかと思いきや一部では輻輳している点などありましたが、それはさておきサーフィンの発展の歴史が見られました。

実際にやったことがないので、実感がわかないのがあの波に飲まれた時ってどんなことになってしまっているんでしょうね。その辺がすごく興味がわきました。

#自分でやってみようとは思いませんが(^^;。

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映画「宇宙戦争」

宇宙人については予想以上に怖かった。不気味だった。そして迫力満点の戦争シーンに目が釘付けでした。

冒頭の宇宙人襲来はすごかった。地面から現れたかと思いきやものすごい攻撃を開始! 有無を言わさずに恐怖のどん底に突き落とされました。でもその攻撃から必死で逃げるトムもまたすごいと思ったのは私だけでしょうか。

正直私はストーリーはよくわからなかったのですが、これはH.G.ウェルズの原作を読めばもっと楽しめたのでしょうか。冒頭の家族構成などが今ひとつわからなかったので、映画中の家族の絆的なところがぴんと来ませんでした。これはちょっと変な前知識は入れないようにして映画を見るようにしているのが災いしました。

びっくりしたのはあの列車が通るシーン。火の海に包まれて爆走していく列車はすごい不気味でした。すごい! 何がどうなったら火の列車が走るのか!? その後普通に踏み切りをわたっていく人々もまた印象的でした。

#ふつーの状況ではないとはいえ、
#もっと騒ぐだろうっておもうのは私だけ(^^;

またスピルバーグが宇宙人を悪く描いているというところが話題の本作品ですが、完全に悪いという描き方をしていないところがまたスピルバーグらしいなって思いました。あの地下で自転車にいたずらしているシーンなど個人的には印象的。

時間があったら、原作も読んでみようかな。
ちょっと映画だけでは物足りない。

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2005/06/25

映画「ダニー・ザ・ドッグ」

自分でも驚くくらい、心が揺さぶられる。素朴な音楽に素朴な演技。心に染み入るひとつの物語だと思うのです。

主人公ダニーを演じるのはHEROにて世界をつかんだジェット・リー。今回はアクションに加えて演技でも見せてくれます。もちろん首輪をはずされたダニーは「戦う犬」としてその真価を発揮。一気に攻め立てるアクションには驚き。そして一瞬も目が離せません。

アクションはカッコいいとかじゃありません。とにかく本物っぽい。とにかく痛そう。絶対にまねしたくないアクションでした。

#したくてもできませんが(^^;

さらに盲目のピアニストには本年度アカデミー賞助演男優賞受賞のモーガン・フリーマン。最近この人の出演映画何本見たのか判らないくらいたくさん見ています。でもそれぞれに違う役どころに映画にしっかりと守り立てている。素晴らしい俳優です。

脚本のリュック・ベッソンの才能には本当に惚れ惚れします。なんでこんなに心をつかむ物語を作られるんでしょうか。これは世界の財産だと思うのは大げさではないと思います! Taxiとかもいいですけれど、やっぱりこういう映画を作ってもらいたいです(^^;。

スター・ウォーズに宇宙戦争。ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグの世紀の対決の裏でかなり目立たない可能性がありますが上質の映画であることは確かです。是非時間の許す方は劇場に足を運んでみてください。

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2005/06/23

映画「四日間の奇蹟」

純情です。純粋です。"はやり物"だと何といわれようと、こういう映画をみるとやっぱりいいなって思う。それって悪いことでしょうか?

私トレンディドラマって嫌いなんですね。ありえないような話を面白おかしくやって、変な夢を見てもしょうがないじゃないですか。夢を見るのならばやっぱりこういう夢を見たいです。

石田ゆり子はやっぱりいいですね。私的には高感度ぐぅんとアップです。過剰でもなくでもひしひしと伝わってくる演技にすごく感動しました。

吉岡秀隆はいい俳優さんなのは確かなのですが、どうしても駄目ですね。役柄というか偏見に近いものがあるとは思いつつも(^^;、あの意思のなさそうな目が駄目ですm(_ _)m。

本流とは違うのでしょうが、最後の勤務医の奥さんが直ったところに思わずぐっと来てしまいました。いやなくても良いとは思いつつも、結構あのシーンでこの映画の印象が変わるくらいじ~んときてしまいました。

あまり見る気はなかったのですが、映画館で見られて良かったと思う一本でした。

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2005/06/19

映画「バットマン ビギンズ」

とにかく前半のバットマン誕生までのストーリーが面白い。

あまりヒーロー物ってその誕生って語られない。語れてもあまりその動機などについては語られないものだと思っていたのですが、バットマンの誕生までの物語が懇切丁寧に描かれているのに好感。

バットマンシリーズって正直どれを見てどれを見ていないのか自分でもわかっていないのですが、今までにはないテイストだったのではないかと個人的には思っています。後半のアクションシーンはやっぱりすごい。というか凄すぎてなんかよく判らなかったところもあるのですが(^^;、魅入ってしまいました。

また渡辺兼さんは本当にすばらしい俳優さんということを再認識。ハリウッド映画に出てちゃんとした役柄でしっかりと存在感をアピールできるのはさすが。顔がとにかくいいですよね。大型俳優の雰囲気かもし出してます。

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映画「ザ・リング2」

リングシリーズは大ファンだったりします。ホラー映画で唯一のファンのシリーズかもしれません。というか原作の鈴木光司の大ファンでもあります。

そのリングシリーズがアメリカで受け入れられて大ヒットをしたのはもちろん嬉しいし、その続編が作成されるのももちろん嬉しい。さらに監督が中田秀夫ともういうこととなし。

#違う話ですが「仄暗い水の底から」はDVDで見たときにはあまりの恐怖に途中で棄権しました(^^;

しかしオリジナルストーリーとはいえリング番外編ともいえるような内容に思えました。ストーリー云々というよりもリングシリーズにある魂みたいなものが感じられませんでした。

とにかく一つ言ってしまいたいのですが、初っ端から飛ばしすぎ。リングシリーズってやっぱり底知れぬ恐怖や不安を嫌というほど煽られて最後にずどん! と爆発させて・・・泣かされるんですよ。

今回初っ端にずんずんときて最後驚きがなかったので、なんか見終わってそれだけという印象でした。

中田秀夫監督は今後もハリウッドで映画を撮るようなので、今後もすごい映画をハリウッドで撮ってもらって日本のすごさをアピールしていってほしいです。すごく応援したい。

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2005/06/12

映画「戦国自衛隊1549」

今ひとつ。もうひとつ。つめがあまい。面白いことは面白い。それはネタが面白いだけで、映画の作りとしては及第点は???という感じです。なんか物足りなさを感じてしまいました。

今年は福井晴敏イヤーとして売り出されるくらい話題性は高い。それならばそれなりに楽しめるだろうと思っていたのですが、みていてあまり楽しさは感じられませんでした。

前作(原作?)は残念ながら見ていないのですが、自衛隊が戦国時代にタイムスリップするというアイディアはすごく面白く感じます。映画はそれにおんぶにだっこしているだけという印象が強かったです。

