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2005/10/05

映画「セブンソード」

壮大な物語を壮大なスケールで描いた大作映画。しかし物語が大きすぎて扱え切れていなかった印象が強く、それが残念だ。

「HERO」「LOVERS」といえば中国映画で当たらし魅せ方と不思議なワイヤーアクションですっかりと人気の映画だが、この映画もその流れに組している。

この映画ではそのワイヤーアクションを適度に使いつつ本来の武術の魅せ方をしっかりと教習しているように思えた点がとてもよかった。バリバリワイヤーアクションで中を舞いまくるのもいいのだが、あれだとなんでもありでやっぱり何度も見ていると新鮮さも薄れてくる。

物語は王朝と反乱軍。そして王朝に組しながら私服を肥やす風火連城が反抗軍を攻め立てる。その反乱軍の味方として七剣が立ち上がるという舞台設定。もうたまらないくらい面白そうじゃありませんか。

その点を期待して見に行ったのですが、正直この映画の魅力がこの映画の最大の欠点になっている気がしてなりません。とにかく規模の大きな物語を持て余している。細かく描いているのでしょうが、いかんせん観客への魅せ方が下手というか肝心要が描かれていないような。

正直途中からすじを追うのはあきらめてしまいました。だからでしょうか、とにかく納得行かないのは村人たちが殺戮されてしまうことでしょうか。

裏切り者がいるのであぶり出しのために洞窟にこもっていたのに、裏切り者を見つける前に七剣が外に出てしまい、その間に裏切り者が村人を虐殺しちゃうって、おいおいって思うのは私だけでしょうか。

シーンもなんか意味不明なカットが多くて、今ひとつ気持ちが入らなかった。

個人的に許せなかったのは村人の馬たちを敵をひきつけるために、放牧してしまうシーン。動物との別れのシーンって感動すると思うのですが、この映画ではその馬たちが駆け抜けるシーンよりもただ待っている人間を写してしまうのです。

ここは可愛がっていた馬たちを辛いながらも追い放とうとする人間とその馬を写して欲しかった。広大な台地を一緒に駆け抜け、そして馬たちだけがその台地に戻っていくんです。それしかないのになぜにぼけぇと待っている人間を写すんだ!

所々で見られる中国大陸の雄大な景色が見られたのは良かったですが、私としてはそれだけの映画でした。残念。

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» 『セブンソード-七剣-』を鑑賞 10回目in劇場 [-武侠天下- 金庸,梁羽生的江湖]
以下には少々作品の内容について触れています 記念すべき10回目の鑑賞は劇場で観ました。もはや狂気の領域…。初回にも関わらず観客が多かったのが嬉しい。途中で泣いているおばちゃんもいた(笑) やっぱ劇場の大スクリーンで観ると迫力が全然違う!この作品を...... [続きを読む]

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