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2007/01/22

それでもボクはやってない

おかしい話はいっぱいあるけれど、これもその一つのおかしい話なのでしょうか。

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痴漢という行為は良くないことです。それは当然のことだとしても、やはり痴漢という犯罪はあるんでしょうか。

そして日常生活で電車に乗る人間としては、この映画のようにいつ痴漢と間違われても不思議はない。間違いだといっても聞いてもらえない時、自分だったらどうしますか?


裁判のシーンはもう面白いの一言。下手にエンターテイメント性をだすよりも、この映画の一番言いたいところを次々に言い放つ。そしてその不思議な話に魅了され続ける。

言葉遣いなどは多少聞きなれぬものがあったとしても、物語の展開は裁判の展開に沿っているので、なんとなくは分かる。それで十分。

99.9%の有罪率というのはまた驚き。

どんなに本当だといって話していても、裁判所という場所では裁判という常識のみが通じるのでしょうか。いくらおかしいと思ってみても、"常識"の怖さかな。抜け出せないんでしょうか。

裁判所だけではなく、警察官や検察官、弁護士とそれぞれの立場の問題点もまたこの映画では描いている。中心はそれぞれの立場があって、被疑者や被害者の立場というのはカヤの外。個人よりも組織という印象でした。


§

最後に真犯人でも上がってくればすっきりと気持ちよくなったのかもしれません。しかし現実的にそんなことはないのでしょうか。その事実をまざまざと見せつけられた気がします。

最後の「裁判所は真実を明らかにする場所ではない。とりあえず無罪か有罪かを取り付ける場所だ」という主人公の言葉が頭に残ります。

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それでもボクはやってない オリジナル・サウンドトラック
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それでもボクはやってない (監督 周防正行)
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