"歴史の修正力"をもってして、歴史のひずみを修正すること、歴史(ストーリー)の矛盾を直すほうにばかり気がとられてしまい、盛り上がりどころがなかったような。勝手な感想ですが、最後に実は!! ってな感じでうまくつじつま合わせるだけでよかった気もします。

それに"未来は希望"といいつつも、歴史が元通りになるっていうことは運命は定まっているっていうことじゃないのかしらん。なんか言っていることが全然響いてこないんです。。なんかお定まりのセリフをいっているだけの印象しか受けられませんでした。

#決めのセリフなのでしょうが、仮に心に響いたといてもあそこまで連発されたら引きますわ(笑)

江戸時代の人があっさり(?)と現代になじんでいるところとかも???でした。戦国時代に戻って忠義を果たすところとかなんか描き方が中途半端。現代に馴染んだのならば、もっと現代に影響を受けた発言をもっと戦国時代でもして欲しかった。

う~ん、褒め辛い映画。

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2005/06/05

映画「ホステージ」

大満足。上質の映画を見た時のこの満足感がたまらなく好きです。

・初っ端のブルース・ウィルスの髪の毛もさもさ、髭もじゃもじゃはちょっと突っ込みを入れたくなりましたが(^^;、すぐに見慣れたブルース・ウィルスが登場。なぜか安心してしまいました。

・この映画中にブルース・ウィルスの実娘が出ているのですが、あそこまで両親に似ているというか、特徴ありすぎ。顔の輪郭がブルース・ウィルスで目はデミ・ムーア似でしたね。。登場した瞬間ぴんと来ました(^^;。目立ちすぎです。


・若者3人は好演だったとおもいます。しっかりと悪い物を演じていたのが好印象。最後の顔面血みどろで迫ってくるシーンはトラウマになりそうなくらい印象強かったです。

・肝心の交渉も緊迫感あふれるものでした。目の前の人質事件と自分の家族の人質事件。見ている観客としてはどっちもしっているので、どううまく難所を切り抜けるんだと手に汗を握るところではないでしょうか。

・ああいう悪いやつらって言うのは何をしでかすかわからないのは日本でもアメリカでも一緒なのでしょうか。電車の中で酔っ払ってくだ巻いているおっちゃんがかわいく見えます。

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映画「最後の恋のはじめ方」

ラブコメディの名作がまた一つ増えたと思えるほどすらばしい作品でした。自分では欠点だと思っているところも、もしかしたらチャームポイントになっているのかもしれない。それだけでも勇気付けられる!(のは自分だけでしょうか(^^;)。

・物語の起承転結がはっきりとしていてとても素直に入り込めた気がします。ドジな出だしから恋のコンサルタントを受けて、恋のスタートを切っていくアルバート。そして平行して自分の恋をスタートさせるアレックス・ヒッチ。順調に物語が進んでいくかと思いきや一転恋愛コンサルタント業がばれて物語りはあらぬ方向へ。
 笑うところしっかりと笑わしてくれました。
 
・こういう映画を見ると恋愛ってああいうイベント毎とか考えるのがやっぱり楽しいものなのかなって思ってしまいますね。この映画みたいに順調に物事が進むのならばすごくハッピーなのですが。

・恋愛コンサルタントという発想はすごく面白かったですね。でも主人公がその仕事をあそこまで隠す必要がないとも思ってしまうのは私だけでしょうか。確かに軟派な目的だと思われるのは侵害なのでしょうが、説明をして理解は十分に得られるように思えます。

・ウィル・スミスは本当に才能のある人ですね。俳優としても一流なのでしょうが、あのダンス・レッスンのシーンやエンディングのダンスなどすごく見せられてしまいました。根っからのスターというのはああいう人をいうのかと思います(^^)。

・カップルでお勧めかもしれませんね。私はひとりで見ましたが(^^;。

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2005/06/04

映画「フォーガットン」

謎が謎を呼び、不可解な現象が身の回りで起こり続ける。でもなんか入り込めないというか、よくわからないんですよね。謎が。

※この映画はそれなりに面白かったです。
 より映画を楽しむために鑑賞後にこの記事を読んでいただく様お願いします。

初っ端から物語りは子供の"記録"が身の回りから消えていくという展開から始まります。一応説明もあり、それは納得のいく話なのですが、主人公の行動によりどんどんとつじつまの合わない点など。そうしてさらに"記録"が消されていく。謎が深まっていく。

結構興味を引かれつつも、なんか都合主義という感じが否めませんでした。

すみません、あの宇宙人(?)の実験の目的は一体なんだったのでしょうか。恐るべき陰謀も今ひとつ理由付けが足りなくなんか消化不良で終わってしまった気がします。しりたい病にかかった宇宙人ではないでしょうし、母親と子供の不思議な絆によって何をなそうとしていたのでしょうか。

秘密裏に実験を行っているんだとは思うんですが、なんか行動が目立ちすぎるんですよね。普通に車にはねられたり(^^;、コテージをぶっ壊したり。ちょっとやばそうになったら人間そらにぴゅーっはないだろうっていう感じです。

粗捜しをするまでもなく、そこでそうきちゃうのってなことが多すぎます。

テーマはよかったのしょうが、理由付けがもう少し欲しかったです。

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映画「電車男」

恥ずかしいんですが、感動してしまいました。なんかね不器用なんだけれど、かっこいいじゃないですか。がんばれって思わず応援したくなります。

#人の応援する余裕なんかありゃしないんですがね(^^;

私が見に行った回では意外なこと(?)に女性の方が非常に多かったのですが、この映画のファン層ってどこにあるんでしょうね。

アキバ系ってなファッションって実際どのようなものなのかわかりませんが、でもあの服装は確かにいそうな服装でしたね。あっさりとかっこいい系に変身してしまったのが少し残念なできばえでした。徐々に格好よくなっていってもよかったのかなと個人的には思いますが、原作もそういうのりだったのかな。

エルメスさんこと中谷美紀はやっぱり綺麗ですね。しかしながらもしああいう雰囲気の女性がいたら絶対にお近づきにはなれない雰囲気というかオーラをかもし出していましたね。

また2チャンネラーのキャラクター達は見事にやってくれましたね。個人的に興味深かったのはあの夫婦。全然予備知識がなかったので夫婦とわかった瞬間、なぜかどきっときてしまいました。なんかね、すごくありそうじゃないですか。っていうか実際あるんだろうなっておもうので、なんか怖かったです(^^;。

最初は和やかな雰囲気だった劇場も秋葉原での最後の告白シーンにはみんな見入っていましたね。普通だったらありえないような状況状態でのあの精一杯の告白は思わず力拳握ってました。

