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2007/03/04

パヒューム

魅惑。香りで世界を認知する不思議な人間。普段忘れがちな感覚を呼び起こされるようだった。

§

冒頭は主人公に読み上げられる罪状から始まる。何が行われているのかは不明。だが、主人公の死を望む観衆のボルテージは絶好調。

次はパリの魚市場。雑然とした魚の山が生臭くも漂ってくるようだ。そこに産み落とされる赤子。これが主人公になることは、産声をあげる前に匂いで世界を捉えようとしている様から見て取れる。母親は赤子を死産と決め込み、産み落としたまま捨て置こうとしたが、産声により周囲に自分の存在を知らしめることで、主人公はこの世に所在を得る。

この主人公の特殊能力は異常なまでの嗅覚。言葉で世界を知るよりも匂いで世界を認知している様が、少年時代の行為から伝わってくる。映像により様々なものが映し出されるも、その香りを観客は思い出せるだろうか。

少年から青年へ。そのときに出会う女性の香りに引かれる主人公。言葉を持たない青年はその香りを言葉にすることなく、ただ無性に楽しんでいる。その様がまた想像を掻き立てる。

この映画を前編見ていて感じていたのは、いい香りというのはどういうものなのでしょうか。普段自分はあまり香りには興味がなかったのですが、いざ思い返してみると分かりませんでした。


香りに取り付かれた主人公。香りを閉じ込めたい。生き物の香りに魅了された主人公が、その香りを封じ込める秘儀を取得してしまう。そして連続殺人が展開される。猟奇的な展開になりつつあるのですが、その人間から搾り取られた香りにより調合された、香り。それがどのようなものなのだろうか。想像はより一層掻き立てられる。

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