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2006/03/06

映画>好きだ、

120分じゃ物足りない。もっと味わっていたい。すごくすごくいい雰囲気と味わいがあって、この時間をもっとたくさん欲しかった。

「好きだ」と直球の映画タイトルなのでもっとべたべたの恋愛映画なのかと思いきや、全体を通して台詞で語るよりも雰囲気で物語を展開していくのにちょっと驚いた。そしてこの不思議なほど長いようで短い間がたまらない。ぐいっとひきつける。そして離さない。この感覚がとても心地よかった。

そして長いカット割にしっかりと食いつかせる俳優たちの演技にもう拍手を送りたい。素晴らしい。じっと魅入ってしまう。

17歳のストーリーを演じるのは宮崎あおい&瑛太。学校生活よりも土手でいつもいる二人の姿と空の青さ。雲のない空の青さが印象的。そしてボツボツと語る二人。つまらない訳ではない。楽しいわけではない。でも毎日が過ぎていく。そんな風に毎日を過ごしていた時が確かにあったのだと思うと、その画面に魅入らずにはいられない。

34歳のストーリーを演じるのは永作博美&西島秀俊。17歳の時の空の広さに比べて、夜のシーンやスタジオの薄暗さが印象的。そしてアップのシーンが多い。広がる期待感よりも、迫りくる現実を突きつけられるような気持ちにさせられる。

そして17年が過ぎているにもかかわらず、物語は続いているようにすんなりと関係が始まる。17年は長いようで短いのか。

その間に入るのは主人公ユウの姉。17年前にユースケに会いに行く途中に事故にあい、そのまま眠り続けていたという女性。眠っているだけの女性なのに、表情がとても自然。その彼女をみていて決して不幸だとは感じなかったのはなぜでしょうか。

クライマックス。通り魔に刺されて死の淵に佇んでいるユースケが思い起こしたあのシーン。完全にやられましたよ。ぐっときましたよ。もうまいりましたよ。

本当にいい映画に出会えた。久しぶりに感じた喜び。

§

「好きだ、」17年前に忘れてきたもの~ユウのいた風景~
「好きだ、」17年前に忘れてきたもの~ユウのいた風景~
宮崎あおい

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