泣き笑いのあるいい映画でした。

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映画「彼女を信じないでください」

好きです。大好きです。このベターでベタベタなストーリー展開。すごくこそばゆい気持ちにさせてくれちゃいます。

とりあえず。キム・ハヌルめちゃくちゃかわいい! って完全に個人趣味もろだしですが(^^;。あの魅力に正直やられました。韓流っていうんですか、私は冬のソナタも見たことがないくらい流行には疎いのですが、今頃波に乗ってしまいそうです(^^;。

物語は指輪を返せ返さない、バックを取り返す返さないをさておきながら(^^;なぜか婚約者としていきなり居候しながら嘘を重ねていく。悪巧みがあってだまそうとしているわけでもないので、みていて面白かったです。完全に乗せられている家族と、一人もがく息子のやり取りに笑ってしまいました。

伏線の張り方も私はすごく好きです。「あぁなるほどねぇ」ってな具合にすごくわかりやすいです。好感の持てる作りでした。

韓国の文化には疎いのですが、なんかあの家族構成とかであの家族の中でのやりとりを見ているとなんかいいなって思うのは私だけでしょうか。

おばあちゃんもすごくかわいかったですね。日本の家庭にもあんなおばあちゃんがいればもっと楽しくなるんだろうなって、ちょっとおもいました。

私個人的にカン・ドンウォンがSMAPの中居(下の名前失念)にお父さん役のソン・ジェホが日本人俳優のあの人(完全に名前失念(^^;)に見えて仕方がなかったのですが、いかがでしょうか。

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2005/05/30

映画「ミリオンダラ・ベイビー」

正統派というか、なんか懐かしい感じのする映画でした。

不幸せな人生を送ってきた主人公マギー。ボクシングが好き。ボクシングしかないと夢を持ち続ける。そしてトレーニングをつんで勝ち続ける。

ボクシングシーンはうまく作られていて、肝になりつつも長すぎずスパッと勝ってくれているので、全体のストーリー展開がきびきびしたものに感じられました。人間主体のドラマになっているのかなと思います。

いい人が苦労を重ねながら、成功を重ねていく。家族は悪い人たちだけれど、家族だから愛している。そして頂点を極めようとするその瞬間に訪れる不幸。たまりませんでした。

しかし、あれだけ意地の悪そうな家族というのは少し笑えましたです。

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映画「美しい夜、残酷な朝」

ぢつわ、長谷川京子は中学の同級生だったりします(^^)。で、この映画も長谷川京子を見に行ったようなものなので、まったく前知識などない状態での鑑賞になりました。

見てからしったのですが、この映画ショートストーリー形式の映画だったんですね。しかもそれぞれ関連性のない物語・テーマだったため、一つ目のストーリーにいつ長谷川京子が出てくるのか疑問に思ってしまいました(^^;。

1話目の餃子の話は餃子の中身についてはすぐにぴんときてしまったため、楽しめるかどうかと不安にも思ったのですが想像以上の展開に恐怖というか嫌悪感が。

2話目のboxについてに長谷川京子登場。なにやら不思議で怪しげな状態からスタート。クリエイティブな仕事をしている人によく見られそうな不思議な行動の一環かと思いきやそうでもなさそう。ホラーというよりもちょっとミステリーチックなドラマになっています。

3話目のcut。おそらく映画館に足を運んでいる客層を見ると8割強が女性だったので、イ・ビョンホン目当てだったのでしょうか。最近韓国映画の興行が多いので、必然的に見る機会が多いのですが、やっぱりかっこいいですよね。


全体的に面白かった。一つ一つの時間が短いために背景がない分だけ、すっきりと見せたい部分が見られた気がします。

※長谷川京子とは同級生ですが、現在はまったく交流ありませんのであしからず。

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2005/05/22

映画「ザ・インタープリター」

反戦映画としてのメッセージはよく伝わってくるのですが、いかんせん主軸の映画のストーリーがまったくわからなかったのは私だけでしょうか。

ニコール・キッドマン、ショーン・ペンのスター俳優が主演。否が応でも期待は高まりまるところです。

ニコール・キッドマンはやっぱり映画に花を添えますよね。なんであんなに綺麗なのでしょうか。スクリーンに出ているだけで魅入ってしまいます。

またショーン・ペンはあの目がとにかく好きです。全てを目で語るというか、すごい目力ですよね。目が合ったら必ずそらしてしまいそうです(^^;。

で、映画のテーマは言葉による対話の重要性を描いている。国連の通訳として働くシルヴィアがその象徴だと思うのですが、彼女の人生背景やまた仮想国の状況背景などが少ないからでしょうか。なぜそういうことが訴えかけられているのかがまったくわかりませんでした。

いったい何の映画なのかぴんとこないというのが正直なところです。

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映画「クローサー」

話題性のある映画だとは思うのですが、いかんせんスターのための映画という感じがどうしても否めません。でもそれぞれに新境地というか、新鮮さが感じられて面白かったです。

主演はジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライブ・オーウェンの4人。

クライブ・オーウェン演じるエッチな医者というのがすごく面白かったです。というかちょと引き気味でしたけれど。医者も人間だとは思いますが、正直変質者の要素盛りだくさんですよね、あの医者。絶対にかかりたくない様なことを考えてました(^^;。

またナタリー・ポートマンはストリッパーとして活躍。良くも悪くもレオンのイメージがありますので、今回はの映画はやっぱりチャレンジだったのでしょうか。すごく面白かったのですが、でも正直他の俳優たちに比べて若いせいか負けている気もしました。それにやっぱり子供っぽい無邪気な姿のほうが似合っていると思うのは私だけでしょうか。

人間の愛憎劇は面白いですね。なんか見ているこっちまで告白したくしてすっきりしたくなりますよ(^^;。すっきりするのかわかりませんが(^^;。

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映画「炎のメモリアル」

泣きました。泣き続けましたよ。幸せな時、辛い時。こんなに泣いた映画は初めてです。

消防士物といえばバックドラフトなどを思い出しますが、この映画は純粋に消防士の人生を描いたヒューマンドラマ。危険と隣り合わせの仕事を持つ人の誰しもが抱える問題を描いている。ありきたりかもしれないけれど、重いテーマかもしれません。

物語は倉庫外でおきた大火災。そこで消防士の一人が転落。自力での脱出は不可能に陥る。仲間はその救出に乗り出す。しかし火の手に阻まれ難航。極限ともいえる状況の中で思い出されていく消防士としてのエピソードの数々。

消防士に成り立ての頃のエピソード。そしてポンプ隊としての活躍。家族を得て仲間を失う過程でいつも問いかけられる。なぜ消防士なのか。人を救うとは。

ホアキン・フェニックスを予告編で見ているときには、行動で演じる感じかと勝手に思っていたのですが、すごく表情がいいんです。内面に抱えるものをうまく表現しているというか、なんかすごいんです。ぐっときました。

