« LIVE>月のご馳走Vol.20 | トップページ | 映画>アンジェラ »

2006/05/15

映画>明日の記憶

辛いけれど真っ向から病気に向かう姿に感動。

病気というのはなってみるまではその辛さというのは本当にはわからないのかもしれない。本作でも実際に会社勤めをしてバリバリと仕事をこなしている人が、日常生活の中で覚える違和感から始まる。年をとれば物忘れなど体の不調は増えてくる。しかしそれが病気だとはなかなか認めないのかもしれない。

印象的なのは病院にいっても、頭痛などの体の不調もそんなことでいちいち気にしていたら・・・という場面。健康だからこそそういうことは些細な事に思える。体の不調に耳を傾けない。精密検査の結果を突きつけられた時のなんともいえない衝撃。見ているだけでもつらかった。

主演は渡辺謙に樋口加南子が夫婦役として行う。

病気は夫婦でも分かち合うことができないけれど、助け合うことができる。どんどん病気が悪化していく夫。本人にしかわからない辛さもある。そしてそれを支える妻。それでも辛い気持ちもある。どうしようもない気持ちもある。危ういバランスがどこまでも続き目が離せない。

記憶が消えていく。自分が消えていく。進行のとめようもない病気に、ずっと付きまとう不安感。

何度となく涙があふれてきました。

ラストの夫婦が連れ添って歩くシーン。とてもいいシーンだと思う。あふれかえる緑の中、もう妻の顔もわからない夫。しかし、ただ二人でずっと歩いている。何も語らず。そんな空気をずっと見ていたいと思った。

§

明日の記憶
明日の記憶
荻原 浩

関連商品
誘拐ラプソディー
オロロ畑でつかまえて
あの日にドライブ
神様からひと言
夜のピクニック
by G-Tools
明日の記憶 オリジナル・サウンドトラック
明日の記憶 オリジナル・サウンドトラック
サントラ 宮本文昭

by G-Tools

|

« LIVE>月のご馳走Vol.20 | トップページ | 映画>アンジェラ »

映画」カテゴリの記事

コメント

きょうは、明日までニャンゴロで夫婦に進行するはずだった。
そしてニャンゴロで人が記憶すればよかった?
それでもニャンゴロはシーンっぽい病気する?

投稿: BlogPetのニャンゴロ | 2006/05/14 10:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11101/10056450

この記事へのトラックバック一覧です: 映画>明日の記憶:

» 明日の記憶/堤幸彦 [文学な?ブログ]
人が存在する理由、それは必要だと言ってくれる人がいるからだと思います。この映画は、若年性アルツハイマーに犯された佐伯雅行という人物(渡辺謙)が、妻(樋口可南子)に支えられながら、病気を受容して生きて行こうとする姿を描いた物語です。 広告代理店の第一線で働いていた最中、そこを退くことを余儀なくされた雅行。娘の結婚式では、そのことを正気な状態で味わうことができる幸せが伝わり、主人公らとともに思わず涙してしまいました。また、会社を去って行くとき、かつての仲間や取引先から惜しみない言葉を送られます。自... [続きを読む]

受信: 2006/06/09 01:44

« LIVE>月のご馳走Vol.20 | トップページ | 映画>アンジェラ »