涙そうそう
沖縄の空気。それがこの映画の中心でとても大切なものに感じる。生きているのがとても大変なのかもしれない。でも、沖縄の空気が助けてくれている。
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泣かせる映画だとは思っていましたが、泣かせるために作られているわけじゃないように感じました。ただまっすぐに生きている兄妹の生き様と境遇。その中から沸き起こるうねりに見せられました。
主演は妻夫木聡に長澤まさみ。人気・実力ともに圧倒な二人。期待通りの活躍でした。
特に長澤まさみ。登場シーンはとても子供っぽく健康的な姿が印象的。とても明るく素直で元気な妹。それを温かく見守る兄という情景が繰り広げられる。そこに兄の恋人がふっと現れた時に見せる、戸惑い(?)の表情がたまりません。世界が広がる戸惑いとでもいうのでしょうか。
ワンシーンごとに成長していく姿も印象的です。高校入学時から成人式までの5年間の変化を見事に見せてくれました。でもふっと気づくと「大人になったんだ」と驚きもまた与えてくれました。
妻夫木聡演じる兄もまたいい人間ぶりでした。いい人だし、がんばっているし、努力している。時に人には裏切られたりして、苦労も耐えないけれど、誰かのために一生懸命になれる。すごいなって本心から思う。その中で印象的なのは恋人との別れのシーン。家や学歴の違いからギクシャクとなっている最中。女性曰く「好きならそんなの関係ない--」。でも妻夫木は「関係ないわけない」といって去ってしまう。やっぱり人間なんだとずどんと感じる瞬間でした。
カオルが兄の元を去っていくシーンが私は一番好きです。別れとも違うし、嫌いでもない。好きだけれども、袂を分つ。辛く寂しいけれども、次のために必要なステップなんだとしみじみ。
その後の展開はもうひたすらに涙。
いろいろと書きたいのですが、まったくまとまりません。気持ちが揺れ動いてます。
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パンフレットには劇中でも使われていた手紙が同封されています。文面は一緒なのですがワープロ打ちされたものというのが、少々寂しいかな。劇中では携帯電話も登場していたので今時の兄弟ならメールでやり取りもしていそうですが、この手紙のような思いの通じる小道具がまたいいですね。
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