ジョン・トラボルタっってすでに50歳を超えているんでね。ハードアクションのイメージが強いので、あまり管理職の役ってイメージがわかなかったのですが、似合ってましたね。部下を叱咤激励する様も、バーで上段飲んでいる様も、相談に乗っている様もよかったです。もちろん最後の撤退を決断した時も。


いまこの感想をかくために映画を思い出しながら、やっぱり目頭が熱いんです。

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2005/05/17

映画「キングダム・オブ・ヘブン」

とてもとても丁寧にストーリーが進むのが私にはとても面白く感じました。しかしながら大作だからこそ期待される迫力のある戦闘シーンは全体的にみると少なく、物足りなくも感じてしまうのは否めません。

映画全体は2時間以上ともともと長尺ではあるのですが、ストーリーが丁寧に描かれている(悪く言えば遅々として進まない)すごく長く感じられました。また村の鍛冶屋から順調に出世していくのですが、あんな順調に出世するやつがいるもんかとひねくれた(^^;感想もあります。

主人公のオーランド・ブルームもすごくよかったです。ロード・オブ・ザ・リングなどでも最近の映画はすべて見ていますが、この映画では主役です。そして大作に埋もれることなく立派に主役を張ったといえるのではないでしょうか。ファンになりました。

戦闘シーンはやはり見所のひとつといえますね。巨石が城壁を攻撃しているシーンなどは今までにないくらい迫力がありましたね。ブラッド・ピット主演のトロイがスピードの戦闘シーンならこの映画では力の戦闘シーンという感じを受けました。

もう一度映画館の大スクリーンで見たい映画です。

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2005/05/08

映画「交渉人 真下正義」

この映画の主役は無人で走り回る電車「クモE4-600」でしょか。地下鉄路線内に唐突に現れて電車を襲うさまには息を呑んで見守ってしまいました。

踊るシリーズは正直特段のファンというわけではありませんが、やはり面白いので大好きです。ツボを押さえたネタにいつも楽しませてもらっています。

当たり所はやはり寺島進演じる地上班担当木島丈一郎と石井正則演じるTTRの矢野君一でしょうか。寺島進はもっとオトボケキャラで終始するのかと思っていたら最後にちゃんと活躍の場を見せてくれましたね。広報担当で登場したときにはどんなことなるのかと思っていたら、情報提供やらネタ振りなどいい仕事してくれました>石井正則

交渉人のユースケ・サンタマリアですが交渉の妙はかもし出しているも、正直交渉中の微妙なニュアンスが私にはわかりませんでした。犯人がボイスチェンジャーで声を変えているのが理由かもしれません。なぜ爆弾を積んでいないと判断したのか。その微妙なニュアンスが伝わってこないんです。交渉というよりも謎解きに終始しているように感じていました。正直期待していた部分が少し外れ気味だったのが残念です。

犯人が最後に急に苛立ちましたがあれはなぜだったんでしょうか。唐突に感じたのでちょっと不思議に思いました。なんかDVDでスペシャル編集されてもうすこし部分がアップされてくるかもしれないなどといまから期待しちゃってます。

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映画「ブレイド3」

アクションに次ぐアクション。アクションを見たい人には超お勧め。アクション好きにはたまらないアクション映画。

とにかくアクションはすばらしいです。というかアクションを見なければこの映画は何も残らないかもしれません。アクションのために話が展開してアクションが終われば次のアクションのために展開する。

ヴァンパイアをとした後に灰となるところは気持ちいいくらいにすぱーっと消えてくれます。派手に散るとはこういうことを言うのだとしみじみ。

サブ主人公のハンニバル・キングが敵に捕らわれて女ボスにいたぶられるシーンがあらわしているように映画全般にちょっとネタが入っています。私的にはOK。ああいうジョークは好きです。

ヴァンパイアの始祖ドラキュラは強いんですが、なんかやることが雑魚キャラチック。もっと大仰に構えて「いざ戦い」という感じが欲しかった。なんか普通の強キャラに落としていた気がして・・・。

見所のアクションシーンの出来は秀逸ですので、すかっとしたい気分の時にお勧めかもしれません。

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2005/05/04

映画「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」

・大好きです。このノスタルジーを感じさせる雰囲気。世界観。物語。

・予告編で見たときからすごく魅かれていましたその期待を裏切らない映画でした。第一印象はやはりその映像から受ける昔懐かしい雰囲気を持った映画だなということでした。古いのではなく新しく「いい感じ」を作っているような感覚でした。

・衣装も旧時代のドレスっぽいものがよりその雰囲気作りを手助けしている。個人的はあのヒロインのエミリー・ブラウニングが着ていたメイドっぽいコスプレちっくな感じは大好きです(*^-^*)。

・実際の物語もとても面白い。ジム・キャリー演じるオラフ伯爵の間の手を3人の知恵をあわせて乗り切っていく展開がとても面白い。不幸せな物語というよりも3人の知恵と勇気を振り絞って問題解決を図ってというほうが正解かもしれません。

・物語の舞台がころっと変わっていくので他の映画のように途中で飽きることもない。まぁそのシーンがつまらないという事はあるかもしれませんが。ひとつの映画で何本も見ているようでお得感が個人的にはあります。

・赤ん坊の噛む力はあまり役立っていなかったような(^^;。今回の展開上は仕方がなかったのでしょうか。次回作があったとしたらいつかは大活躍の場を設けて欲しいですね(^^)。しかし立って歩いているのに赤ちゃんと呼んでいるのに少し違和感がありましたが、どれくらいまでを赤ちゃんと呼ぶんでしょうね。

・ジム・キャリーが出ているので爆笑シーンを期待する向きもあるかもしれません。しかしそういうのは少ないかもしれませんね。でも映画に花を添えているし、単に悪いやつというよりも愛嬌のある悪者を演じているのはさすがだと思いましたが。

・決して古いものを懐かしむだけではない。昔からあるいいものを取り出してしっかりとつなぎとめた映画だと思うのです。

・エンディングの両親からの手紙を読み上げている姿にはすこしほろりと。

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2005/04/30

映画「ハイドアンドシーク」

この映画を見終わった時「午前2時5分でした」(マジ!)。映画館の趣向なのでしょうか。映画を見るまではその時刻の意味を知らなかったので、鑑賞中にその終了時刻のことに気づいて映画の終了がちょっとイヤでした(^^;。

(※以下ネタばれに近いものがあります。)

ダコタ・ファニングアイ・アム・サムマイ・ボディーガードなどで私にはすっかりなじみのある子役俳優だったりします。本作では謎の父親と謎のチャーリーとの橋渡し役を務めていますが、やはりその演技力には脱帽です。騒ぐわけでもなく何を訴えるわけでもない。父親とチャーリーとの狭間に挟まれて身動きの取れない子供役を見事に演じきっています。

そしてその父親役であるロバード・デ・ニーロもやはりすばらしい演技を見せ付けてくれました。この二人の出演があったからこそ正直この映画がこれほど面白いものになっているんじゃないかといいたくなってしまいます。

