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2007/01/14

愛の流刑地


男と女。愛とはという言葉を真正面から描いた作品。「愛しているのなら、殺して」というセリフがすごいっす。


主役は豊川悦司と寺島しのぶ。


豊川悦司は小説を掛けなくなった小説家という設定。この設定のおかげで、とにかく愛を語らうシーンが様になっている。また、かっこいいのだな、これが。

そして寺島しのぶは3児の母でありながら、憧れであった小説家の元に走る。少女時代に小説に影響を受けていたのが、災いだったのか。それとも元来、自殺願望があったのか。この辺がキーとなり物語は進行する。

とにかくこの二人の絡むシーンの多いこと。会話よりもベットシーンのほうが多いのではないかと思うくらい。ベットに向かう為に逢引しているかの如く突入していました。

脇役のキャラクターたちも主役たちに比べればかなり贔屓目に愛を語る。検事役の長谷川京子とその上司佐々木蔵之介の不倫。男女関係を扱う難しさを描いている点が面白い。

バーのママの恋もまた気になるところ。

何で殺したのか。殺意があったのか。ともかくもサスペンスの要素を含ませながら、主軸は男と女の愛の違い。その深さに焦点が当てられる。後半は法廷シーンが中心になるのですが、その中で主人公が叫ぶシーンが印象的。女性の夫の証言や母親の証言など様々な女性の顔を描き出している法廷。そして主人公はそのどれもが違うと叫ぶのですから。

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映像が幻想的なのがとても印象的。花火を映せば、主人公たちに添えるようにパッと映える。京都でのどこかの公園での待ち合わせでしょうか。大雨の中、大木の下で雨宿り。大木の幹から、滝のように流れる水がとても不思議。そして大雨なのに回りには日が差している。さらに霧まで立ち込めるとは。嘘っぽいなと感じながらも、その不可思議な世界に妖しく引き込まれました。

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ニュースでは女性限定入場の映画館も出たみたいですね。密やかに楽しむのでしょうか。入る前と後で、雰囲気を見比べてみたいと思うのは変でしょうか。

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