あの暗闇に浮かぶ扉が映るたびに、次は何が展開するのか。恐怖の反面期待でドキドキしてしまいました。かくれんぼがキーワードだからでしょうか。何かがある。そういろいろと想像をめぐらせてしまい、勝手に恐怖で頭がいっぱいになっていたのは私だけでしょうか。それくらい恐怖感を感じていました。

しかし見ている間は恐怖でいっぱいであまり気づかなかったのですが結構あいまいな部分があるんですよね。何でチャーリーは自分の犯罪を示唆するようなことを一所懸命に暴いているのか。また隣人の娘をなくしたという家族はいったい何があったのか。なんかあの家族のほうが心配なのですが(^^;。

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2005/04/24

映画「甘い人生」

何がうれしくて、ここまで貶める! と思わず叫びたくなるようなシーンの連続でした。

やり手のマネージャー。冒頭のトラブル解決にいきなりびっくり。スピード感あふれるアクションにこの映画の展開に期待が膨らみました。

そしてほんの些細なことから、ボスの信頼を失い次々と災いが。話の展開がリアルっぽいのがとても面白かったです。そう些細な行き違いから大きなトラブルに発展するのってよくありますよね。

拷問シーンから生き埋めにされるところは思わずやめてくれって思っちゃいました。そこまでやらんでもいいじゃんって(^^;。とにかくアクションシーンがスピード感があり迫力があったのが印象的でした。

甘いトレンディドラマタッチの韓国映画もいいですが、仁義なき戦いじゃありませんがハードタッチの映画もすばらしいものがありました。

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映画「Shall We Dance?」

なんかドキドキしてしまいました。やっぱりなんだかんだ言っても平凡な日々を送るのが一番幸せ。しかし平凡な毎日には飽き飽きしている。だから小さな夢でも持つことにとてもドキドキするのではないかと思うのです。

リチャード・ギアは誰がなんと言おうとかっこいいですね。なんであんなに格好よいのでしょうか。顔立ちだけではなく人としても立派なのではないかと思う。だから安心してみていられるのでしょうか。見習いたいものです。

ダンスシーンもやっぱりあのリチャード・ギアがやればとにかく格好いい。サマになりすぎです。練習シーンも面白いし、ダンスシーンでは引き込まれてしまいました。ダンスのことはわかりませんが、いいものはやっぱりいいとわかります。


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映画「阿修羅上の瞳」

市川染五郎がとにかくすばらしい。そしてこの映画とても面白い! 本物のエンターテイメント性のある映画だと思うのです。

必要なところのみをCGで描く。本物で作れるものは本物でつくり役者が演じやすくする。その取り組みが見事に成功していると思いました。中途半端にCGに凝って役者が弄ばれることが多く感じているので、本作では役者中心でそれを援護するためにCGを使っているように思えました。大江戸が火に沈んでいくシーンなどは見ものでした。

そしてその役者たちがまた見せてくれています。私は今回は市川染五郎にすっかりと魅せられてしまいました。とにかく彼が出てくるだけで次は何をやってくれるんだと期待せずにはいられませんでした。

宮沢りえもワイヤーアクションへの挑戦などでも大活躍。歌舞いていましたね。ちょっと阿修羅となったとの出番が少なかったのが残念ですが、阿修羅に投影されている顔がでかかった(^^;ので良しとしましょうか。

すばらしい映画でした。

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2005/04/17

映画「真夜中の弥次さん喜多さん」

宮藤官九郎よ、ごめんよ、つぼにまったくはまらなかったよ。

細かいギャグがちりばめれているのはいいのですが、話が飛躍しすぎというかまったく何なのかわからない状態で全てが終わってしまった印象です。面白いとは思ったのですが、いかんせん小ネタを2時間は辛いです(^^;。

森の中のBARにはすこしいって見たいかなって思いましたが。いやあんな雰囲気のBARなら一生眠りこけてもいいかなって、少し思ったもので。

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映画「空を飛ぶ夢」

なぜでしょうか。見終わった後なぜかすっきりと爽快な気分にもなりました。何が正しいのか結論はわかりませんが、しっかりと語るべきものを伝えている。そんな映画だと思ったのです。

冒頭のなぜ僕は死ぬのか。なぜ生きるのかを語る主人公に一気に引き込まれてしまいました。その後も尊厳死についての主人公の意志とそれに対する周囲の理解の違いに、なぜか両方の意見に思わずうなずいてしまいました。どちらも正しのでしょうか。

主人公が立ち上がって空へ飛び立つシーンには思わずぞくっとくるものがありました。想像力の強さや素晴しさでしょうか。

****

隣に座っていた女性は冒頭のシーンから最後まで泣きっぱなしでした。
私は家族との別れのシーンでアウトでした。

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映画「フライト・オブ・フェニックス」

砂漠のど真ん中に飛行機が不時着したら。。。想像すらできない境地に立たされて人は奮い立てるものなのでしょうか。

最初は飛行機を作り出すという発想に首をひねっていましたが、それ以上に人間ドラマに魅かれていきました。飛行機を作り出すのはあくまでドラマの盛り立て役でやはりそこに潜むのは人間関係の難しさでしょうか。意外と簡単に飛行機作りに取り掛かってしまいましたが(^^;、飛行機作りにまで一悶着も二悶着もあって、それを乗り越えて一致団結して脱出という展開も個人的には捨て難いなと思いますが(^^)。

暑苦しい砂漠を感じつつ、風が吹くと砂を感じつつ、絶対に砂漠にはいきたくないなと考えてました(^^;。辛いのはイヤです。

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映画「コンスタンティン」

新ヒーロー誕生のうたい文句に期待して見に行ったら、なぜかホラー映画を見せられてびっくりした感じです。でも天使と悪魔の構図を元に描かれるその世界観がすごく新鮮でした。


すっかりマトリックスでスーパースターの座を獲得したキアヌ・リーブスですが今回はアンチ・ヒーロー役を演じています。以前のようなまったく違う役だとはいえやはり普通の人間ではないところがキアヌらしいといえばらしいのでしょうか。以前のような普通の人間系(^^;よりもやっぱりヒーローが似合う人間も珍しいのではないでしょうか。キアヌ・リーブスは大好きな俳優さんなんで、今後も期待をしたいです。

またパンフレットを読んでいたら、監督のインタビューでヒットすればシリーズ化も有得るありましたが、是非ともシリーズ化を果たして欲しい映画ですね。本作でコンスタンティン以外のキャラクターは結構死んでしまったり謎が明かされてしまいましたが(^^;、まだ非常に魅力的なキャラクターもいますので次にも活かしていって欲しいです。


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2005/03/28

映画「サイドウェイ」

ワインを通じて人生を語る、豊穣な物語。見るときに気持ちが乗ったら忘れられない映画の一本になるかもしれません。

人生も下り坂にさしかかった中年二人組。一人は2年前に離婚。そしてもう一人は来週結婚をする。そして独身生活最後の1週間を二人で自由を満喫する旅をすることに。そしてワインを通じての仲間との語りが中心になっていきます。

あまりワインは好きではないので、あまりうんちくを言われても解らないだろうなと思っていたのですが、ワインの知識よりもワインを通じて語られる物語がとても面白かったです。

一つ一つのエピソードは地味(^^;ですが、それらが積み重なってできる物語はとても豊かなものでした。エンディングもちょっとジーンときて、いい気持ちになってしまいましたね。

とてもイイ映画の一本です。

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映画「アビエイター」

映画産業と航空産業。その二つの分野でトップをつかんだ男の夢物語。ビジネス戦争有り、恋愛有りと盛り沢山の3時間。

話題作なのでやはり期待をしていたのですが、その予想以上に面白く感じました。初っ端の航空映画の大空のスタントシーン。凄く感動しました。今だったらCGでやる所なのでしょうが、昔は本当に飛行機を飛ばしていたんだろうなと思うと思わず興奮してきてしまいました。

またヒロインのキャサリン・ヘップバーンを見ていてこのゴージャス映画にちょっと物足りないのではないかと危惧していたのですが、それは杞憂だったようです。華を添えるだけならばもっといい人がいるのだろうと思いますが、しっかりと映画を盛り立ててくれている。素晴らしい女優です。

初っ端の成功への道のりから、強迫神経症を起こしたときの落ち込んでいるハワード・ヒューズ。そして裁判での復活をかけた論争など全てのシーンでしっかりと役割を果たしたレオナルド・ディカプリオはやっぱり凄いと思うのです。

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2005/03/21

映画「ブリジット・ジョーンズの日記」

見ていて一緒にああでもない。こうでもない。考えてしまい、失敗しては悔しがり。成功しては鼻高々。思わず共感して物語に引き込まれてしまう映画だと思うのです。

またレニー・ゼルウィガーのちょっと太めな体にあの困ったような、そしてちょっと勘違いな(?)自信のある笑顔に思わず引き込まれてしまう。

主人公ブリジット・ジョーンズに共感する人が多いんだろうと思います。どうしようもないドジでもなく、でも完璧にはなれない。狭間で揺れながら一生懸命幸せをつかみとろうと四苦八苦しながら、恋人達とのやりとりを進めていくのが、面白く感じました。

私のお気に入りはコート間違え事件。他にもいろいろと面白い所がありましたが、思わず笑ってしまったシーンでした。

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映画「ロング・エンゲージメント」

とても魅力のある物語だと思うのです。

戦争に奪われた恋人の生死を求めて、生きていることを求めて謎を一つずつ解き明かしていく課程が面白かった。話が唐突に飛んだりするので、一瞬でも気を抜くと訳がわからなくなってしまうので注意が必要。積み重ねて最後の結末へとたどり着くとき、なんか自分もひとつの物語を体験したような充実感が味わえます。

結構淡々とストーリーはすすみ、物語的に頓挫する所などはあるが、映画的に盛り上がり所がないこの映画。地味な印象もあるけれど、一つ一つ丁寧に作っていてとても良質の作品だと感じました。

一見の価値あるかと。

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2005/03/13

映画「ナショナル・トレジャー」

男の子なら一度は夢に見る宝探しを本当の物にする。夢を叶えてくれる素晴らしい映画だと思うのです。

楽しかったです。初っ端から北極の氷の中にある船から始まる物語。もうここからワクワクしないではいられない! テンポの良いストーリーにずいずいと引き込まれ完全に虜にされてしまいました。謎解きに四苦八苦する姿よりも次々と謎を解き明かしていく楽しみが溢れているのです。

また謎の一つ一つもアメリカの歴史に起因するような壮大な謎解きとなっているなんてもうたまりません! 

そしていい所で邪魔をしてくる敵グループもまたストーリーを絶妙に盛り上げてくれます。危機一髪逃れる主人公。絶体絶命に陥る主人公。つかず離れず邪魔をしてくるところが心憎いじゃありませんか。

これだけ楽しませてくれる映画も珍しいのではないでしょうか。凄く好きです。

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映画「あずみ2」

上戸彩はやっぱりかわいい。高島礼子凄すぎる。そんな印象の映画でした。

前作の「あずみ」はDVDで見て、初っ端の仲間との殺し合いに度肝を抜かれた物ですが、本作でもその試練を引き続き全うするために戦うあずみの姿がありました。上戸彩もかわいいだけではなく、強い顔立ちに凛々しさをそなえていたように感じられたのが印象的でした。とても良い女優です。

また正直な所時代背景や人間相関があまりよくわからなかったのですが、それでも十二分に楽しめました。裏では戦国の動乱があるのでしょうが、あずみ達中心に描いているからでしょうか。思惑に振り回されながらも戦争のない世界を目指すために戦う。それが首尾一貫感じられました。

高島礼子の演技はやっぱり凄いと思ったのですが、少々衣装がやりすぎ(^^;な気がしたのですがどうでしょうか。でもあれも有りだと思いますが(^^)

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2005/03/06

映画「ローレライ」

期待を裏切らない、すごくすごく熱い物語!

結構人間くさいドラマが好きだったりするので、こういう『男達の戦い』みたいなものは全般的にOKだったりします。決して世の中の潜水艦マニアのための映画ではありません。ドラマを見たい人のための映画だと思いました。

また潜水艦の全容は最初の停泊中に見られるくらいで、あとは狭い船内での人の行き交いが主な場面になります。そして機械だらけの船内に人の行き交いもままならない狭い船内での熱い人間ドラマに思わず見入ってしまうのです。

また紅一点パウラもいい所で出てきてくれて、全般に華を添えてくれていました。男達の、戦争という大きなうねりの中で翻弄されつつも戦う姿勢を見せるパウルに思わず応援をしたくなってしまいました。

そしてどこからともなく繰り返し聞こえてくるソナーの音と潜水艦から出る「ミシッ..ミシッ..」といった音響に思わず映画館にいることを忘れてしまうくらいでした。

いやぁ、興奮しました。

   
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映画「シャーク・テイル」

主役の魚のオスカーに眉毛をつけたのは失敗だったのではないかと思うのですが、如何でしょうか。擬人化された魚が中途半端に人間をしている所に、中途半端に魚の特質をくっつけた感じが否めません。


映像のすごさで言えば正直ファイディング・ニモに軍配をあげたいです。正直エンターテイメント性は人の好きずきですが、やっぱり私はファイディング・ニモのほうが好きだったりします。正直この映画でどこを楽しむべきなのか解りませんでした。

ウィル・スミスのラップはやっぱり面白いものがありました。でも魚がラップ? なんかどうしてよいのか(^^;。

純粋にキャラクター映画として見るべきなのでしょうか。

ドリームワークスの次のアニメーション映画に期待したいです。


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2005/02/20

映画「THE JUON/呪怨」

呪怨初体験です。昨今のJホラーなどの時流に乗った素晴らしく怖い作品でした。そろそろ出るぞと解っていながらビビってしまう。だから面白いんだと思うんです。

ハリウッド製のホラーはあまり見ません。見てもなぜか面白く感じないから。やっぱりあちらの方は恐怖よりも不快感だとかそういう要素ばかりでやっぱり「見たくない」と思ってしまうんですよね。それがやっぱり日本式のホラーだと何が出てくるんだとそちらを見ないわけにはいかない。そして予想外の展開にビビると。すごくイヤなんだけれど、ヤメられない・・・。

呪怨シリーズは初めてなのですが、途中に出てきたヨウコのような死に様はもともとシリーズ共通なのでしょうか。それともハリウッド版だから入れた要素なのでしょうか。やっぱりああいったものにはなぜか恐怖を覚えませんでした。これはやっぱり死もしくは日常生活の中の感覚の違いなんでしょうか(といっても、あまり難しいことはわかりませんが(^^;)

ちなみに私が本当に怖かったホラー映画はリングです。でもインパクトなどではこちらの方が強かったかな。夜車で帰るときに、バックミラーになにか写りやしないか結構本気で心配してましたから。


しかしお化け屋敷とか不思議ですよね。こちらからわざわざ怖がらせてもらうためにお金を払うんだから(^^;。

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2005/02/13

映画「サスペクト・ゼロ」

物語は唐突に始まって核心から迫る。そして一気にその不気味な世界に引きずり込まれました。

正直今でも何の映画だったのか解らなかったりするのですが、ともかくも不気味な映画だったという印象です。円に斜線の入ったシンボルが殺人現場におかれている。まぁそれだけなら連続殺人鬼など考えがちですが、しかし展開は「イカロス計画」についての話にすりかわっていってしまうところに変なちょっと変な感じでしたが。

この映画はなんとなくですが、その不気味な世界観に浸ってしまっって後は何も考えずにその印象だけを残すべき映画なのかもしれません。なんか変な感じですが。

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映画「ボーン・スプレマシー」

ただのアクション映画で終わって欲しくなかったのに、私としては残念に思える内容でした。

私の映画ベスト3は「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」です。そしてマット・デイモンとベン・アフレックの二人が出る映画は必ず見るようにしています。前作のボーン・アイデンティティーは大好きな作品でした。知らない間に陰謀に巻き込まれてしまう展開の映画はたくさんありますが、元CIAの諜報員。任務の失敗。そして記憶喪失という設定にドキドキさせられてしまいました

本作では記憶こそ元通りではないものの幸せな日々を送っている所に、送り込まれてくる暗殺者。そして動き出した陰謀。設定やまたストーリー上でも盛り上がり所はあるのにどうしても乗り切れませんでした。なんか普通のアクション映画としてしか見られませんでした。面白いです。でももっと特別な物が欲しいんです。

ジェイソン・ボーンがCIAや警察を巧く誘いながら、また時には追いつめながら、そして自分の記憶と戦いながら核心に迫っていく所はさすがだなと思いましたが。

そして、やっぱりマット・デイモンは好きです。

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2005/02/06

映画「アレキサンダー」

良い意味でも悪い意味でも大作な映画だと思うのです。とにかく全てをちゃんと描いている。でもそれがどうしても長尺になってしまい、だれている所があったのが残念です。しかしながらその間に一瞬ハッと引き込まれるシーンがあり見所(ツボ)は押さえている映画です。

主演コリン・ファレルはずいぶんとメディアに取り上げられることが多いですね。人気俳優というよりもその人間性に話題が集中することが多いようにも感じられますが。本作ではあの濃い顔(失礼(^^;)に金髪!?と映画を見る前に少し不安を覚えていたのですが、それなりに見られましたね。私的にはOKでした。ただ青年期くらいかな、その時の前髪を下ろした金髪コリン・ファレルはちょっと面白かったですけれど。

また全体を通しては娯楽要素と史実に基づいたアレキサンダーをしっかりと描くという点で絶妙なバランス感覚で描かれていると感じました。物語の視点は後世の時点で、アンソニー・ホプキンス演じるアレキサンダーの友人だった人物の口述に乗っ取り展開するというのが功を奏しているのかもしれません。この視点により、客観的にストーリーは進めながらアレキサンダーを描ききったと。

3時間退屈はありませんでしたが、時間と心に余裕のあるときにご覧ください。

#やはり多少疲れはします(^^;


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2005/01/30

映画「RAY/レイ」

映画の中のレイ・チャーズルはいつも楽しそうに音楽や女性のとの関係や、そして薬漬けの日々を堪能している。そしてその裏では人の裏切りや盲目というハンディキャップからくる疎外感、孤独感をつよくつよく描いているのです。

成功した人の自伝となればどうしても苦悩から始まり人生の分岐点になった点をドラマティックに描き、そして成功への道を歩んでいくという展開が定番だと思うのですが、この映画では一切そういうことはありません。もちろん音楽での成功の道をあゆんでいるレイを描いてはいますが、あくまでもレイを中心にレイの視点で描かれているのみ。成功していると感じられるのは周りの人のレイへの接し方のみです。そこは事実を描ききるためのものだといえるのではないでしょうか。

また主演ジェイミー・フォックスの好演がささやかれていますが、そこは強くうなずく点です。似ているとかそういう次元ではありません。レイ・チャーズル自身になりきっているとしかいえないのです。そして盲目というハンディを持ちながらの"演技"というものが、どれだけ難しいかと思うと脱帽するかありません。


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映画「オペラ座の怪人」

凄い映画を観たという興奮でいっぱいです。何よりもワンシーン毎にとても惹き付けられて魅力が溢れ出ている。もちろん歌に踊りにと盛りだくさんなのは言うまでもありません。

私は土曜日の20時開演で観たのですが、満員の人に正直驚いてしまいました。ハウルでもこれほどまで混んでいた記憶はありません。それほど期待が高い映画だったのでしょうね。そしてさらに驚きだったのは正直これだけの人がいると映画中にざわめいて耳障りになることを覚悟していたのですが、それが一切ない。そうみんな完全に映画に惹き付けられて身じろぎすらしていないのですね!

何が素晴らしいのか。私は一つ一つシーンへのこだわりというか魅力につきると思うのですが、如何でしょうか。歌と踊りで魅せてくれてもこれほどまでずっと惹き付け続けるのは相当至難の業ではないでしょうか。それを2時間以上も続けるのだから、この「オペラ座の怪人」のすごさを改めて思うのです。

そしてこの映画は絶対に環境の整った映画館で観て欲しいですね。自宅で観るのも良いと思うのですが、やはり映画館の環境の整った所での鑑賞をおすすめします。私ももう一度映画館で見直しておこうと思います。

いやぁ心が震える。感動しました。やっぱりこんな凄い映画に出会えるから、いつも新しい映画が楽しみで仕方がないのです。


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2005/01/25

映画「レイクサイドマーダーケース」

ミステリーファンにはたまらない一本だと思うのです! 原作東野圭吾は結構好きな作家ですので期待半分映画はどうだろうなぁという気持ちでした。

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それがそれがなんととても面白かったのですわ、これが。期待して見て裏切られたことは数あれど、あまり期待しないで予想以上に面白かった時ってものすごく嬉しいのですね。

正直ストーリーについて書いてしまうと全てがネタばれになってしまう気がしてならないので感想のみでやめておきます。

ただ時節柄杉田かおるにどうしても目がいってしまうのですが、残念ながらこの映画の中ではかなり浮いているように感じたのは自分だけでしょうか。役者をやっている役者のような感じというか・・・どうも駄目でした。


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2005/01/23

映画「オーシャンズ12」

ハリウッドスター総出演っていうのはある意味卑怯すぎるけれど、でも面白すぎる映画でもあると思うのです。正直ここまでスターが出てくると出てくるだけでもストーリーめちゃくちゃになりそうなものだけれども、そこはちゃんとうまくやっていて、まとめ上げてくれています。

でもちょっと残念なのは前作では一人一人の役目があり、必要だからチームとしてまとまっている展開だったとおもいます。しかし本作では前作の続きから集められて問題解決にあたっていくという展開に。でも個々の特技云々というところが少なく、とりあえずキャラクターだけが描かれているような感じなのが少し残念に思うのです。もっと違う個性も発揮しつつ展開していくようなところがあれば続編の意味ももっと高まるのではないかと。

正直ブルース・ウィルスの出演シーンは反則かなぁという気がしないでもないですが、どうでしょうか?

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2005/01/20

映画「東京タワー」

江國香織の原作を思わず読みたくなるような映画でした。一つ一つのセリフがとても面白く、興味の引くものがたくさんあり、原作ではどんな感じなのか興味のわく所です。

人の空気に引かれるということだけあってか、映画を包み込む雰囲気も全体的にゆったりとしていていい感じでした。そこにお互いを求め合う切実さがひしひしと伝わってくる感じがまたよいのですわ。エレガント(?)な恋の展開の透と詩史の恋物語、ドロドロな耕二と喜美子の恋物語。二つの関係もピシピシと体に響いてくるのです。うん。

個人的に嬉しかったのは加藤ローサが出演していたこと。実は出ているのを知らなかったのでスクリーンに映ったときにはおったまげたのです(なぜ?)

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2005/01/16

映画「ネバーランド」

すごくすごく純粋なんだけれどもそれがまったく"くささ"を感じさせない、とてもよい映画だとおもうのです。ジョニー・ディップは大好きな俳優さんなのですが、やっぱりあの独特の濃さに魅力を感じていたのですが、本作品ではそうではなくとにかくさわやかというか"澄んでいる"んですよね。それでいてジョニーらしいのは大人なのに純粋に子供たちと遊んでいる姿が不思議とマッチする。とても面白い感じがしました。

またケイト・ウィンスレットもどうしてもタイタニックの時のイメージが頭にあったのですが、美人女優からしっかりと姿を変えて立派な女優になったなぁと思わずしみじみしてしまいました<何様だ(^^;>ぢぶん。4人の母親役を立派にやり遂げている!

そしてとても重要な役割を果たしているのがやはり子役たち。とても自然体で違和感もなく、そしてしっかりと話を盛り上げてくれている。子供だなと思わせつつもしっかりと大人への道を歩んでいることを言葉の端々から見せてくれる、とても頼もしい子供たちでした。

すごい良い映画(悪いところがないというのもまたすごい)だと思うのです!

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2005/01/03

映画「カンフーハッスル」

面白い---んだけれども展開がベタベタのギトギトでちょっと最後には飽き気味になちゃったかな。濃いキャラクターたちも全てが濃かったりすると、それはそれで慣れてしまうというか面白みにかけるというか。格闘シーンも新しい技が出てくるわけでもなく、なんかやっているなぁとしかわからないところも寂しい。

面白いんだけれども、ちょっと一歩足りない。ひと味工夫の欲しいところ。

--

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2004/12/30

映画「エイリアンVSプレデター」

思った以上に面白かったです。というか、こういった合わせ技的なものはそのキャラクターがとてつもなく好きだーっていうひとならばそれなりに楽しめるものかと。もしくは、ぜんぜん納得いかなくボロボロもの。で、エイリアンもプレデターもどちらも好きじゃない(というかあまり興味なし)自分としては期待はしていませんでした。

が、面白い。ストーリー的なところはエイリアンがなぜ地球に存在していたのか、プレデターがなぜ地球にやってくるのか説明される部分くらいでいい意味でアクションに徹しているため楽しめました。

これがエイリアン好きもしくはプレデター好きにはたまりませんってな映画であればここまで楽しむことはなかったかと。

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2004/12/28

映画「マイ・ボディガード」

救いがあるのならばそれは子供の素敵な笑顔---。前半のボディガードとの役割と子供の要求に戸惑いを見せながらも一生懸命に接するデンゼル・ワシントン演じるジョン・クリーシー。そして無邪気にそして楽しげに生きるダコタ・ファニング演じるピタ・ラモスがとても印象的でした。

平和的に進む前半に比べて後半は一変してアクション系の迫力ある映像に、戦慄のストーリー展開。一つの同じ映画だとは思えないくらい、ムードは変わります。

犯罪大国のそのどうしようもない犯罪の連鎖に憤りを感じ、守るべきものを守れない。その難しさともどかしさを感じずに入られません。

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2004/12/19

映画「ターミナル」

トム・ハンクス主演というわけで見に行く人がいるのではないでしょうか。私もその一人です。とにかく質が良いというか安心してみられる映画にきっと違いないのですから。

海外に行った場合にパスポートは命の次に大事な物。でもそのパスポートを発行している国が消滅してしまったら。主人公は飛行機のなかで国が消滅し、アメリカの空港で外に出ることも国へ帰ることもできなくなってしまう。そして空港での滞在が始まる。

とにかく場所が空港内のみと限られているにもかかわらず、そこに登場する人物の多彩さからでしょうか。全く退屈することのない2時間を過ごせました。一癖も二癖もある登場人物たちにおおらかにあたるトム・ハンクス扮するビクター。この関係の良さが安心してみられる要因になっていることは間違いありません。

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映画「僕の彼女を紹介します」

面白かったのですが、盛り上がりどころがつかめませんでした。

結構展開が早く1時間ほどで最高潮に達してしまいました(^^:。ストーリーも僕が死んだ後の話が長くかつ山場が何度も何度もきて気持ちよく終わって欲しいと何度も願わずにはいられませんでした。で、実際に終わった後にはやっとおわったのかという変な気持ちになってしまいました。

おもしろいんだけれどなぁ。